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イオン結晶(けっしょう)の単位(たんい)格子(こうし)

カメレオン先生陽(よう)イオンと陰(いん)イオンの大(おお)きさの比(ひ)で、配(はい)位数(いすう)6の構造(こうぞう)になるか配(はい)位数(いすう)8の構造(こうぞう)になるかが決(き)まるよ。

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  1. 塩化(えんか)ナトリウム型(がた)構造(こうぞう)は、Na⁺とCl⁻がそれぞれ面心(めんしん)立方(りっぽう)格子(こうし)(新しいタブで開きます)の位置(いち)に交互(こうご)に配置(はいち)された構造(こうぞう)で、配(はい)位数(いすう)は6、単位(たんい)格子(こうし)(新しいタブで開きます)にNa⁺・Cl⁻が4個(こ)ずつ含(ふく)まれる。
  2. 塩化(えんか)セシウム型(がた)構造(こうぞう)は、Cs⁺が単位(たんい)格子(こうし)の中心(ちゅうしん)、Cl⁻が8個(こ)の頂点(ちょうてん)に配置(はいち)された構造(こうぞう)で、配(はい)位数(いすう)は8。
  3. どちらの構造(こうぞう)をとるかは、主(おも)に陽(よう)イオン(新しいタブで開きます)と陰(いん)イオンの大(おお)きさの比(ひ)によって決(き)まる。

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詳しく

塩化(えんか)ナトリウム型(がた)構造(こうぞう)

塩化(えんか)ナトリウムNaClの結晶(けっしょう)では、Cl⁻が面心(めんしん)立方(りっぽう)格子(こうし)と同(おな)じ位置(いち)(頂点(ちょうてん)8個(こ)と面(めん)の中心(ちゅうしん)6個(こ))に並(なら)び、そのすき間(ま)にNa⁺が入(い)り込(こ)んでいる。この配置(はいち)を塩化(えんか)ナトリウム型(がた)構造(こうぞう)という。

単位(たんい)格子(こうし)に含(ふく)まれるCl⁻の数(かず)は、面心(めんしん)立方(りっぽう)格子(こうし)の原子数(げんしすう)と同(おな)じ8×1/8+6×1/2=4個(こ)。Na⁺は単位(たんい)格子(こうし)の12本(ほん)の辺(へん)の中心(ちゅうしん)(12個(こ)×1/4個分(こぶん))と中心(ちゅうしん)の1個(こ)を合(あ)わせて12×1/4+1=4個(こ)あり、Na⁺とCl⁻の比(ひ)はちょうど1:1でNaClの組成(そせい)式(しき)(新しいタブで開きます)と一致(いっち)する。

この構造(こうぞう)では、1個(こ)のNa⁺のまわりに最(もっと)も近(ちか)い距離(きょり)で6個(こ)のCl⁻が接(せっ)しており(反対(はんたい)にCl⁻のまわりにも6個(こ)のNa⁺)、配(はい)位数(いすう)は6になる。

塩化ナトリウム型と塩化セシウム型の単位格子Asatte Studio(Manazoo)/オリジナル(コードで作図)

塩化(えんか)セシウム型(がた)構造(こうぞう)

塩化(えんか)セシウムCsClの結晶(けっしょう)では、Cl⁻が単位(たんい)格子(こうし)の8個(こ)の頂点(ちょうてん)に、Cs⁺が単位(たんい)格子(こうし)の中心(ちゅうしん)に配置(はいち)されている。この配置(はいち)を塩化(えんか)セシウム型(がた)構造(こうぞう)という。

単位(たんい)格子(こうし)に含(ふく)まれるCl⁻の数(かず)は8×1/8=1個(こ)、Cs⁺は中心(ちゅうしん)の1個(こ)なので、Cs⁺とCl⁻の比(ひ)は1:1でCsClの組成(そせい)式(しき)と一致(いっち)する。

この構造(こうぞう)では、中心(ちゅうしん)のCs⁺のまわりに8個(こ)のCl⁻が最(もっと)も近(ちか)い距離(きょり)で接(せっ)しており、配(はい)位数(いすう)は8になる。塩化(えんか)ナトリウム型(がた)構造(こうぞう)(配(はい)位数(いすう)6)より多(おお)くのイオンに接(せっ)する、すき間(ま)の少(すく)ない構造(こうぞう)である。

なぜ構造(こうぞう)が分(わ)かれるのか:イオンの大(おお)きさの比(ひ)

塩化(えんか)ナトリウム型(がた)構造(こうぞう)と塩化(えんか)セシウム型(がた)構造(こうぞう)のどちらをとるかは、主(おも)に陽(よう)イオンと陰(いん)イオンの大(おお)きさの比(ひ)によって決(き)まる。陽(よう)イオンが陰(いん)イオンに対(たい)して十分(じゅうぶん)に大(おお)きいと、陰(いん)イオンどうしを接触(せっしょく)させずに陽(よう)イオンのまわりへ8個(こ)の陰(いん)イオンを配置(はいち)できるため、塩化(えんか)セシウム型(がた)構造(こうぞう)になりやすい。

陽(よう)イオンが陰(いん)イオンに対(たい)して小(ちい)さい場合(ばあい)は、8個(こ)の陰(いん)イオンを陽(よう)イオンのまわりに置(お)くとすき間(ま)ができすぎてしまうため、配(はい)位数(いすう)6の塩化(えんか)ナトリウム型(がた)構造(こうぞう)のほうが安定(あんてい)になる。

Na⁺はCs⁺より小(ちい)さいイオンなので塩化(えんか)ナトリウム型(がた)構造(こうぞう)をとり、Cs⁺はNa⁺より大(おお)きいイオンなので塩化(えんか)セシウム型(がた)構造(こうぞう)をとる。酸化(さんか)カルシウムCaOや酸化(さんか)マグネシウムMgOなど、多(おお)くのイオン結晶(けっしょう)は塩化(えんか)ナトリウム型(がた)構造(こうぞう)をとる。

確認問題

問題 1 / 4塩化(えんか)ナトリウム型(がた)構造(こうぞう)の単位(たんい)格子(こうし)で、頂点(ちょうてん)に8個(こ)・面(めん)の中心(ちゅうしん)に6個(こ)ある陰(いん)イオンCl⁻の合計数(ごうけいすう)は何個(なんこ)か(頂点(ちょうてん)は1/8個分(こぶん)、面(めん)の中心(ちゅうしん)は1/2個分(こぶん)として数(かぞ)える)。

確認問題(解答用紙)

この問題を端末で解くための QR コード

スマホやタブレットで読み取ると、この問題をその場で解けます。

https://manazoo.com/science/ionic-crystal-unit-cells/?from=print#quiz

  1. 塩化(えんか)ナトリウム型(がた)構造(こうぞう)の単位(たんい)格子(こうし)で、頂点(ちょうてん)に8個(こ)・面(めん)の中心(ちゅうしん)に6個(こ)ある陰(いん)イオンCl⁻の合計数(ごうけいすう)は何個(なんこ)か(頂点(ちょうてん)は1/8個分(こぶん)、面(めん)の中心(ちゅうしん)は1/2個分(こぶん)として数(かぞ)える)。

    答え:____________

    正解:4
    頂点(ちょうてん)のCl⁻は8×1/8=1個(こ)、面(めん)の中心(ちゅうしん)のCl⁻は6×1/2=3個(こ)で、合計(ごうけい)1+3=4個(こ)になる。

  2. 塩化(えんか)ナトリウム型(がた)構造(こうぞう)で、1個(こ)のNa⁺に最(もっと)も近(ちか)い距離(きょり)で接(せっ)するCl⁻の数(かず)(配(はい)位数(いすう))はいくつか。

    • ◯ 4
    • ◯ 6
    • ◯ 8
    • ◯ 12

    正解:6
    塩化(えんか)ナトリウム型(がた)構造(こうぞう)では、1個(こ)のNa⁺のまわりに6個(こ)のCl⁻が最(もっと)も近(ちか)い距離(きょり)で接(せっ)している(反対(はんたい)にCl⁻のまわりにも6個(こ)のNa⁺)。

  3. 塩化(えんか)セシウム型(がた)構造(こうぞう)で、中心(ちゅうしん)のCs⁺に最(もっと)も近(ちか)い距離(きょり)で接(せっ)するCl⁻の数(かず)(配(はい)位数(いすう))はいくつか。

    • ◯ 4
    • ◯ 6
    • ◯ 8
    • ◯ 12

    正解:8
    塩化(えんか)セシウム型(がた)構造(こうぞう)では、単位(たんい)格子(こうし)(新しいタブで開きます)の中心(ちゅうしん)のCs⁺のまわりに8個(こ)の頂点(ちょうてん)のCl⁻が最(もっと)も近(ちか)い距離(きょり)で接(せっ)している。

  4. 塩化(えんか)ナトリウム型(がた)構造(こうぞう)と塩化(えんか)セシウム型(がた)構造(こうぞう)のどちらをとるかは、主(おも)に何(なに)によって決(き)まるか。

    • ◯ 結晶(けっしょう)の色(いろ)
    • ◯ 陽(よう)イオンと陰(いん)イオンの大(おお)きさの比(ひ)
    • ◯ イオンの質量(しつりょう)の大(おお)きさ
    • ◯ 結晶(けっしょう)ができるときの圧力(あつりょく)のみ

    正解:陽イオンと陰イオンの大きさの比
    陽(よう)イオン(新しいタブで開きます)が陰(いん)イオンに対(たい)して十分(じゅうぶん)に大(おお)きいと塩化(えんか)セシウム型(がた)構造(こうぞう)(配(はい)位数(いすう)(新しいタブで開きます)8)、陽(よう)イオンが小(ちい)さいと塩化(えんか)ナトリウム型(がた)構造(こうぞう)(配(はい)位数(いすう)6)になりやすい。どちらをとるかは主(おも)にイオンの大(おお)きさの比(ひ)で決(き)まる。

単元のポイント

  • 塩化(えんか)ナトリウム型(がた)構造(こうぞう) Na⁺とCl⁻がそれぞれ面心(めんしん)立方(りっぽう)格子(こうし)の位置(いち)に交互(こうご)に配置(はいち)された構造(こうぞう)。配(はい)位数(いすう)6
  • 塩化(えんか)セシウム型(がた)構造(こうぞう) Cs⁺が単位(たんい)格子(こうし)の中心(ちゅうしん)、Cl⁻が8個(こ)の頂点(ちょうてん)に配置(はいち)された構造(こうぞう)。配(はい)位数(いすう)8
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単元のポイント
  • 塩化(えんか)ナトリウム型(がた)構造(こうぞう) Na⁺とCl⁻がそれぞれ面心(めんしん)立方(りっぽう)格子(こうし)の位置(いち)に交互(こうご)に配置(はいち)された構造(こうぞう)。配(はい)位数(いすう)6
  • 塩化(えんか)セシウム型(がた)構造(こうぞう) Cs⁺が単位(たんい)格子(こうし)の中心(ちゅうしん)、Cl⁻が8個(こ)の頂点(ちょうてん)に配置(はいち)された構造(こうぞう)。配(はい)位数(いすう)8