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位置(いち)ベクトル

ゾウ先生内分(ないぶん)点(てん)の式(しき)は、Aに近(ちか)いほどnの重(おも)みが大(おお)きくなる形(かたち)をしている。m:nの順番(じゅんばん)を逆(ぎゃく)にしないよう注意(ちゅうい)しよう。

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  1. 原点(げんてん)Oを始点(してん)としたベクトルOPを、点(てん)Pの位置(いち)ベクトルという。p=OPと書(か)く。
  2. ABをm:nに内分(ないぶん)する点(てん)Pの位置(いち)ベクトルは、p=(na+mb)/(m+n)になる。
  3. 三角形(さんかくけい)ABCの重心(じゅうしん)(新しいタブで開きます)Gの位置(いち)ベクトルは、g=(a+b+c)/3になる。

詳しく

公式(こうしき)

平面上(へいめんじょう)に原点(げんてん)Oと点(てん)Pをとる。

このとき、OP→\overrightarrow{OP}を点(てん)Pの位置(いち)ベクトルという。

点(てん)Pの位置(いち)ベクトルはp⃗\vec{p}と書(か)くことが多(おお)い。

2点(てん)A(a⃗\vec{a})、B(b⃗\vec{b})を結(むす)ぶ線分(せんぶん)ABを考(かんが)えよう。

ABをm:nに内分(ないぶん)する点(てん)Pを考(かんが)える。

位置(いち)ベクトルはp⃗=na⃗+mb⃗m+n\vec{p}=\dfrac{n\vec{a}+m\vec{b}}{m+n}が成(な)り立(た)つ。

中点(ちゅうてん)Mならm:n=1:1なのでm⃗=a⃗+b⃗2\vec{m}=\dfrac{\vec{a}+\vec{b}}{2}になる。

ABをm:nに外分(がいぶん)する点(てん)Qも同(おな)じように考(かんが)えよう。

位置(いち)ベクトルはq⃗=−na⃗+mb⃗m−n\vec{q}=\dfrac{-n\vec{a}+m\vec{b}}{m-n}になる。

三角形(さんかくけい)ABCの重心(じゅうしん)Gも考(かんが)えよう。

位置(いち)ベクトルはg⃗=a⃗+b⃗+c⃗3\vec{g}=\dfrac{\vec{a}+\vec{b}+\vec{c}}{3}になる。

三角形ABCの重心Gの位置ベクトルAsatte Studio(Manazoo)/オリジナル(コードで作図)

例題(れいだい)

例題(れいだい):A(1,4)、B(10,−2)とする。

線分(せんぶん)ABを2:1に内分(ないぶん)する点(てん)Pの座標(ざひょう)を求(もと)めよ。

内分(ないぶん)点(てん)(新しいタブで開きます)の式(しき)に当(あ)てはめよう。x座標(ざひょう)は1×1+2×102+1=7\dfrac{1\times1+2\times10}{2+1}=7になる。

y座標(ざひょう)も同様(どうよう)に1×4+2×(−2)2+1=0\dfrac{1\times4+2\times(-2)}{2+1}=0になる。

よってPの座標(ざひょう)は(7,0)になる。

なぜそうなるか

内分(ないぶん)点(てん)の式(しき)を導(みちび)いてみよう。

点(てん)Pは線分(せんぶん)ABをm:nに内分(ないぶん)する。

このときAP→:PB→=m:n\overrightarrow{AP}:\overrightarrow{PB}=m:nになる。

つまりAP→\overrightarrow{AP}はAB→\overrightarrow{AB}の一部(いちぶ)だ。

AP→=mm+nAB→\overrightarrow{AP}=\dfrac{m}{m+n}\overrightarrow{AB}になる。

AB→=b⃗−a⃗\overrightarrow{AB}=\vec{b}-\vec{a}になる。

これを使(つか)うとp⃗=a⃗+mm+n(b⃗−a⃗)\vec{p}=\vec{a}+\dfrac{m}{m+n}(\vec{b}-\vec{a})になる。

この式(しき)を整理(せいり)しよう。

分子(ぶんし)を整理(せいり)するとp⃗=na⃗+mb⃗m+n\vec{p}=\dfrac{n\vec{a}+m\vec{b}}{m+n}になる。

線分ABをm:nに内分する点Pの位置ベクトルAsatte Studio(Manazoo)/オリジナル(コードで作図)

確認問題

問題 1 / 4A(1,4)、B(10,−2)を結(むす)ぶ線分(せんぶん)ABを2:1に内分(ないぶん)する点(てん)Pのx座標(ざひょう)を求(もと)めよ。

確認問題(解答用紙)

この問題を端末で解くための QR コード

スマホやタブレットで読み取ると、この問題をその場で解けます。

https://manazoo.com/math/position-vectors/?from=print#quiz

  1. A(1,4)、B(10,−2)を結(むす)ぶ線分(せんぶん)ABを2:1に内分(ないぶん)する点(てん)Pのx座標(ざひょう)を求(もと)めよ。

    答え:____________

    正解:7
    内分(ないぶん)点(てん)(新しいタブで開きます)の式(しき)p=(na+mb)/(m+n)に当(あ)てはめる。m=2、n=1なので、x=(1×1+2×10)/3=21/3=7。

  2. A(2,1)、B(8,4)を結(むす)ぶ線分(せんぶん)ABをm:n=3:1に外分(がいぶん)する点(てん)Qのx座標(ざひょう)を求(もと)めよ。

    答え:____________

    正解:11
    外分(がいぶん)点(てん)の式(しき)q=(−na+mb)/(m−n)に当(あ)てはめる。x=(−1×2+3×8)/(3−1)=22/2=11。

  3. 三角形(さんかくけい)ABCの重心(じゅうしん)Gのy座標(ざひょう)を求(もと)めよ。A(0,0)、B(6,0)、C(3,9)とする。

    答え:____________

    正解:3
    重心(じゅうしん)(新しいタブで開きます)の式(しき)g=(a+b+c)/3に当(あ)てはめる。y=(0+0+9)/3=3。

  4. 線分(せんぶん)ABをm:nに内分(ないぶん)する点(てん)Pの位置(いち)ベクトルの式(しき)として正(ただ)しいものはどれか。

    • ◯ (a+b)/(m+n)
    • ◯ (ma+nb)/(m+n)
    • ◯ (na+mb)/(m+n)
    • ◯ (ma+nb)/(mn)

    正解:(na+mb)/(m+n)
    内分(ないぶん)点(てん)はAに近(ちか)いほどnの重(おも)みが大(おお)きくなる。AP:PB=m:nなら、位置(いち)ベクトルはp=(na+mb)/(m+n)になる。

単元のポイント

  • 位置(いち)ベクトル 原点(げんてん)Oを始点(してん)としたベクトルOP
  • 内分(ないぶん)点(てん)の位置(いち)ベクトル p=(na+mb)/(m+n)(ABをm:nに内分(ないぶん))
  • 重心(じゅうしん)の位置(いち)ベクトル g=(a+b+c)/3
問題を解く
単元のポイント
  • 位置(いち)ベクトル 原点(げんてん)Oを始点(してん)としたベクトルOP
  • 内分(ないぶん)点(てん)の位置(いち)ベクトル p=(na+mb)/(m+n)(ABをm:nに内分(ないぶん))
  • 重心(じゅうしん)の位置(いち)ベクトル g=(a+b+c)/3