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軌跡(きせき)

ゾウ先生軌跡(きせき)の問題(もんだい)は、条件(じょうけん)を満(み)たす点(てん)を(x,y)とおく、が合言葉(あいことば)。

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  1. 軌跡(きせき)とは、ある条件(じょうけん)を満(み)たす点(てん)全体(ぜんたい)の集(あつ)まりで、求(もと)めた図形上(ずけいじょう)のどの点(てん)も条件(じょうけん)を満(み)たすことを確(たし)かめて初(はじ)めて軌跡(きせき)だと言(い)える。
  2. 2点(てん)から等(ひと)しい距離(きょり)にある点(てん)の軌跡(きせき)は、2点(てん)を結(むす)ぶ線分(せんぶん)の垂直二等分線(すいちょくにとうぶんせん)(新しいタブで開きます)になる。
  3. 2点(てん)からの距離(きょり)の比(ひ)が一定(いってい)(1でない)の点(てん)の軌跡(きせき)は、アポロニウスの円(えん)という円(えん)になる。

詳しく

公式(こうしき)

中学(ちゅうがく)では垂直二等分線(すいちょくにとうぶんせん)や角(かく)の二等分線(にとうぶんせん)を作図(さくず)で求(もと)め、数学(すうがく)Aでは角(かく)の二等分線(にとうぶんせん)と線分(せんぶん)の比(ひ)(新しいタブで開きます)の関係(かんけい)を学(まな)んだ。ここでは、条件(じょうけん)を満(み)たす点(てん)の集(あつ)まり(軌跡(きせき))を、座標(ざひょう)を使(つか)った式(しき)で求(もと)める。

軌跡(きせき)を求(もと)める基本(きほん)の手順(てじゅん)は、条件(じょうけん)を満(み)たす点(てん)を(x,y)とおき、条件(じょうけん)を式(しき)にして整理(せいり)することだ。

例(たと)えば、2点(てん)A(0,0)、B(6,0)から等(ひと)しい距離(きょり)にある点(てん)Pの軌跡(きせき)を考(かんが)える。P(x,y)としてPA=PBの両辺(りょうへん)を2乗(じょう)すると、x2+y2=(x−6)2+y2\mathbf{x^2+y^2=(x-6)^2+y^2}となり、整理(せいり)するとx=3\mathbf{x=3}、つまり線分(せんぶん)ABの垂直二等分線(すいちょくにとうぶんせん)になる。

ただし、式(しき)を整理(せいり)しただけでは不十分(ふじゅうぶん)で、求(もと)めた図形上(ずけいじょう)のすべての点(てん)が、もとの条件(じょうけん)を本当(ほんとう)に満(み)たすことまで確(たし)かめて初(はじ)めて軌跡(きせき)が求(もと)まったと言(い)える。

PA=PBの軌跡は垂直二等分線x=3Asatte Studio(Manazoo)/オリジナル(コードで作図)

例題(れいだい)

例題(れいだい):2点(てん)A(0,0)、B(6,0)から、PA:PB=1:2になる点(てん)Pの軌跡(きせき)を求(もと)めよ。

P(x,y)とすると、PB=2PAよりPB2=4PA2\mathbf{PB^2=4PA^2}。(x−6)2+y2=4(x2+y2)\mathbf{(x-6)^2+y^2=4(x^2+y^2)}を整理(せいり)すると(x+2)2+y2=16\mathbf{(x+2)^2+y^2=16}になる。

これは中心(ちゅうしん)(−2,0)、半径(はんけい)4の円(えん)で、アポロニウスの円(えん)と呼(よ)ばれる。実際(じっさい)に円上(えんじょう)の点(てん)(2,0)で確(たし)かめると、PA=2、PB=4で比(ひ)は1:2になっている。円上(えんじょう)の別(べつ)の点(てん)P(−2,4)でも同(おな)じように確(たし)かめられ、PA=2√5、PB=4√5で比(ひ)は1:2だ。

PA:PB=1:2の軌跡は中心(−2,0)・半径4の円Asatte Studio(Manazoo)/オリジナル(コードで作図)

なぜそうなるか

なぜ軌跡(きせき)が直線(ちょくせん)や円(えん)になるかは、条件(じょうけん)の式(しき)を整理(せいり)した結果(けっか)で決(き)まる。等距離(とうきょり)の条件(じょうけん)は2乗(じょう)の差(さ)を展開(てんかい)すると1次(じ)式(しき)が残(のこ)るので直線(ちょくせん)に、距離(きょり)の比(ひ)の条件(じょうけん)は展開(てんかい)すると(x−a)²+(y−b)²=r²の形(かたち)が残(のこ)るので円(えん)になる。

ただし、比(ひ)が1:1(等距離(とうきょり))のときだけは、アポロニウスの円(えん)が直線(ちょくせん)(垂直二等分線(すいちょくにとうぶんせん))になる特別(とくべつ)な場合(ばあい)だ。

確認問題

問題 1 / 42点(てん)A(0,0)、B(0,8)から等(ひと)しい距離(きょり)にある点(てん)の軌跡(きせき)はどれか。

確認問題(解答用紙)

この問題を端末で解くための QR コード

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https://manazoo.com/math/locus/?from=print#quiz

  1. 2点(てん)A(0,0)、B(0,8)から等(ひと)しい距離(きょり)にある点(てん)の軌跡(きせき)はどれか。

    • ◯ 直線(ちょくせん)x=4
    • ◯ 直線(ちょくせん)y=8
    • ◯ 直線(ちょくせん)y=4
    • ◯ 円(えん)x²+y²=16

    正解:直線y=4
    PA=PBの両辺(りょうへん)を2乗(じょう)して整理(せいり)すると、y²=(y−8)²よりy=4になる。これはABの垂直二等分線(すいちょくにとうぶんせん)(新しいタブで開きます)。

  2. 2点(てん)A(0,0)、B(9,0)から、PA:PB=1:2になる点(てん)Pの軌跡(きせき)の半径(はんけい)を求(もと)めよ。

    答え:____________

    正解:6
    4PA²=PB²を整理(せいり)すると(x+3)²+y²=36になり、中心(ちゅうしん)(−3,0)、半径(はんけい)6の円(えん)(アポロニウスの円(えん))になる。

  3. 直線(ちょくせん)x=3上(うえ)の点(てん)(3,10)は、2点(てん)A(0,0)、B(6,0)から等(ひと)しい距離(きょり)にあるか。

    • ◯ 等(ひと)しい(軌跡上(きせきじょう)にある)
    • ◯ 判断(はんだん)できない
    • ◯ PAの方(ほう)が長(なが)い
    • ◯ PBの方(ほう)が長(なが)い

    正解:等しい(軌跡上にある)
    PA=√(3²+10²)=√109、PB=√(3²+10²)=√109で等(ひと)しい。点(てん)(3,10)はx=3上(うえ)にあるので、軌跡上(きせきじょう)の点(てん)が条件(じょうけん)を満(み)たすことが確(たし)かめられる。

  4. 2点(てん)から等(ひと)しい距離(きょり)(比(ひ)1:1)の点(てん)の軌跡(きせき)はどんな図形(ずけい)か。

    • ◯ 2直線(ちょくせん)
    • ◯ 放物線(ほうぶつせん)
    • ◯ 円(えん)
    • ◯ 直線(ちょくせん)(垂直二等分線(すいちょくにとうぶんせん))

    正解:直線(垂直二等分線)
    距離(きょり)の比(ひ)が1:1のときは、アポロニウスの円(えん)が特別(とくべつ)な場合(ばあい)として直線(ちょくせん)(垂直二等分線(すいちょくにとうぶんせん))になる。

単元のポイント

  • 軌跡(きせき)の求(もと)め方(かた) 条件(じょうけん)を満(み)たす点(てん)を(x,y)とおき、式(しき)を整理(せいり)して図形(ずけい)を特定(とくてい)する
  • 垂直二等分線(すいちょくにとうぶんせん)の軌跡(きせき) 2点(てん)から等(ひと)しい距離(きょり)の点(てん)の集(あつ)まり
  • アポロニウスの円(えん) 2点(てん)からの距離(きょり)の比(ひ)が一定(いってい)(1でない)の点(てん)の集(あつ)まり
問題を解く
単元のポイント
  • 軌跡(きせき)の求(もと)め方(かた) 条件(じょうけん)を満(み)たす点(てん)を(x,y)とおき、式(しき)を整理(せいり)して図形(ずけい)を特定(とくてい)する
  • 垂直二等分線(すいちょくにとうぶんせん)の軌跡(きせき) 2点(てん)から等(ひと)しい距離(きょり)の点(てん)の集(あつ)まり
  • アポロニウスの円(えん) 2点(てん)からの距離(きょり)の比(ひ)が一定(いってい)(1でない)の点(てん)の集(あつ)まり