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火山(かざん)活動(かつどう)とプレート

カワウソ先生火山(かざん)がどこにでもあるわけではなく、海溝(かいこう)からの距離(きょり)でだいたい位置(いち)が決(き)まっているのはおもしろいところだよ。

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  1. 海溝(かいこう)(新しいタブで開きます)から大陸(たいりく)側(がわ)へ火山(かざん)の分布(ぶんぷ)を見(み)ていくと、海溝(かいこう)に最(もっと)も近(ちか)い側(がわ)に火山(かざん)前線(ぜんせん)という境界(きょうかい)線(せん)が現(あらわ)れる。
  2. 火山(かざん)前線(ぜんせん)の位置(いち)は、沈(しず)み込(こ)んだプレートがおよそ深(ふか)さ100〜150kmに達(たっ)する場所(ばしょ)とよく対応(たいおう)している。
  3. ホットスポットでは、プレートの動(うご)きと関係(かんけい)なくマントル(新しいタブで開きます)深部(しんぶ)から熱(あつ)い物質(ぶっしつ)が上昇(じょうしょう)し続(つづ)け、火山島(かざんとう)や海山(かいざん)の列(れつ)をつくる。

詳しく

火山(かざん)前線(ぜんせん)と沈(しず)み込(こ)んだプレートの深(ふか)さ

海溝(かいこう)の近(ちか)くで、大陸(たいりく)側(がわ)へ向(む)かって火山(かざん)の分布(ぶんぷ)を見(み)ていくと、海溝(かいこう)に最(もっと)も近(ちか)い側(がわ)に火山(かざん)がきれいに並(なら)ぶ線(せん)が現(あらわ)れる。これを火山(かざん)前線(ぜんせん)という。火山(かざん)前線(ぜんせん)より海溝(かいこう)側(がわ)には火山(かざん)はほとんどなく、大陸(たいりく)側(がわ)には火山(かざん)前線(ぜんせん)に沿(そ)うように火山(かざん)帯(たい)が広(ひろ)がっている。

火山(かざん)前線(ぜんせん)の位置(いち)は、沈(しず)み込(こ)んだプレートの深(ふか)さとよく対応(たいおう)している。日本(にほん)付近(ふきん)では、火山(かざん)前線(ぜんせん)の真下(ました)でプレートがおよそ深(ふか)さ100〜150kmに達(たっ)していることが、地震(じしん)の観測(かんそく)からわかっている。

海溝(かいこう)からの距離(きょり)が近(ちか)すぎても遠(とお)すぎても、この深(ふか)さにならないため火山(かざん)ができにくい。火山(かざん)前線(ぜんせん)の位置(いち)がプレートの沈(しず)み込(こ)み方(かた)によって決(き)まっているのは、このためである。

火山(かざん)活動(かつどう)が起(お)きるのは、海溝(かいこう)に近(ちか)い収束境界(しゅうそくきょうかい)(新しいタブで開きます)だけではない。プレートが生(う)まれる発散境界(はっさんきょうかい)である中央海嶺(ちゅうおうかいれい)でもマグマが絶(た)えず上昇(じょうしょう)しており、海底(かいてい)では火山(かざん)活動(かつどう)が続(つづ)いている。

火山前線と沈み込んだプレートの深さAsatte Studio(Manazoo)/オリジナル(コードで作図)

ホットスポットと海山(かいざん)の列(れつ)

火山(かざん)活動(かつどう)のすべてがプレート境界(きょうかい)で起(お)きているわけではない。ホットスポットと呼(よ)ばれる場所(ばしょ)では、プレートの動(うご)きとは関係(かんけい)なく、マントルの深(ふか)いところから熱(あつ)い物質(ぶっしつ)が上(あ)がり続(つづ)ける。プレートの真(ま)ん中(なか)であっても、火山(かざん)をつくることがある。

ホットスポットの位置(いち)はほとんど変(か)わらないが、その上(うえ)にあるプレートは少(すこ)しずつ動(うご)いていく。そのため、ホットスポットの上(うえ)で生(う)まれた火山島(かざんとう)は、プレートの動(うご)きとともに運(はこ)ばれていく。新(あたら)しい火山島(かざんとう)は、ホットスポットの現在(げんざい)の位置(いち)に次々(つぎつぎ)とつくられる。

こうしてできた火山島(かざんとう)の列(れつ)をたどると、プレートが動(うご)いてきた向(む)きを知(し)ることができる。噴火(ふんか)が止(と)まった古(ふる)い火山(かざん)は、海面下(かいめんか)に沈(しず)んで海山(かいざん)と呼(よ)ばれる地形(ちけい)になることも多(おお)い。

ホットスポットがつくる火山島・海山の列Asatte Studio(Manazoo)/オリジナル(コードで作図)

プレートの沈(しず)み込(こ)みが火山(かざん)をつくる仕組(しく)み

海溝(かいこう)で沈(しず)み込(こ)んだプレートは、深(ふか)くなるにつれて周囲(しゅうい)のマントルから熱(ねつ)と圧力(あつりょく)を受(う)ける。プレートやその上(うえ)にのった堆積(たいせき)(新しいタブで開きます)物(ぶつ)に含(ふく)まれていた水分(すいぶん)がしぼり出(だ)されると、周囲(しゅうい)の岩石(がんせき)の融点(ゆうてん)(新しいタブで開きます)が下(さ)がる。こうして、マントルの一部(いちぶ)がとけてマグマが生(う)まれる。

このマグマは周囲(しゅうい)の岩石(がんせき)より軽(かる)いため、地表(ちひょう)に向(む)かって上昇(じょうしょう)していく。マグマが地表(ちひょう)に噴(ふ)き出(だ)す場所(ばしょ)が火山(かざん)になる。そのため、プレートが深(ふか)さ100〜150kmに達(たっ)する位置(いち)に沿(そ)って、火山(かざん)前線(ぜんせん)ができることになる。

このように、プレートの沈(しず)み込(こ)みの深(ふか)さと向(む)きが、火山(かざん)前線(ぜんせん)や火山(かざん)帯(たい)の位置(いち)を決(き)めている。こうして生(う)まれたマグマがどのような岩石(がんせき)になるのかは、次(つぎ)のページで見(み)ていく。

確認問題

問題 1 / 4海溝(かいこう)からほぼ一定(いってい)の距離(きょり)に並(なら)ぶ、火山(かざん)分布(ぶんぷ)の海溝(かいこう)側(がわ)の境界(きょうかい)線(せん)を何(なん)と呼(よ)ぶか。

確認問題(解答用紙)

この問題を端末で解くための QR コード

スマホやタブレットで読み取ると、この問題をその場で解けます。

https://manazoo.com/science/volcanism-and-plate-boundaries/?from=print#quiz

  1. 海溝(かいこう)からほぼ一定(いってい)の距離(きょり)に並(なら)ぶ、火山(かざん)分布(ぶんぷ)の海溝(かいこう)側(がわ)の境界(きょうかい)線(せん)を何(なん)と呼(よ)ぶか。

    • ◯ 火山(かざん)前線(ぜんせん)
    • ◯ 活(かつ)断層(だんそう)
    • ◯ 火山(かざん)帯(たい)
    • ◯ 海溝(かいこう)軸(じく)

    正解:火山前線
    海溝(かいこう)(新しいタブで開きます)に最(もっと)も近(ちか)い側(がわ)に火山(かざん)がきれいに並(なら)ぶ線(せん)を火山(かざん)前線(ぜんせん)という。火山(かざん)前線(ぜんせん)より海溝(かいこう)側(がわ)には火山(かざん)はほとんどない。

  2. 日本(にほん)付近(ふきん)で、火山(かざん)前線(ぜんせん)の真下(ました)にある沈(しず)み込(こ)んだプレートの深(ふか)さは、およそ何(なん)kmから何(なん)kmの範囲(はんい)か。小(ちい)さい方(ほう)の数字(すうじ)を答(こた)えなさい。

    答え:____________

    正解:100
    火山(かざん)前線(ぜんせん)の真下(ました)では、沈(しず)み込(こ)んだプレートがおよそ深(ふか)さ100〜150kmに達(たっ)していることが地震(じしん)の観測(かんそく)からわかっている。

  3. プレートの動(うご)きとは関係(かんけい)なく、マントル深部(しんぶ)から熱(あつ)い物質(ぶっしつ)が上昇(じょうしょう)し続(つづ)け、位置(いち)がほとんど変(か)わらない場所(ばしょ)を何(なん)と呼(よ)ぶか。

    • ◯ 中央海嶺(ちゅうおうかいれい)
    • ◯ モホ面(めん)
    • ◯ 火山(かざん)前線(ぜんせん)
    • ◯ ホットスポット

    正解:ホットスポット
    ホットスポットでは、プレートの動(うご)きと関係(かんけい)なくマントル(新しいタブで開きます)深部(しんぶ)から熱(あつ)い物質(ぶっしつ)が上(あ)がり続(つづ)け、プレートの真(ま)ん中(なか)でも火山(かざん)をつくる。

  4. ホットスポットでできた火山島(かざんとう)が、噴火(ふんか)を終(お)えて海面下(かいめんか)に沈(しず)んでできる地形(ちけい)を何(なん)と呼(よ)ぶか。

    • ◯ 海溝(かいこう)
    • ◯ 海嶺(かいれい)
    • ◯ 大陸棚(たいりくだな)
    • ◯ 海山(かいざん)

    正解:海山
    噴火(ふんか)が止(と)まった古(ふる)い火山(かざん)は、プレートとともに運(はこ)ばれながら海面下(かいめんか)に沈(しず)んで海山(かいざん)と呼(よ)ばれる地形(ちけい)になることが多(おお)い。

単元のポイント

  • 火山(かざん)前線(ぜんせん) 海溝(かいこう)からほぼ一定(いってい)の距離(きょり)(深(ふか)さ100〜150kmに沈(しず)み込(こ)んだプレートの真上(まうえ))に並(なら)ぶ、火山(かざん)分布(ぶんぷ)の海溝(かいこう)側(がわ)の境界(きょうかい)線(せん)
  • 火山(かざん)帯(たい) 火山(かざん)前線(ぜんせん)より大陸(たいりく)側(がわ)に広(ひろ)がる、火山(かざん)が帯状(たいじょう)に分布(ぶんぷ)する地域(ちいき)
  • ホットスポット プレートの動(うご)きと関係(かんけい)なく、マントル深部(しんぶ)から熱(あつ)い物質(ぶっしつ)が上昇(じょうしょう)し続(つづ)ける、位置(いち)がほとんど変(か)わらない場所(ばしょ)
  • 海山(かいざん) ホットスポットなどでできた海底(かいてい)火山(かざん)が、噴火(ふんか)をやめてプレートとともに移動(いどう)したもの
問題を解く
単元のポイント
  • 火山(かざん)前線(ぜんせん) 海溝(かいこう)からほぼ一定(いってい)の距離(きょり)(深(ふか)さ100〜150kmに沈(しず)み込(こ)んだプレートの真上(まうえ))に並(なら)ぶ、火山(かざん)分布(ぶんぷ)の海溝(かいこう)側(がわ)の境界(きょうかい)線(せん)
  • 火山(かざん)帯(たい) 火山(かざん)前線(ぜんせん)より大陸(たいりく)側(がわ)に広(ひろ)がる、火山(かざん)が帯状(たいじょう)に分布(ぶんぷ)する地域(ちいき)
  • ホットスポット プレートの動(うご)きと関係(かんけい)なく、マントル深部(しんぶ)から熱(あつ)い物質(ぶっしつ)が上昇(じょうしょう)し続(つづ)ける、位置(いち)がほとんど変(か)わらない場所(ばしょ)
  • 海山(かいざん) ホットスポットなどでできた海底(かいてい)火山(かざん)が、噴火(ふんか)をやめてプレートとともに移動(いどう)したもの