複素数平面と絶対値・共役複素数
ゾウ先生複素数も座標の点として見れば、ベクトルと同じ図形の目で考えられるよ。
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- 複素数(新しいタブで開きます)a+biは、座標平面上の点(a,b)として表せる。この平面を複素数平面といい、横軸を実軸、縦軸を虚軸という。
- 原点Oから点zまでの距離をzの絶対値(新しいタブで開きます)といい|z|と書く。z=a+biなら|z|=√(a²+b²)で求まる。
- a+biの共役複素数はa−biで、実軸について対称な点になる。和・差・実数倍にも図形的な意味がある。
詳しく
公式
複素数を、座標平面上の点として表そう。この平面を複素数平面といい、横軸を実軸、縦軸を虚軸という。
点と原点Oとの距離を、zの絶対値といいと書く。三平方の定理(新しいタブで開きます)からになる。
に対してを共役複素数といい、と書く。点は点zと実軸について対称な位置にある。
2つの複素数、の和は、点になる。実部・虚部をそれぞれ足す計算と同じだ。
差は点から点へ向かう移動を表し、実数k倍は原点からの距離を倍した点になる。
例題
例題:の絶対値と共役複素数を求めよ。
絶対値はになる。
共役複素数は実部をそのまま、虚部の符号を変えてだ。
なぜそうなるか
複素数の和がなぜ点の移動になるのか、ベクトルと同じ考え方で確かめよう。
複素数は、原点から点へ向かうベクトルと同じ向き・大きさを持つと見なせる。
の実部・虚部がそれぞれの実部・虚部の和になるのは、ベクトルの成分どうしを足す計算とまったく同じだからだ。
差も同じように、点から点へ向かうベクトルと同じ図形的な意味を持つ。
実数k倍で絶対値が倍になるのは、原点からの距離をk倍に伸び縮みさせる操作だからだ。kが負なら原点を挟んで反対側に移る。
確認問題
確認問題(解答用紙)
スマホやタブレットで読み取ると、この問題をその場で解けます。
https://manazoo.com/math/complex-plane-and-conjugate/?from=print#quiz
複素数z=3+4iの絶対値を求めよ。
答え:____________
正解:5
絶対値(新しいタブで開きます)は|z|=√(a²+b²)で求まる。|z|=√(3²+4²)=√25=5。2-5iの共役複素数はどれか。
- ◯ 2+5i
- ◯ -2-5i
- ◯ 2-5i
- ◯ -2+5i
正解:2+5i
共役複素数(新しいタブで開きます)は実部をそのまま、虚部の符号を変える。2-5iの共役複素数は2+5iだ。z1=2+3i、z2=1-4iのとき、z1+z2の実部を求めよ。
答え:____________
正解:3
和の実部は実部どうしを足す。2+1=3。|z|=6のとき、|-3z|を求めよ。
答え:____________
正解:18
実数k倍の絶対値は|k|倍になる。|-3z|=|-3|×|z|=3×6=18。
単元のポイント
- 複素数平面 複素数a+biを点(a,b)として表す平面。横軸が実軸、縦軸が虚軸
- 絶対値|z| 原点から点zまでの距離。z=a+biなら√(a²+b²)
- 共役複素数 a+biに対しa−bi。実軸について対称な点