地震の発生の仕組み
カワウソ先生地震は、プレートがすべらずに固着している場所にひずみがたまり、それが一気に戻ることで起こるよ。
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- プレート境界(新しいタブで開きます)が固着したまま陸側のプレートが引きずり込まれ、ひずみが一気に解放されるとプレート間地震が起こる。
- 沈み込んだプレート(スラブ)が曲げられる力によって、プレートの内部で起こる地震をスラブ内地震という。
- 日本付近では、スラブ内地震がおよそ深さ600kmほどまで起こることが、震源(新しいタブで開きます)の分布からわかっている。
詳しく
プレート間地震が起こるまで
沈み込み帯では、海側のプレートが陸側のプレートの下へ沈み込み続けている。ところが、プレート境界の浅い部分は強く固着していることが多い。プレートがすべらないまま、海側のプレートの沈み込みに引きずられて、陸側のプレートの端が少しずつ沈んでいく。
この状態が続くと、陸側のプレートにはひずみが少しずつたまっていく。ひずみがプレート境界の強度の限界を超えると、固着していた面が一気にずれ、たまっていたひずみが解放される。
このとき、引きずり込まれていた陸側のプレートの端が跳ね上がるように元に戻り、プレート間地震が発生する。プレート境界が広い範囲で一気にずれるため、規模の大きな地震になりやすい。
沈み込んだプレートの中で起こる地震
地震はプレートの境界だけでなく、沈み込んだプレート(スラブ)の内部でも起こる。沈み込むプレートは、平らな板が曲げられるように変形する。曲がる部分に力が集中し、プレートの内部で岩石が割れてスラブ内地震が起こるのだ。
震源の深さを海溝(新しいタブで開きます)からの距離ごとに見ていく。海溝に近いところでは浅く、大陸側に向かうにつれて深くなっていく帯状の分布が現れる。これは、沈み込んだプレートの形に沿って震源が並んでいることを示している。
日本付近では、このスラブ内地震がおよそ深さ600kmほどまで起こることが震源の分布からわかっているのだ。震源の深さが深いこのような地震は深発地震とも呼ばれる。
なぜプレートの沈み込みが地震を引き起こすのか
プレートの沈み込みが地震を引き起こす理由は、プレート間地震とスラブ内地震で異なる。プレート間地震は、プレート境界の固着とひずみの蓄積・解放という繰り返しによって起こる。中学校で学んだ海溝型地震(新しいタブで開きます)は、このプレート間地震にあたる。
一方、スラブ内地震は、プレート自体が曲げられることで生じる力が原因だ。どちらも、プレートが沈み込み続ける限り、くり返し発生することになる。
地震の発生の仕組みを知ることは、どこでどのような地震が起こりやすいかを考える手がかりになる。
確認問題
確認問題(解答用紙)
スマホやタブレットで読み取ると、この問題をその場で解けます。
https://manazoo.com/science/mechanism-of-earthquake-occurrence/?from=print#quiz
沈み込む海洋プレートと陸側のプレートの境界がずれて起こる、規模が大きくなりやすい地震を何と呼ぶか。
- ◯ 誘発地震
- ◯ プレート間地震
- ◯ 内陸型地震
- ◯ スラブ内地震
正解:プレート間地震
プレート境界(新しいタブで開きます)が広い範囲で一気にずれるプレート間地震は、規模の大きな地震になりやすい。沈み込んだプレート(スラブ)自体が曲げられる力によって、プレートの内部で起こる地震を何と呼ぶか。
- ◯ 誘発地震
- ◯ スラブ内地震
- ◯ プレート間地震
- ◯ 火山性地震
正解:スラブ内地震
沈み込むプレートが曲げられるように変形するため、曲がる部分に力が集中してスラブ内地震が起こる。日本付近でスラブ内地震が起こっているのは、およそ深さ何kmまでか。数字で答えなさい。
答え:____________
正解:600
日本付近では、スラブ内地震がおよそ深さ600kmほどまで起こることが震源(新しいタブで開きます)の分布からわかっている。プレート境界が固着したまま陸側のプレートが引きずり込まれ、少しずつたまっていく岩石の変形を何と呼ぶか。
- ◯ 余震
- ◯ 液状化
- ◯ 断層
- ◯ ひずみ
正解:ひずみ
プレートが固着したまま動き続けることで、陸側のプレートにひずみが少しずつたまっていく。
単元のポイント
- プレート間地震 沈み込む海洋プレートと陸側のプレートの境界がずれて起こる地震。規模が大きくなりやすい
- スラブ内地震 沈み込んだ海洋プレート(スラブ)の内部で、プレートが曲げられる力によって起こる地震
- ひずみ プレートが固着したまま動き続けることで、少しずつたまっていく岩石の変形
- 深発地震 震源の深さが深い地震。日本付近ではおよそ深さ600kmほどまでスラブ内地震が起きている