
関数の連続性
ゾウ先生連続かどうかを調べるときは、①f(a)が定義されているか、②極限値があるか、③その2つが一致するか、の3つを順にチェックしよう。
30秒でつかむ
- 関数f(x)がx=aで連続であるとは、f(a)が定義され、が存在し、が成り立つこと。
- 極限値(新しいタブで開きます)が存在してもf(a)と一致しなければ不連続。また、x→aでの極限値そのものが存在しない(値が飛ぶ)場合も不連続。
- 多項式関数はすべてのxで連続、分数関数は分母が0にならないxの範囲で連続、指数関数・対数関数は定義域内のすべての点で連続。
詳しく
公式
関数f(x)がx=aで連続であるとは、次の3つがすべて成り立つことをいう。①f(a)が定義されている。②が存在する。③その極限値がf(a)と一致する、つまり。
この3つのうち1つでも欠けると、x=aで不連続という。ある区間のすべての点で連続な関数を、その区間で連続な関数という。
多項式関数はすべての実数(新しいタブで開きます)で連続、分数関数は分母が0にならない範囲で連続である。また、指数関数・対数関数は、それぞれの定義域内のすべての値で連続であることが知られている。
例題
例題:(x≠2)、f(2)=5と定めるとき、f(x)はx=2で連続か。
x≠2のとき、なので、になる。
一方、f(2)=5と定めてあるので、極限値4とf(2)=5が一致しない。よって、f(x)はx=2で不連続である。もしf(2)を4と定めていれば連続になっていた。
なぜそうなるか
不連続には、上の例題のように極限値はあるのにf(a)とずれている場合のほかに、値そのものが途中で飛ぶ場合もある。f(x)=x(x<1)、f(x)=x+1(x≧1)という関数で確かめよう。
xを1より小さい値から1に近づけると、f(x)はxにそのまま近づくので1に近づく。ところがf(1)=1+1=2なので、xが1未満から近づくときの値1と、x=1での値2がずれてしまい、グラフがジャンプしている。この場合、x→1での極限値そのものが定まらない。
指数関数や対数関数がなぜ定義域内のすべての点で連続と言えるかは、コンピュータなどでグラフを細かく表示すると、グラフがどこでも途切れずにつながっていることから直観的に確かめられる。
確認問題
確認問題(解答用紙)
スマホやタブレットで読み取ると、この問題をその場で解けます。
https://manazoo.com/math/continuity-of-functions/?from=print#quiz
関数f(x)がx=aで連続であるための条件はどれか。
- ◯ 極限値が存在すればよい
- ◯ f(a)が定義されていればよい
- ◯ f(a)が定義され、極限値が存在し、両者が等しい
- ◯ f(a)が存在しなくてもよい
正解:f(a)が定義され、極限値が存在し、両者が等しい
f(a)が定義され、極限値(新しいタブで開きます)が存在し、その2つが一致する、という3つがすべて成り立つことが連続の条件。f(x)=(x²−4)/(x−2)(x≠2)、f(2)=5と定めるとき、x=2での連続性はどれか。
- ◯ 定義されていない
- ◯ 連続である
- ◯ 不連続である
- ◯ 判定できない
正解:不連続である
x→2での極限値は4だが、f(2)=5なので一致しない。よってx=2で不連続。f(x)=(x²−4)/(x−2)(x≠2)について、x→2での極限値を求めよ。
答え:____________
正解:4
x≠2のときf(x)=(x−2)(x+2)/(x−2)=x+2なので、極限値は2+2=4。指数関数y=2ˣの連続性について正しいものはどれか。
- ◯ x=0でのみ不連続
- ◯ 連続ではない
- ◯ 負の数でのみ不連続
- ◯ 定義域内のすべての点で連続
正解:定義域内のすべての点で連続
指数関数の定義域はすべての実数(新しいタブで開きます)で、そのすべての点で連続であることが知られている。
単元のポイント
- 連続 f(a)の値と、x→aでの極限値がともにあって一致すること
- 除去可能な不連続 極限値はあるがf(a)と一致しない、または定義されない不連続
- 跳躍不連続 値が一方からの近づきでジャンプして飛ぶ不連続