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直線(ちょくせん)の方程式(ほうていしき)

ゾウ先生まず傾(かたむ)きmを求(もと)めてから式(しき)を作(つく)る、という中学(ちゅうがく)の手順(てじゅん)がそのまま使(つか)えることを確認(かくにん)しよう。

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  1. 1点(てん)(x₁,y₁)と傾(かたむ)きmが分(わ)かれば、直線(ちょくせん)の式(しき)はy−y₁=m(x−x₁)で求(もと)まる。
  2. すべての直線(ちょくせん)はax+by+c=0の形(かたち)で表(あらわ)せ、2直線(ちょくせん)が平行(へいこう)ならm₁=m₂、垂直(すいちょく)ならm₁m₂=−1になる。
  3. 点(てん)(x₀,y₀)と直線(ちょくせん)ax+by+c=0の距離(きょり)は、公式(こうしき)に代入(だいにゅう)して求(もと)められる。

詳しく

公式(こうしき)

中学(ちゅうがく)では、一次関数(いちじかんすう)の傾(かたむ)きと切片(せっぺん)(新しいタブで開きます)から直線(ちょくせん)の式(しき)y=mx+nを求(もと)めてきた。ここでは、1点(てん)と傾(かたむ)きだけから式(しき)を作(つく)る方法(ほうほう)と、縦(たて)の直線(ちょくせん)も表(あらわ)せる一般形(いっぱんがた)へ考(かんが)え方(かた)を広(ひろ)げる。

点(てん)(x₁,y₁)を通(とお)り傾(かたむ)きmの直線(ちょくせん)は、y−y1=m(x−x1)y-y_1=m(x-x_1)という式(しき)で表(あらわ)せる。

この式(しき)を整理(せいり)するとax+by+c=0の形(かたち)になる。どんな直線(ちょくせん)もこの形(かたち)で表(あらわ)せるので、これを直線(ちょくせん)の方程式(ほうていしき)の一般形(いっぱんがた)という。b=0のときは縦(たて)の直線(ちょくせん)x=定数(ていすう)になり、傾(かたむ)きが定義(ていぎ)できない場合(ばあい)もこの形(かたち)なら表(あらわ)せる。

2直線(ちょくせん)の傾(かたむ)きをm₁、m₂とすると、平行(へいこう)ならm1=m2m_1=m_2、垂直(すいちょく)ならm1m2=−1m_1m_2=-1になる。

点(てん)(x₀,y₀)と直線(ちょくせん)ax+by+c=0の距離(きょり)dは、d=∣ax0+by0+c∣a2+b2d=\dfrac{|ax_0+by_0+c|}{\sqrt{a^2+b^2}}で求(もと)まる。

平行は傾きが同じ、垂直は傾きの積が−1Asatte Studio(Manazoo)/オリジナル(コードで作図)

例題(れいだい)

例題(れいだい):2点(てん)(1,3)、(4,9)を通(とお)る直線(ちょくせん)の式(しき)を求(もと)めよ。

傾(かたむ)きはm=(9−3)/(4−1)=2。点(てん)(1,3)を使(つか)うとy−3=2(x−1)y-3=2(x-1)よりy=2x+1\mathbf{y=2x+1}になる。一般形(いっぱんがた)では2x−y+1=0。

この直線(ちょくせん)に平行(へいこう)で切片(せっぺん)が−3の直線(ちょくせん)はy=2x−3、垂直(すいちょく)な直線(ちょくせん)の傾(かたむ)きは−1/2なのでy=−(1/2)x+4のような式(しき)になる。

例題(れいだい):点(てん)(5,5)と直線(ちょくせん)3x+4y−10=0の距離(きょり)を求(もと)めよ。公式(こうしき)のa、bにこれらの値(あたい)を入(い)れると、d=∣15+20−10∣5=5d=\dfrac{|15+20-10|}{5}=5になる。

点と直線の距離d=5Asatte Studio(Manazoo)/オリジナル(コードで作図)

なぜそうなるか

点(てん)と傾(かたむ)きの式(しき)が成(な)り立(た)つ理由(りゆう)は、傾(かたむ)きの定義(ていぎ)そのものだ。2点(てん)(x₁,y₁)と(x,y)を結(むす)ぶ傾(かたむ)きがmになる条件(じょうけん)を式(しき)にすると(y−y1)/(x−x1)=m(y-y_1)/(x-x_1)=mになり、整理(せいり)するとy−y₁=m(x−x₁)になる。

一般形(いっぱんがた)ax+by+c=0がy=mx+nより広(ひろ)い理由(りゆう)は、b=0の場合(ばあい)も表(あらわ)せるからだ。縦(たて)の直線(ちょくせん)x=kはyがどんな値(ね)でも成(な)り立(た)つので、傾(かたむ)きという考(かんが)え方(かた)では表(あらわ)せない。

2直線(ちょくせん)が垂直(すいちょく)になる条件(じょうけん)m₁m₂=−1は、三(さん)平方(へいほう)の定理(ていり)(新しいタブで開きます)から導(みちび)ける。傾(かたむ)きは平行移動(へいこういどう)しても変(か)わらないので、2直線(ちょくせん)を原点(げんてん)を通(とお)るように動(うご)かして考(かんが)える。傾(かたむ)きm₁、m₂の2直線上(ちょくせんじょう)に点(てん)(1,m₁)、(1,m₂)をとると、2直線(ちょくせん)が垂直(すいちょく)なら、原点(げんてん)とこの2点(てん)を結(むす)んだ三角形(さんかくけい)は原点(げんてん)で直角(ちょっかく)になるので、(1+m12)+(1+m22)=(m1−m2)2(1+m_1^2)+(1+m_2^2)=(m_1-m_2)^2が成(な)り立(た)つ。展開(てんかい)して整理(せいり)するとm1m2=−1m_1m_2=-1になる。

確認問題

問題 1 / 42点(てん)(2,1)、(5,7)を通(とお)る直線(ちょくせん)のy切片(せっぺん)を求(もと)めよ。

確認問題(解答用紙)

この問題を端末で解くための QR コード

スマホやタブレットで読み取ると、この問題をその場で解けます。

https://manazoo.com/math/equation-of-a-line/?from=print#quiz

  1. 2点(てん)(2,1)、(5,7)を通(とお)る直線(ちょくせん)のy切片(せっぺん)を求(もと)めよ。

    答え:____________

    正解:-3
    傾(かたむ)きはm=(7−1)/(5−2)=2。y−1=2(x−2)を整理(せいり)するとy=2x−3になり、y切片(せっぺん)(新しいタブで開きます)は−3。

  2. 直線(ちょくせん)y=3x+2に垂直(すいちょく)な直線(ちょくせん)の傾(かたむ)きはどれか。

    • ◯ −3
    • ◯ 1/3
    • ◯ −1/3
    • ◯ 3

    正解:−1/3
    垂直(すいちょく)な2直線(ちょくせん)の傾(かたむ)きの積(せき)は−1なので、3×m=−1よりm=−1/3。3は平行(へいこう)、1/3と−3は符号(ふごう)や逆数(ぎゃくすう)を間違(まちが)えたもの。

  3. 原点(げんてん)と直線(ちょくせん)6x+8y−20=0の距離(きょり)を求(もと)めよ。

    答え:____________

    正解:2
    公(こう)式(しき)に代入(だいにゅう)する(新しいタブで開きます)と、d=|6×0+8×0−20|/√(6²+8²)=20/10=2。

  4. 直線(ちょくせん)2x−3y+6=0の傾(かたむ)きはどれか。

    • ◯ −2/3
    • ◯ −3/2
    • ◯ 3/2
    • ◯ 2/3

    正解:2/3
    y=(2x+6)/3=(2/3)x+2と整理(せいり)できるので、傾(かたむ)きは2/3。−2/3はaの符号(ふごう)を取(と)り違(ちが)えた間違(まちが)い、3/2と−3/2はaとbを逆(ぎゃく)にした間違(まちが)い。

単元のポイント

  • 点(てん)と傾(かたむ)きで表(あらわ)す直線(ちょくせん)の式(しき) y−y₁=m(x−x₁)
  • 2直線(ちょくせん)の平行(へいこう)・垂直(すいちょく)の条件(じょうけん) 平行(へいこう)はm₁=m₂、垂直(すいちょく)はm₁m₂=−1
  • 点(てん)と直線(ちょくせん)の距離(きょり)の公式(こうしき) |ax₀+by₀+c|を√(a²+b²)で割(わ)る
問題を解く
単元のポイント
  • 点(てん)と傾(かたむ)きで表(あらわ)す直線(ちょくせん)の式(しき) y−y₁=m(x−x₁)
  • 2直線(ちょくせん)の平行(へいこう)・垂直(すいちょく)の条件(じょうけん) 平行(へいこう)はm₁=m₂、垂直(すいちょく)はm₁m₂=−1
  • 点(てん)と直線(ちょくせん)の距離(きょり)の公式(こうしき) |ax₀+by₀+c|を√(a²+b²)で割(わ)る