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指数(しすう)関数(かんすう)・対数(たいすう)関数(かんすう)の導関数(どうかんすう)

ゾウ先生eを底(てい)にすると微分(びぶん)がいちばん簡単(かんたん)になる、という性質(せいしつ)そのものがeという数(かず)を特別(とくべつ)にしているんだよ。

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  1. lim(1+1/n)ⁿ(nを限(かぎ)りなく大(おお)きくする)で定(さだ)まる数(かず)をeといい、約(やく)2.71828。
  2. 自然(しぜん)対数(たいすう)log x(=logₑx)の導関数(どうかんすう)は1/x、eˣの導関数(どうかんすう)はeˣ自身(じしん)になる。
  3. 一般(いっぱん)のaˣの導関数(どうかんすう)はaˣ log a、logₐxの導関数(どうかんすう)は1/(x log a)になる。

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詳しく

公式(こうしき)

数学(すうがく)Ⅲで初(はじ)めて、eという数(かず)を使(つか)う。eは、nを限(かぎ)りなく大(おお)きくしたときの(1+1/n)ⁿの極限値(きょくげんち)(新しいタブで開きます)として定(さだ)まり、約(やく)2.71828…と続(つづ)く数(かず)(無理数(むりすう))だ。eを底(てい)とする対数(たいすう)を自然(しぜん)対数(たいすう)といい、底e(ていイー)を省略(しょうりゃく)してlog xと書(か)く(logₑxと書(か)いてもよい)。

自然(しぜん)対数(たいすう)の導関数(どうかんすう)は定義(ていぎ)に従(したが)って求(もと)められ、(log⁡x)′=1x\mathbf{(\log x)' = \frac{1}{x}}になる。exe^xはlog xの逆(ぎゃく)関数(かんすう)なので、逆(ぎゃく)関数(かんすう)の導関数(どうかんすう)(新しいタブで開きます)の関係(かんけい)を使(つか)うと(ex)′=ex\mathbf{(e^x)' = e^x}、つまりexe^xを微分(びぶん)してもexe^x自身(じしん)のままであることが分(わ)かる。

一般(いっぱん)の底a(ていエー)の指数(しすう)関数(かんすう)・対数(たいすう)関数(かんすう)は、ax=exlog⁡aa^x = e^{x\log a}、log⁡ax=log⁡xlog⁡a\log_a x = \frac{\log x}{\log a}と書(か)きかえられるので、(ax)′=axlog⁡a\mathbf{(a^x)' = a^x \log a}、(log⁡ax)′=1xlog⁡a\mathbf{(\log_a x)' = \frac{1}{x \log a}}になる。

eˣの導関数はeˣ自身Asatte Studio(Manazoo)/オリジナル(コードで作図)

例題(れいだい)

例題(れいだい):y=e2xe^{2x}の導関数(どうかんすう)dy/dxを求(もと)め、x=0でのdy/dxの値(あたい)を求(もと)めよ。

u=2xとして合成(ごうせい)関数(かんすう)の公式(こうしき)を使(つか)うと、dydx=e2x×2=2e2x\mathbf{\frac{dy}{dx} = e^{2x} \times 2 = 2e^{2x}}。x=0ではe⁰=1なので、dy/dx=2×1=2になる。

もう一(ひと)つ:f(x)=log(3x)の導関数(どうかんすう)は、log(3x)=log3+log xと分(わ)けられ、log3は定数(ていすう)なのでf′(x)=1x\mathbf{f'(x) = \frac{1}{x}}。x=2ではf′(2)=1/2になる。

なぜそうなるか

eが約(やく)2.71828になることは、nを大(おお)きくした(1+1/n)ⁿの値(あたい)を実際(じっさい)に計算(けいさん)すると確(たし)かめられる。n=10では約(やく)2.594、n=100では約(やく)2.705、n=1000では約(やく)2.717と、nを増(ふ)やすほど一定(いってい)の値(あたい)に近(ちか)づいていく。

この極限(きょくげん)は、1年間(ねんかん)の金利(きんり)が一定(いってい)でも、1か月(げつ)・1日(いちにち)・1分(いっぷん)…と限(かぎ)りなく細(こま)かい期間(きかん)に分(わ)けて利息(りそく)がつくとき、預(あず)けたお金(かね)が何倍(なんばい)になるかという場面(ばめん)と結(むす)び付(つ)けられる。細(こま)かく分(わ)けるほど増(ふ)え方(かた)はeに近(ちか)づいていく。

log xの導関数(どうかんすう)が1/xになることも、この極限(きょくげん)から導(みちび)ける。log⁡(x+h)−log⁡xh\frac{\log(x+h)-\log x}{h}を変形(へんけい)すると、1xlog⁡(1+h/x)x/h\frac{1}{x}\log(1+h/x)^{x/h}の形(かたち)になり、hを0に近(ちか)づけるとh/xも0に近(ちか)づくので、(1+h/x)x/h(1+h/x)^{x/h}の部分(ぶぶん)がeに近(ちか)づき、log eの値(あたい)である1に近(ちか)づく。だから全体(ぜんたい)は1/xに近(ちか)づく。

nを大きくするほど(1+1/n)ⁿはeに近づくAsatte Studio(Manazoo)/オリジナル(コードで作図)

確認問題

問題 1 / 4y=e2xe^{2x}の導関数(どうかんすう)dy/dxを求(もと)め、x=0でのdy/dxの値(あたい)を求(もと)めよ。

確認問題(解答用紙)

この問題を端末で解くための QR コード

スマホやタブレットで読み取ると、この問題をその場で解けます。

https://manazoo.com/math/exponential-and-logarithmic-derivatives/?from=print#quiz

  1. y=e2xe^{2x}の導関数(どうかんすう)dy/dxを求(もと)め、x=0でのdy/dxの値(あたい)を求(もと)めよ。

    答え:____________

    正解:2
    dy/dx=2e2x2e^{2x}で、x=0ではe⁰=1なので、dy/dx=2×1=2。

  2. f(x)=log(3x)の導関数(どうかんすう)f′(x)を求(もと)め、f′(2)の値(あたい)を求(もと)めよ。分数(ぶんすう)の形(かたち)で、/(スラッシュ)を使(つか)って答(こた)えよう。

    答え:____________

    正解:1/2
    log(3x)=log3+log xと分(わ)けられ、log3は定数(ていすう)なのでf′(x)=1/x。f′(2)=1/2。

  3. f(x)=2x2^xの導関数(どうかんすう)f′(x)を(ax)′=axlog⁡a(a^x)' = a^x \log aの公式(こうしき)で求(もと)めるとどれか。

    • ◯ 2x2^x
    • ◯ 2xlog⁡2\frac{2^x}{\log 2}
    • ◯ x⋅2x−1x \cdot 2^{x-1}
    • ◯ 2xlog⁡22^x \log 2

    正解:\(2^x \log 2\)
    (ax)′=axlog⁡a(a^x)' = a^x \log aにa=2を当(あ)てはめると、f′(x)=2xlog⁡22^x \log 2になる。

  4. nを限(かぎ)りなく大(おお)きくしたとき、(1+1/n)ⁿの値(あたい)はどれに近(ちか)づくか。

    • ◯ 約(やく)2.71828(e)
    • ◯ 1
    • ◯ 2
    • ◯ 限(かぎ)りなく大(おお)きくなる

    正解:約2.71828(e)
    n=10・100・1000と大(おお)きくするほど、(1+1/n)ⁿは約(やく)2.594→2.705→2.717と、eという一定(いってい)の値(あたい)に近(ちか)づいていく。

単元のポイント

  • e(ネイピア数(すう)) lim_{n→∞}(1+1/n)ⁿ=約(やく)2.71828
  • (log x)′ 1/x
  • (eˣ)′ eˣ
問題を解く
単元のポイント
  • e(ネイピア数(すう)) lim_{n→∞}(1+1/n)ⁿ=約(やく)2.71828
  • (log x)′ 1/x
  • (eˣ)′ eˣ