本文へ移動

複素数(ふくそすう)平面(へいめん)と絶対値(ぜったいち)・共役(きょうやく)複素数(ふくそすう)

ゾウ先生複素数(ふくそすう)も座標(ざひょう)の点(てん)として見(み)れば、ベクトルと同(おな)じ図形(ずけい)の目(め)で考(かんが)えられるよ。

30秒でつかむ

  1. 複素数(ふくそすう)(新しいタブで開きます)a+biは、座標(ざひょう)平面上(へいめんじょう)の点(てん)(a,b)として表(あらわ)せる。この平面(へいめん)を複素数(ふくそすう)平面(へいめん)といい、横(よこ)軸(じく)を実軸(じつじく)、縦(たて)軸(じく)を虚(きょ)軸(じく)という。
  2. 原点(げんてん)Oから点(てん)zまでの距離(きょり)をzの絶対値(ぜったいち)(新しいタブで開きます)といい|z|と書(か)く。z=a+biなら|z|=√(a²+b²)で求(もと)まる。
  3. a+biの共役(きょうやく)複素数(ふくそすう)はa−biで、実軸(じつじく)について対称(たいしょう)な点(てん)になる。和(わ)・差(さ)・実数(じっすう)倍(ばい)にも図形(ずけい)的(てき)な意味(いみ)がある。

詳しく

公式(こうしき)

複素数(ふくそすう)a+bia+biを、座標(ざひょう)平面上(へいめんじょう)の点(てん)(a,b)(a,b)として表(あらわ)そう。この平面(へいめん)を複素数(ふくそすう)平面(へいめん)といい、横(よこ)軸(じく)を実軸(じつじく)、縦(たて)軸(じく)を虚(きょ)軸(じく)という。

点(てん)z=a+biz=a+biと原点(げんてん)Oとの距離(きょり)を、zの絶対値(ぜったいち)といい∣z∣|z|と書(か)く。三(さん)平方(へいほう)の定理(ていり)(新しいタブで開きます)から∣z∣=a2+b2|z|=\sqrt{a^2+b^2}になる。

a+bia+biに対(たい)してa−bia-biを共役(きょうやく)複素数(ふくそすう)といい、zˉ\bar{z}と書(か)く。点(てん)zˉ\bar{z}は点(てん)zと実軸(じつじく)について対称(たいしょう)な位置(いち)にある。

2つの複素数(ふくそすう)z1=a1+b1iz_1=a_1+b_1i、z2=a2+b2iz_2=a_2+b_2iの和(わ)z1+z2z_1+z_2は、点(てん)(a1+a2,b1+b2)(a_1+a_2,b_1+b_2)になる。実部(じつぶ)・虚部(きょぶ)をそれぞれ足(た)す計算(けいさん)と同(おな)じだ。

差(さ)z1−z2z_1-z_2は点(てん)z2z_2から点(てん)z1z_1へ向(む)かう移動(いどう)を表(あらわ)し、実数(じっすう)k倍(ばい)kzkzは原点(げんてん)からの距離(きょり)を∣k∣|k|倍(ばい)した点(てん)になる。

点zと共役複素数は実軸について対称Asatte Studio(Manazoo)/オリジナル(コードで作図)

例題(れいだい)

例題(れいだい):z=3+4iz=3+4iの絶対値(ぜったいち)と共役(きょうやく)複素数(ふくそすう)を求(もと)めよ。

絶対値(ぜったいち)は∣z∣=32+42=25=5|z|=\sqrt{3^2+4^2}=\sqrt{25}=5になる。

共役(きょうやく)複素数(ふくそすう)は実部(じつぶ)をそのまま、虚部(きょぶ)の符号(ふごう)を変(か)えてzˉ=3−4i\bar{z}=3-4iだ。

なぜそうなるか

複素数(ふくそすう)の和(わ)がなぜ点(てん)の移動(いどう)になるのか、ベクトルと同(おな)じ考(かんが)え方(かた)で確(たし)かめよう。

複素数(ふくそすう)z=a+biz=a+biは、原点(げんてん)から点(てん)(a,b)(a,b)へ向(む)かうベクトルと同(おな)じ向(む)き・大(おお)きさを持(も)つと見(み)なせる。

z1+z2z_1+z_2の実部(じつぶ)・虚部(きょぶ)がそれぞれの実部(じつぶ)・虚部(きょぶ)の和(わ)になるのは、ベクトルの成分(せいぶん)どうしを足(た)す計算(けいさん)とまったく同(おな)じだからだ。

差(さ)z1−z2z_1-z_2も同(おな)じように、点(てん)z2z_2から点(てん)z1z_1へ向(む)かうベクトルと同(おな)じ図形(ずけい)的(てき)な意味(いみ)を持(も)つ。

実数(じっすう)k倍(ばい)で絶対値(ぜったいち)が∣k∣|k|倍(ばい)になるのは、原点(げんてん)からの距離(きょり)をk倍(ばい)に伸(の)び縮(ちぢ)みさせる操作(そうさ)だからだ。kが負(ふ)なら原点(げんてん)を挟(はさ)んで反対(はんたい)側(がわ)に移(うつ)る。

z1+z2は実部どうし・虚部どうしを足すAsatte Studio(Manazoo)/オリジナル(コードで作図)

確認問題

問題 1 / 4複素数(ふくそすう)z=3+4iの絶対値(ぜったいち)を求(もと)めよ。

確認問題(解答用紙)

この問題を端末で解くための QR コード

スマホやタブレットで読み取ると、この問題をその場で解けます。

https://manazoo.com/math/complex-plane-and-conjugate/?from=print#quiz

  1. 複素数(ふくそすう)z=3+4iの絶対値(ぜったいち)を求(もと)めよ。

    答え:____________

    正解:5
    絶対値(ぜったいち)(新しいタブで開きます)は|z|=√(a²+b²)で求(もと)まる。|z|=√(3²+4²)=√25=5。

  2. 2-5iの共役(きょうやく)複素数(ふくそすう)はどれか。

    • ◯ 2+5i
    • ◯ -2-5i
    • ◯ 2-5i
    • ◯ -2+5i

    正解:2+5i
    共役(きょうやく)複素数(ふくそすう)(新しいタブで開きます)は実部(じつぶ)をそのまま、虚部(きょぶ)の符号(ふごう)を変(か)える。2-5iの共役(きょうやく)複素数(ふくそすう)は2+5iだ。

  3. z1=2+3i、z2=1-4iのとき、z1+z2の実部(じつぶ)を求(もと)めよ。

    答え:____________

    正解:3
    和(わ)の実部(じつぶ)は実部(じつぶ)どうしを足(た)す。2+1=3。

  4. |z|=6のとき、|-3z|を求(もと)めよ。

    答え:____________

    正解:18
    実数(じっすう)k倍(ばい)の絶対値(ぜったいち)は|k|倍(ばい)になる。|-3z|=|-3|×|z|=3×6=18。

単元のポイント

  • 複素数(ふくそすう)平面(へいめん) 複素数(ふくそすう)a+biを点(てん)(a,b)として表(あらわ)す平面(へいめん)。横(よこ)軸(じく)が実軸(じつじく)、縦(たて)軸(じく)が虚(きょ)軸(じく)
  • 絶対値(ぜったいち)|z| 原点(げんてん)から点(てん)zまでの距離(きょり)。z=a+biなら√(a²+b²)
  • 共役(きょうやく)複素数(ふくそすう) a+biに対(たい)しa−bi。実軸(じつじく)について対称(たいしょう)な点(てん)
問題を解く
単元のポイント
  • 複素数(ふくそすう)平面(へいめん) 複素数(ふくそすう)a+biを点(てん)(a,b)として表(あらわ)す平面(へいめん)。横(よこ)軸(じく)が実軸(じつじく)、縦(たて)軸(じく)が虚(きょ)軸(じく)
  • 絶対値(ぜったいち)|z| 原点(げんてん)から点(てん)zまでの距離(きょり)。z=a+biなら√(a²+b²)
  • 共役(きょうやく)複素数(ふくそすう) a+biに対(たい)しa−bi。実軸(じつじく)について対称(たいしょう)な点(てん)