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火成岩(かせいがん)とマグマ

カワウソ先生岩石(がんせき)の名前(なまえ)は、SiO₂の量(りょう)と冷(ひ)え方(かた)という2つの軸(じく)の組(く)み合(あ)わせで決(き)まっているよ。

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  1. マグマに含(ふく)まれるSiO₂の割合(わりあい)が少(すく)ないほど有色鉱物(ゆうしょくこうぶつ)の多(おお)い岩石(がんせき)、多(おお)いほど無色鉱物(むしょくこうぶつ)の多(おお)い岩石(がんせき)ができる。
  2. 同(おな)じSiO₂の量(りょう)でも、地表(ちひょう)近(ちか)くで急(きゅう)に冷(ひ)えた火山岩(かざんがん)(新しいタブで開きます)と、地下(ちか)深(ふか)くでゆっくり冷(ひ)えた深成岩(しんせいがん)とでは岩石(がんせき)の名前(なまえ)が異(こと)なる。
  3. 岩石(がんせき)の名前(なまえ)は、SiO₂の量(りょう)(玄武岩(げんぶがん)質(しつ)・安山岩(あんざんがん)質(しつ)・流紋岩(りゅうもんがん)質(しつ))と冷(ひ)え方(かた)(火山岩(かざんがん)・深成岩(しんせいがん))の組(く)み合(あ)わせで決(き)まっている。

詳しく

SiO₂の量(りょう)と鉱物(こうぶつ)の色(いろ)の関係(かんけい)

マグマにはさまざまな成分(せいぶん)が含(ふく)まれているが、その中(なか)でもSiO₂(ケイ酸(さん))の割合(わりあい)は、できる岩石(がんせき)の性質(せいしつ)を大(おお)きく左右(さゆう)する。SiO₂が少(すく)ないマグマからは、鉄(てつ)やマグネシウムを多(おお)く含(ふく)む黒(くろ)っぽい有色鉱物(ゆうしょくこうぶつ)を多(おお)く含(ふく)む岩石(がんせき)ができやすい。

反対(はんたい)に、SiO₂が多(おお)いマグマからは、石英(せきえい)や長石(ちょうせき)など白(しろ)っぽい無色鉱物(むしょくこうぶつ)を多(おお)く含(ふく)む岩石(がんせき)ができやすい。マグマに含(ふく)まれるSiO₂の量(りょう)が、岩石(がんせき)の見(み)た目(め)のちがいのもとになっている。

この関係(かんけい)にもとづいて、マグマや岩石(がんせき)はSiO₂が少(すく)ない順(じゅん)に玄武岩(げんぶがん)質(しつ)・安山岩(あんざんがん)質(しつ)・流紋岩(りゅうもんがん)質(しつ)と分類(ぶんるい)される。玄武岩(げんぶがん)質(しつ)のマグマからは色(いろ)の濃(こ)い岩石(がんせき)が、流紋岩(りゅうもんがん)質(しつ)のマグマからは色(いろ)の淡(あわ)い岩石(がんせき)ができる。

色(いろ)のちがいには、SiO₂の量(りょう)による密度(みつど)(新しいタブで開きます)のちがいも関係(かんけい)しているのだ。有色鉱物(ゆうしょくこうぶつ)を多(おお)く含(ふく)む玄武岩(げんぶがん)質(しつ)の岩石(がんせき)ほど密度(みつど)が大(おお)きく、無色鉱物(むしょくこうぶつ)を多(おお)く含(ふく)む流紋岩(りゅうもんがん)質(しつ)の岩石(がんせき)ほど密度(みつど)が小(ちい)さい。

SiO₂の量と有色鉱物・無色鉱物の割合Asatte Studio(Manazoo)/オリジナル(コードで作図)

火山岩(かざんがん)と深成岩(しんせいがん)で変(か)わる岩石名(がんせきめい)

同(おな)じ玄武岩(げんぶがん)質(しつ)のマグマでも、冷(ひ)え方(かた)によってできる岩石(がんせき)は変(か)わる。地表(ちひょう)や地表(ちひょう)近(ちか)くで急(きゅう)に冷(ひ)え固(かた)まった火山岩(かざんがん)では玄武岩(げんぶがん)ができ、地下(ちか)深(ふか)くでゆっくり冷(ひ)え固(かた)まった深成岩(しんせいがん)では斑(はん)れい岩(がん)ができる。

安山岩(あんざんがん)質(しつ)のマグマの場合(ばあい)、火山岩(かざんがん)としてできるのは安山岩(あんざんがん)、深成岩(しんせいがん)としてできるのはせん緑岩(りょくがん)だ。流紋岩(りゅうもんがん)質(しつ)のマグマでは、火山岩(かざんがん)として流紋岩(りゅうもんがん)が、深成岩(しんせいがん)として花(か)こう岩(がん)ができる。

このように、岩石(がんせき)の名前(なまえ)はSiO₂の量(りょう)(玄武岩(げんぶがん)質(しつ)・安山岩(あんざんがん)質(しつ)・流紋岩(りゅうもんがん)質(しつ))と、冷(ひ)え方(かた)(火山岩(かざんがん)・深成岩(しんせいがん))という2つの軸(じく)の組(く)み合(あ)わせで決(き)まっている。

火山岩・深成岩とSiO₂量による岩石名Asatte Studio(Manazoo)/オリジナル(コードで作図)

冷(ひ)え方(かた)のちがいが岩石(がんせき)のつくりを変(か)える理由(りゆう)

地表(ちひょう)近(ちか)くでマグマが急(きゅう)に冷(ひ)えると、鉱物(こうぶつ)が大(おお)きく成長(せいちょう)する時間(じかん)がないため、小(ちい)さな結晶(けっしょう)やガラス質(しつ)の部分(ぶぶん)が目立(めだ)つつくりになる。地下(ちか)深(ふか)くでマグマがゆっくり冷(ひ)えると、鉱物(こうぶつ)がじゅうぶんに成長(せいちょう)できるため、大(おお)きな結晶(けっしょう)が組(く)み合(あ)わさったつくりになる。

このため、同(おな)じ成分(せいぶん)のマグマからできた岩石(がんせき)でも、火山岩(かざんがん)と深成岩(しんせいがん)では見(み)た目(め)や手(て)ざわりの差(さ)は大(おお)きいものだ。顕微鏡(けんびきょう)で観察(かんさつ)すると、結晶(けっしょう)の大(おお)きさのちがいがはっきりとわかる。

マグマのSiO₂の量(りょう)と冷(ひ)え方(かた)は、岩石(がんせき)を読(よ)み解(と)く2つの手(て)がかりだ。この2つから、岩石(がんせき)がどのような場所(ばしょ)でどう冷(ひ)え固(かた)まったのかを読(よ)み取(と)れる。

確認問題

問題 1 / 4SiO₂の割合(わりあい)が少(すく)ないマグマからできやすい、鉄(てつ)やマグネシウムを多(おお)く含(ふく)む黒(くろ)っぽい鉱物(こうぶつ)のなかまを何(なん)と呼(よ)ぶか。

確認問題(解答用紙)

この問題を端末で解くための QR コード

スマホやタブレットで読み取ると、この問題をその場で解けます。

https://manazoo.com/science/magma-and-igneous-rocks/?from=print#quiz

  1. SiO₂の割合(わりあい)が少(すく)ないマグマからできやすい、鉄(てつ)やマグネシウムを多(おお)く含(ふく)む黒(くろ)っぽい鉱物(こうぶつ)のなかまを何(なん)と呼(よ)ぶか。

    • ◯ 無色鉱物(むしょくこうぶつ)
    • ◯ 非(ひ)晶(しょう)質(しつ)鉱物(こうぶつ)
    • ◯ 結晶(けっしょう)質(しつ)鉱物(こうぶつ)
    • ◯ 有色鉱物(ゆうしょくこうぶつ)

    正解:有色鉱物
    SiO₂が少(すく)ないマグマからは、鉄(てつ)やマグネシウムを多(おお)く含(ふく)む黒(くろ)っぽい有色鉱物(ゆうしょくこうぶつ)を多(おお)く含(ふく)む岩石(がんせき)ができやすい。

  2. 安山岩(あんざんがん)質(しつ)のマグマが地下(ちか)深(ふか)くでゆっくり冷(ひ)え固(かた)まってできる深成岩(しんせいがん)は何(なに)か。

    • ◯ せん緑岩(りょくがん)
    • ◯ 花(か)こう岩(がん)
    • ◯ 玄武岩(げんぶがん)
    • ◯ 斑(はん)れい岩(がん)

    正解:せん緑岩
    安山岩(あんざんがん)質(しつ)のマグマでは、火山岩(かざんがん)(新しいタブで開きます)として安山岩(あんざんがん)が、深成岩(しんせいがん)としてせん緑岩(りょくがん)ができる。

  3. 同(おな)じ成分(せいぶん)のマグマから、地表(ちひょう)や地表(ちひょう)近(ちか)くで急(きゅう)に冷(ひ)え固(かた)まってできる岩石(がんせき)を何(なん)と呼(よ)ぶか。

    • ◯ 深成岩(しんせいがん)
    • ◯ 堆積岩(たいせきがん)
    • ◯ 火山岩(かざんがん)
    • ◯ 変成岩(へんせいがん)

    正解:火山岩
    地表(ちひょう)や地表(ちひょう)近(ちか)くで急(きゅう)に冷(ひ)え固(かた)まった岩石(がんせき)を火山岩(かざんがん)という。地下(ちか)深(ふか)くでゆっくり冷(ひ)え固(かた)まった岩石(がんせき)は深成岩(しんせいがん)と呼(よ)ばれる。

  4. 地下(ちか)深(ふか)くでマグマがゆっくり冷(ひ)えてできた岩石(がんせき)のつくりの特徴(とくちょう)は何(なに)か。

    • ◯ すべてガラス質(しつ)である
    • ◯ 大(おお)きな結晶(けっしょう)が組(く)み合(あ)わさっている
    • ◯ 結晶(けっしょう)がほとんど見(み)えない
    • ◯ 層状(そうじょう)に重(かさ)なっている

    正解:大きな結晶が組み合わさっている
    地下(ちか)深(ふか)くでゆっくり冷(ひ)えると、鉱物(こうぶつ)がじゅうぶんに成長(せいちょう)できるため、大(おお)きな結晶(けっしょう)が組(く)み合(あ)わさったつくりになる。

単元のポイント

  • SiO₂(ケイ酸(さん))の量(りょう) マグマに含(ふく)まれるSiO₂の割合(わりあい)。少(すく)ないほど有色鉱物(ゆうしょくこうぶつ)、多(おお)いほど無色鉱物(むしょくこうぶつ)が多(おお)い岩石(がんせき)になる
  • 有色鉱物(ゆうしょくこうぶつ) 黒(くろ)っぽい色(いろ)をした鉱物(こうぶつ)。かんらん石(いし)・輝石(きせき)・角閃石(かくせんせき)など、鉄(てつ)やマグネシウムを多(おお)く含(ふく)む
  • 無色鉱物(むしょくこうぶつ) 白(しろ)っぽい色(いろ)をした鉱物(こうぶつ)。石英(せきえい)・長石(ちょうせき)など、SiO₂を多(おお)く含(ふく)む
  • 火山岩(かざんがん)と深成岩(しんせいがん) 同(おな)じSiO₂の量(りょう)でも、急(きゅう)に冷(ひ)えた火山岩(かざんがん)と、ゆっくり冷(ひ)えた深成岩(しんせいがん)とでは岩石(がんせき)の名前(なまえ)が異(こと)なる
問題を解く
単元のポイント
  • SiO₂(ケイ酸(さん))の量(りょう) マグマに含(ふく)まれるSiO₂の割合(わりあい)。少(すく)ないほど有色鉱物(ゆうしょくこうぶつ)、多(おお)いほど無色鉱物(むしょくこうぶつ)が多(おお)い岩石(がんせき)になる
  • 有色鉱物(ゆうしょくこうぶつ) 黒(くろ)っぽい色(いろ)をした鉱物(こうぶつ)。かんらん石(いし)・輝石(きせき)・角閃石(かくせんせき)など、鉄(てつ)やマグネシウムを多(おお)く含(ふく)む
  • 無色鉱物(むしょくこうぶつ) 白(しろ)っぽい色(いろ)をした鉱物(こうぶつ)。石英(せきえい)・長石(ちょうせき)など、SiO₂を多(おお)く含(ふく)む
  • 火山岩(かざんがん)と深成岩(しんせいがん) 同(おな)じSiO₂の量(りょう)でも、急(きゅう)に冷(ひ)えた火山岩(かざんがん)と、ゆっくり冷(ひ)えた深成岩(しんせいがん)とでは岩石(がんせき)の名前(なまえ)が異(こと)なる