円の方程式
ゾウ先生円の方程式を見たら、まず中心と半径を探す癖をつけよう。
30秒でつかむ
- 中心(a,b)、半径rの円の方程式は(x−a)²+(y−b)²=r²になる。
- x²+y²+lx+my+n=0の形は、平方完成(新しいタブで開きます)すると中心と半径が分かる円の式になる。
- 円と直線の位置関係は、判別式(新しいタブで開きます)の符号か、中心から直線までの距離と半径の大小で調べられる。
詳しく
公式
中学では円の接線(新しいタブで開きます)や扇形(新しいタブで開きます)の弧の長さを学び、数学Aでは図形の性質として円を扱った。ここでは、円を座標平面上の方程式として表す。
円は、ある定点(中心)からの距離が一定(半径)である点の集まりだ。中心(a,b)、半径rの円上の点(x,y)は、距離の公式からを満たす。
この式を展開すると、x²+y²+lx+my+n=0の形になることがある。逆にこの形の式を見たら、x、yをそれぞれ平方完成すれば中心と半径が分かる。
円上の点(p,q)における接線は、中心と接点を結ぶ半径に垂直になるので、で表せる。例えば、中心(2,1)、半径5の円上の点の一つが(5,5)だ。中心からのΔx=3、Δy=4を使うとが成り立つ。
例題
例題:x²+y²−4x−2y−20=0はどんな円か。
xとyをそれぞれ平方完成すると、になり、中心(2,1)、半径5の円と分かる。
この円と直線3x+4y+15=0の位置関係を調べる。中心(2,1)から直線までの距離はで半径と等しいから、直線は円に接する。
接点は(−1,−3)。公式に当てはめるとを整理して3x+4y+15=0になり、一致することが確かめられる。
なぜそうなるか
円と直線の位置関係は、直線の式を円の式に代入してできる2次方程式の判別式の符号で調べる方法と、中心から直線までの距離dと半径rの大小を比べる方法の、2通りで確かめられる。D>0やd<rなら2点で交わり、D=0やd=rなら接し、D<0やd>rなら共有点がない。
接線が半径に垂直になる理由は、接点で少しでも円の中心側に傾くと、直線が円の内部に入って2点で交わってしまうからだ。1点だけで接するには、半径に垂直な向きしかない。
確認問題
確認問題(解答用紙)
スマホやタブレットで読み取ると、この問題をその場で解けます。
https://manazoo.com/math/equation-of-a-circle/?from=print#quiz
円(x+1)²+(y−3)²=49の半径を求めよ。
答え:____________
正解:7
右辺49は半径の2乗なので、半径は√49=7。円x²+y²−6x+4y−3=0の中心はどれか。
- ◯ (−3, 2)
- ◯ (3, −2)
- ◯ (3, 2)
- ◯ (6, −4)
正解:(3, −2)
xとyをそれぞれ平方完成(新しいタブで開きます)すると(x−3)²+(y+2)²=16になり、中心は(3,−2)。(−3,2)は符号を取り違えた間違い、(3,2)はyの符号を忘れた間違い、(6,−4)はxとyの係数をそのまま中心としてしまった間違い。円x²+y²=9と直線x+y−10=0の位置関係はどれか。
- ◯ 中心を通る
- ◯ 接する
- ◯ 共有点なし
- ◯ 2点で交わる
正解:共有点なし
中心(0,0)から直線までの距離はd=|−10|/√2=5√2≈7.07。半径3より大きいので共有点(新しいタブで開きます)はない。円(x−1)²+(y−2)²=25上の点(4,6)における接線のy切片(新しいタブで開きます)を求めよ。
答え:____________
正解:9
接線の公式に代入する(新しいタブで開きます)と3(x−1)+4(y−2)=25となり、整理すると3x+4y=36。x=0のときy=36/4=9。
単元のポイント
- 円の方程式(標準形) (x−a)²+(y−b)²=r²
- 円と直線の位置関係 判別式の符号、または中心と直線の距離と半径の比較
- 円上の点における接線 中心と接点を結ぶ半径に垂直な直線