本文へ移動

大地形(だいちけい)と地質構造(ちしつこうぞう)

カワウソ先生地形(ちけい)や断層(だんそう)の向(む)きを見(み)ると、そこにどんな力(ちから)がはたらいてきたかが読(よ)み取(と)れるよ。

30秒でつかむ

  1. 発散境界(はっさんきょうかい)(新しいタブで開きます)には中央海嶺(ちゅうおうかいれい)、収束境界(しゅうそくきょうかい)には海溝(かいこう)や大山脈(だいさんみゃく)という、プレート境界(きょうかい)に特有(とくゆう)の大地形(だいちけい)ができる。
  2. 地層(ちそう)に力(ちから)が加(くわ)わってできるずれを断層(だんそう)といい、力(ちから)の向(む)きによって正断層(せいだんそう)・逆(ぎゃく)断層(だんそう)・横(よこ)ずれ断層(だんそう)に分(わ)けられる。
  3. 大地形(だいちけい)や断層(だんそう)の並(なら)び方(かた)を調(しら)べることで、そこにどのようなプレート境界(きょうかい)があるかを読(よ)み取(と)ることができる。

詳しく

中央海嶺(ちゅうおうかいれい)と海溝(かいこう)のでき方(かた)

発散境界(はっさんきょうかい)では、マントル(新しいタブで開きます)が上昇(じょうしょう)してプレートどうしが引(ひ)き離(はな)され、海底(かいてい)に中央海嶺(ちゅうおうかいれい)と呼(よ)ばれる海底(かいてい)山脈(さんみゃく)ができる。中央海嶺(ちゅうおうかいれい)でできたばかりのプレートは薄(うす)く、両側(りょうがわ)に新(あたら)しいプレートが次々(つぎつぎ)と付(つ)け加(くわ)わっていく。

収束境界(しゅうそくきょうかい)のうち、海洋(かいよう)プレートが大陸(たいりく)プレートの下(した)に沈(しず)み込(こ)む場所(ばしょ)がある。ここではプレートが折(お)れ曲(ま)がって深(ふか)く落(お)ち込(こ)み、海溝(かいこう)と呼(よ)ばれる細長(ほそなが)い溝(みぞ)状(じょう)の地形(ちけい)ができる。

大陸(たいりく)プレートどうしがぶつかる収束境界(しゅうそくきょうかい)では、どちらのプレートも沈(しず)み込(こ)まずに地殻(ちかく)が押(お)し合(あ)って盛(も)り上(あ)がり、大山脈(だいさんみゃく)ができる。ヒマラヤ山脈(さんみゃく)はこの代表(だいひょう)例(れい)だ。一方(いっぽう)、海洋(かいよう)プレートが大陸(たいりく)プレートに沈(しず)み込(こ)む境界(きょうかい)でも、地殻(ちかく)が長(なが)い年月(ねんげつ)をかけて盛(も)り上(あ)がることがある。南米(なんべい)のアンデス山脈(さんみゃく)は、このようにしてつくられた山脈(さんみゃく)だ。

中央海嶺と海溝のでき方Asatte Studio(Manazoo)/オリジナル(コードで作図)

地層(ちそう)を壊(こわ)す3種類(しゅるい)の断層(だんそう)

地層(ちそう)に大(おお)きな力(ちから)が加(くわ)わると、岩石(がんせき)が割(わ)れてずれることがある。このずれを断層(だんそう)といい、ずれ方(かた)によって3種類(しゅるい)に分(わ)けられる点(てん)が重要(じゅうよう)だ。

地層(ちそう)を引(ひ)っぱる力(ちから)がはたらくと、傾(かたむ)いた断層(だんそう)面(めん)の上側(うわがわ)(上盤(うわばん))がずり下(さ)がる正断層(せいだんそう)ができる。発散境界(はっさんきょうかい)や、地殻(ちかく)が引(ひ)き伸(の)ばされている場所(ばしょ)でよく見(み)られる。

地層(ちそう)を押(お)す力(ちから)がはたらくと、断層(だんそう)面(めん)の上盤(うわばん)がのし上(あ)がる逆(ぎゃく)断層(だんそう)ができる。収束境界(しゅうそくきょうかい)のように、プレートが押(お)し合(あ)う場所(ばしょ)でできやすい。水平方向(すいへいほうこう)にずれる断層(だんそう)は横(よこ)ずれ断層(だんそう)と呼(よ)ばれ、すれ違(ちが)う境界(きょうかい)でよく見(み)られる。

地層(ちそう)に力(ちから)が加(くわ)わると、断層(だんそう)だけでなく、地層(ちそう)が波打(なみう)つように曲(ま)がる褶曲(しゅうきょく)もできる。また、堆積岩(たいせきがん)(新しいタブで開きます)や火成岩(かせいがん)(新しいタブで開きます)がプレート境界(きょうかい)付近(ふきん)の高(たか)い圧力(あつりょく)や温度(おんど)を受(う)けると、性質(せいしつ)の違(ちが)う変成岩(へんせいがん)に変(か)わることがある。この変化(へんか)を変成作用(へんせいさよう)という。

正断層・逆断層・横ずれ断層Asatte Studio(Manazoo)/オリジナル(コードで作図)

大地形(だいちけい)から読(よ)み取(と)れるプレート境界(きょうかい)

中央海嶺(ちゅうおうかいれい)・海溝(かいこう)・大山脈(だいさんみゃく)・断層(だんそう)といった大地形(だいちけい)や地質(ちしつ)構造(こうぞう)は、そこにどのようなプレート境界(きょうかい)があるかを教(おし)えてくれる。海底(かいてい)に中央海嶺(ちゅうおうかいれい)があれば発散境界(はっさんきょうかい)、海溝(かいこう)があれば収束境界(しゅうそくきょうかい)と判断(はんだん)できる。

日本(にほん)列島(れっとう)の周辺(しゅうへん)には海溝(かいこう)が連(つら)なり、陸上(りくじょう)にも多(おお)くの断層(だんそう)が見(み)つかっているところだ。これは、日本(にほん)列島(れっとう)が収束境界(しゅうそくきょうかい)の上(うえ)にあり、プレートの沈(しず)み込(こ)みによる力(ちから)を受(う)け続(つづ)けていることを示(しめ)している。

地形(ちけい)や地質(ちしつ)構造(こうぞう)を手(て)がかりにプレート境界(きょうかい)の位置(いち)や動(うご)きを調(しら)べることは、地震(じしん)や火山(かざん)活動(かつどう)を考(かんが)えるうえでも重要(じゅうよう)な手(て)がかりになる。

確認問題

問題 1 / 4発散境界(はっさんきょうかい)でマントルが上昇(じょうしょう)し、新(あたら)しいプレートが生(う)まれる場所(ばしょ)にできる海底(かいてい)の山脈(さんみゃく)を何(なん)と呼(よ)ぶか。

確認問題(解答用紙)

この問題を端末で解くための QR コード

スマホやタブレットで読み取ると、この問題をその場で解けます。

https://manazoo.com/science/landforms-and-geological-structures/?from=print#quiz

  1. 発散境界(はっさんきょうかい)でマントルが上昇(じょうしょう)し、新(あたら)しいプレートが生(う)まれる場所(ばしょ)にできる海底(かいてい)の山脈(さんみゃく)を何(なん)と呼(よ)ぶか。

    • ◯ 中央海嶺(ちゅうおうかいれい)
    • ◯ 海山(かいざん)
    • ◯ 大陸棚(たいりくだな)
    • ◯ 海溝(かいこう)

    正解:中央海嶺
    発散境界(はっさんきょうかい)(新しいタブで開きます)では、マントル(新しいタブで開きます)が上昇(じょうしょう)してプレートどうしが引(ひ)き離(はな)され、海底(かいてい)に中央海嶺(ちゅうおうかいれい)と呼(よ)ばれる海底(かいてい)山脈(さんみゃく)ができる。

  2. 収束境界(しゅうそくきょうかい)で海洋(かいよう)プレートが大陸(たいりく)プレートの下(した)に沈(しず)み込(こ)む場所(ばしょ)にできる、深(ふか)い溝(みぞ)状(じょう)の地形(ちけい)を何(なん)と呼(よ)ぶか。

    • ◯ 海溝(かいこう)
    • ◯ 中央海嶺(ちゅうおうかいれい)
    • ◯ 活(かつ)断層(だんそう)
    • ◯ 大山脈(だいさんみゃく)

    正解:海溝
    海洋(かいよう)プレートが折(お)れ曲(ま)がって深(ふか)く落(お)ち込(こ)み、海溝(かいこう)と呼(よ)ばれる細長(ほそなが)い溝(みぞ)状(じょう)の地形(ちけい)ができる。

  3. 地層(ちそう)を押(お)す力(ちから)がはたらき、断層(だんそう)面(めん)の上盤(うわばん)がのし上(あ)がってできる断層(だんそう)を何(なん)と呼(よ)ぶか。

    • ◯ 正断層(せいだんそう)
    • ◯ 横(よこ)ずれ断層(だんそう)
    • ◯ 活(かつ)断層(だんそう)
    • ◯ 逆(ぎゃく)断層(だんそう)

    正解:逆断層
    地層(ちそう)を押(お)す力(ちから)がはたらくと、断層(だんそう)面(めん)の上盤(うわばん)がのし上(あ)がる逆(ぎゃく)断層(だんそう)ができる。収束境界(しゅうそくきょうかい)のように押(お)し合(あ)う場所(ばしょ)でできやすい。

  4. 地層(ちそう)が水平方向(すいへいほうこう)にずれてできる断層(だんそう)を何(なん)と呼(よ)ぶか。

    • ◯ 横(よこ)ずれ断層(だんそう)
    • ◯ 逆(ぎゃく)断層(だんそう)
    • ◯ モホ断層(だんそう)
    • ◯ 正断層(せいだんそう)

    正解:横ずれ断層
    水平方向(すいへいほうこう)にずれる断層(だんそう)は横(よこ)ずれ断層(だんそう)と呼(よ)ばれ、すれ違(ちが)う境界(きょうかい)でよく見(み)られる。

単元のポイント

  • 中央海嶺(ちゅうおうかいれい) 発散境界(はっさんきょうかい)にできる海底(かいてい)の山脈(さんみゃく)。新(あたら)しいプレートが生(う)まれる場所(ばしょ)
  • 海溝(かいこう) 収束境界(しゅうそくきょうかい)で海洋(かいよう)プレートが沈(しず)み込(こ)む場所(ばしょ)にできる、深(ふか)い溝(みぞ)状(じょう)の地形(ちけい)
  • 正断層(せいだんそう)・逆(ぎゃく)断層(だんそう) 地層(ちそう)に力(ちから)が加(くわ)わって割(わ)れ、ずれてできる断層(だんそう)。引(ひ)っぱる力(ちから)で正断層(せいだんそう)、押(お)す力(ちから)で逆(ぎゃく)断層(だんそう)ができる
  • 横(よこ)ずれ断層(だんそう) 地層(ちそう)が水平方向(すいへいほうこう)にずれてできる断層(だんそう)。すれ違(ちが)う境界(きょうかい)でよく見(み)られる
  • 褶曲(しゅうきょく)・変成岩(へんせいがん) 地層(ちそう)が波打(なみう)つように曲(ま)がる褶曲(しゅうきょく)と、堆積岩(たいせきがん)や火成岩(かせいがん)が高(たか)い圧力(あつりょく)や温度(おんど)を受(う)けて変(か)わる変成岩(へんせいがん)(変成作用(へんせいさよう))も、地質(ちしつ)構造(こうぞう)に含(ふく)まれる
問題を解く
単元のポイント
  • 中央海嶺(ちゅうおうかいれい) 発散境界(はっさんきょうかい)にできる海底(かいてい)の山脈(さんみゃく)。新(あたら)しいプレートが生(う)まれる場所(ばしょ)
  • 海溝(かいこう) 収束境界(しゅうそくきょうかい)で海洋(かいよう)プレートが沈(しず)み込(こ)む場所(ばしょ)にできる、深(ふか)い溝(みぞ)状(じょう)の地形(ちけい)
  • 正断層(せいだんそう)・逆(ぎゃく)断層(だんそう) 地層(ちそう)に力(ちから)が加(くわ)わって割(わ)れ、ずれてできる断層(だんそう)。引(ひ)っぱる力(ちから)で正断層(せいだんそう)、押(お)す力(ちから)で逆(ぎゃく)断層(だんそう)ができる
  • 横(よこ)ずれ断層(だんそう) 地層(ちそう)が水平方向(すいへいほうこう)にずれてできる断層(だんそう)。すれ違(ちが)う境界(きょうかい)でよく見(み)られる
  • 褶曲(しゅうきょく)・変成岩(へんせいがん) 地層(ちそう)が波打(なみう)つように曲(ま)がる褶曲(しゅうきょく)と、堆積岩(たいせきがん)や火成岩(かせいがん)が高(たか)い圧力(あつりょく)や温度(おんど)を受(う)けて変(か)わる変成岩(へんせいがん)(変成作用(へんせいさよう))も、地質(ちしつ)構造(こうぞう)に含(ふく)まれる