
合成関数の導関数
ゾウ先生まず内側のu=g(x)を決めてu′を求め、外側をuの関数として微分してからuをもとに戻すと順番を間違えないよ。
30秒でつかむ
- y=f(u)、u=g(x)のとき、合成関数の導関数はdy/dx=dy/du×du/dxで求める。
- この公式を使うと、(xʳ)′=rxʳ⁻¹がrが有理数のときも成り立つことが分かる。
- 逆関数の導関数は、もとの関数の導関数の逆数(新しいタブで開きます)dx/dy=1/(dy/dx)から求められる。
詳しく
公式
u=g(x)を内側、y=f(u)を外側として2段に組んだ関数y=f(g(x))を合成関数という。合成関数の導関数は、内側と外側をそれぞれ微分してかけ合わせる。
、つまりだ。xの増分に対するyの増分の比が、uを経由した2段の比の積になっていることに対応する。
この公式を使うと、商の導関数(新しいタブで開きます)で確かめたnが負の整数のときだけでなく、(xʳ)′=rxʳ⁻¹がrが有理数のときにも成り立つことが示せる。これで分数関数や無理関数(√xを含む関数)の導関数も求められるようになる。
例題
例題:y=(3x+2)⁴の導関数dy/dxを求めよ。
u=3x+2とおくと、y=u⁴。dy/du=4u³、du/dx=3なので、になる。
もう一つ:y=(x²+1)³の導関数は、u=x²+1とおくとdy/dx=3u²×2x=6x(x²+1)²。x=1での値は6×1×4=24になる。
なぜそうなるか
合成関数の公式は、逆関数の導関数を求めるときにも役に立つ。y=f(x)の逆関数x=f⁻¹(y)があるとき、xをyの関数として微分したdx/dyと、もとのdy/dxは逆数の関係になる。
例えば、y=√x(x≧0)はx=y²(y≧0)の逆関数だ。x=y²をyで微分するとdx/dy=2yなので、になる。
これは、xʳの導関数の公式でr=1/2としたときのと一致する。逆関数から求めても、指数の公式を直接使っても、同じ導関数が得られることが確かめられる。
確認問題
確認問題(解答用紙)
スマホやタブレットで読み取ると、この問題をその場で解けます。
https://manazoo.com/math/composite-function-derivative/?from=print#quiz
y=(3x+2)⁴の導関数dy/dxを合成関数の公式で求め、x=0でのdy/dxの値を求めよ。
答え:____________
正解:96
u=3x+2とおくとdy/dx=4u³×3=12(3x+2)³。x=0ではu=2なので、dy/dx=12×2³=96。y=√xの導関数dy/dxをx=y²の逆関数として求め、x=4でのdy/dxの値を求めよ。分数の形で、/(スラッシュ)を使って答えよう。
答え:____________
正解:1/4
dy/dx=1/(2√x)なので、x=4では1/(2×2)=1/4。(xʳ)′=rxʳ⁻¹がrが有理数のときも成り立つとすると、f(x)=の導関数f′(x)はどれか。
- ◯
- ◯
- ◯ 3x²
- ◯
正解:\((1/3)x^{-2/3}\)
r=1/3を(xʳ)′=rxʳ⁻¹に当てはめると、f′(x)=になる。y=(x²+1)³で、u=x²+1とおいたとき、x=1でのdy/dxの値はどれか。
- ◯ 6
- ◯ 12
- ◯ 24
- ◯ 48
正解:24
dy/dx=3u²×2x=6x(x²+1)²。x=1ではu=2なので、dy/dx=6×1×2²=24。
単元のポイント
- 合成関数の導関数 dy/dx=dy/du×du/dx(u=g(x)、y=f(u))
- 有理数の指数 (xʳ)′=rxʳ⁻¹はrが有理数でも成り立つ
- 逆関数の導関数 dx/dy=1/(dy/dx)(dy/dx≠0)