y=ax²の変化の割合と変域
ゾウ先生一次関数の変化の割合は一定だが、y=ax²は違う。xの範囲ごとに計算し直そう。
30秒でつかむ
- y=ax²の変化の割合(新しいタブで開きます)は一定ではなく、xがpからqまで増加するときはa(p+q)で求められる。
- 一次関数の変化の割合はいつもaだったが、y=ax²では調べるxの範囲によって値が変わる。
- xの変域が0をまたぐときは、yの最小値は0になり、最大値は変域の両端のうち絶対値が大きい方で決まる。
詳しく
公式
y=ax²で、xがpからqまで増加するときの変化の割合は、次の式で求められる。
変化の割合=(aq²−ap²)/(q−p)=a(p+q)
一次関数の変化の割合はいつもaで一定だったが、y=ax²の変化の割合は、調べるxの範囲(p、q)によって変わる。
例題
例題:y=x²で、xの変域が−2≤x≤3のときの、yの変域を求めよう。
y=x²は0以上の値しかとらないので、変域に0が含まれていれば、yの最小値は0になる。
yの最大値は、変域の両端のうち絶対値が大きい方で決まる。|−2|<|3|なので、x=3のときy=3²=9が最大値。
だから、yの変域は0≤y≤9になる。xの変域の両端だけを見ても、最大値・最小値を見落とすことがあるので注意する。
なぜそうなるか
変化の割合=(aq²−ap²)/(q−p)を計算すると、aq²−ap²=a(q²−p²)=a(q+p)(q−p)となり、(q−p)で約分できてa(p+q)になる。
一次関数のグラフ(新しいタブで開きます)は直線なので、どこで調べても傾き(変化の割合)は同じaだった。y=ax²のグラフ(新しいタブで開きます)は曲線なので、調べる場所によって傾きの度合いが変わる。これが変化の割合が一定でない理由だ。
変域については、y=x²のグラフがy軸について対称な曲線であることを思い出すとよい。x=0に近いほどyは小さく、0から離れるほどyは大きくなる。
確認問題
確認問題(解答用紙)
スマホやタブレットで読み取ると、この問題をその場で解けます。
https://manazoo.com/math/rate-of-change-y-ax2/?from=print#quiz
y=2x²で、xが1から3まで増加するときの変化の割合を、数字で答えよう。
答え:____________
正解:8
変化の割合(新しいタブで開きます)はa(p+q)で求められる。a=2、p=1、q=3なので、2×(1+3)=8。y=−3x²で、xが2から5まで増加するときの変化の割合はどれか。
- ◯ −21
- ◯ 21
- ◯ −9
- ◯ 9
正解:−21
変化の割合はa(p+q)で求められる。a=−3、p=2、q=5なので、−3×(2+5)=−21。y=x²で、xの変域が−2≤x≤3のとき、yの最大値を数字で答えよう。
答え:____________
正解:9
変域に0を含むので、yが最大になるのは絶対値が大きい方の端。|−2|<|3|なので、x=3のときy=3²=9が最大。y=x²で、xの変域が−2≤x≤3のとき、yの最小値を数字で答えよう。
答え:____________
正解:0
y=x²は0以上の値しかとらない。変域に0が含まれているので、yの最小値は0になる。y=ax²の変化の割合について正しいものはどれか。
- ◯ xの値に関係なく0になる
- ◯ 一定ではなく、xの値によって変わる
- ◯ 一定で、いつもaに等しい
- ◯ 一定で、いつも2aに等しい
正解:一定ではなく、xの値によって変わる
一次関数とちがい、y=ax²の変化の割合は一定ではなく、調べるxの範囲によって値が変わる。
単元のポイント
- 変化の割合(新しいタブで開きます) yの増加量をxの増加量で割った値。y=ax²ではxの範囲で変わる
- 変域 xやyがとることのできる値の範囲
- 最大値 変域の中で、yがとる最も大きい値
- 最小値 変域の中で、yがとる最も小さい値
- 2乗に比例する関数 変化の割合が一定にならない、y=ax²のような関数