転写と翻訳
カワウソ先生コドンという3塩基の並びごとに、1個のアミノ酸の種類が決まるよ。
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- DNA(新しいタブで開きます)の塩基配列をもとにmRNAが合成される過程を転写という。
- mRNAの情報は、tRNAを介してアミノ酸配列へ変換される。この過程を翻訳という。
- mRNAの3つの塩基の並び(コドン)ごとに、対応するアミノ酸が1個決まる。
詳しく
DNAからmRNAへの転写
DNAにある遺伝情報は、まずmRNAという物質に写し取られる。DNAの塩基配列をもとにmRNAが合成される、この過程を転写という。
転写では、DNAの2本鎖のうち一方の鎖の塩基配列にしたがって、対になる塩基をもつmRNAが1本作られる。RNAの塩基はTの代わりにウラシル(U)を使うので、鋳型の鎖のAにはUが対になる点がDNAとの違いだ。真核細胞では転写は核の中で起こり、できたmRNAは核から細胞質へ移動する。
こうして、DNAという長い情報の一部が、mRNAという運びやすい形に変換される。
コドンとtRNAによる翻訳
mRNAの情報をもとにアミノ酸が順につながり、タンパク質が作られる過程を翻訳という。mRNAの塩基配列は、3つずつの組に区切って読まれ、この3塩基の組をコドンという。
tRNAは、コドンに対応するアミノ酸を運んでくる役割をもつ。1つのコドンにつき、決まった1種類のアミノ酸が運ばれてくる。
たとえば、mRNAが300塩基からできているとする。3塩基で1個のアミノ酸に対応するので、翻訳されるアミノ酸はおよそ100個になる。
タンパク質が生命を支える理由
転写と翻訳を通して合成されたタンパク質は、体の材料になるだけではない。酵素(新しいタブで開きます)として体内の反応を進めたり、体の調節にかかわったりと、幅広い役割をもつ。
DNAの塩基配列がそのままアミノ酸配列に対応するので、配列の違いがタンパク質の違いを生み、生物の体の違いにつながる。
DNAに書かれた遺伝情報は、こうした情報の流れを通してタンパク質になる。体のはたらきを支えるタンパク質として、実際の生命現象に結びつく。
確認問題
確認問題(解答用紙)
スマホやタブレットで読み取ると、この問題をその場で解けます。
https://manazoo.com/science/transcription-and-translation/?from=print#quiz
転写によって合成されるものはどれか。
- ◯ アミノ酸
- ◯ mRNA
- ◯ DNAポリメラーゼ
- ◯ タンパク質
正解:mRNA
転写は、DNA(新しいタブで開きます)の塩基配列をもとにmRNAが合成される過程である。翻訳のとき、コドンに対応するアミノ酸を運んでくるのはどれか。
- ◯ リン酸
- ◯ DNA
- ◯ mRNA
- ◯ tRNA
正解:tRNA
tRNAは、コドンに対応するアミノ酸を運んでくる役割をもつ。1つのコドンは何個の塩基からできているか。
答え:____________
正解:3
コドンは、mRNAの3つの塩基の並びで、1個のアミノ酸を指定する単位である。300塩基からなるmRNAが翻訳されるとき、できるアミノ酸はおよそ何個か。
答え:____________
正解:100
コドン1つ(3塩基)につき1個のアミノ酸が対応するので、300÷3=100個になる。
単元のポイント
- 転写 DNAの塩基配列をもとにmRNAが合成される過程
- 翻訳 mRNAの塩基配列が、tRNAを介してアミノ酸配列に変換される過程
- コドン mRNAの3つの塩基の並び。1個のアミノ酸を指定する単位
- tRNA コドンに対応するアミノ酸を運ぶRNA