
接線と法線
ゾウ先生法線の傾きは接線の傾きの逆数にマイナスをつけるだけ。f′(a)の値さえ求まれば、接線も法線も同じ手順で書けるよ。
30秒でつかむ
- 曲線y=f(x)上の点(a, f(a))での接線(新しいタブで開きます)はy−f(a)=f′(a)(x−a)で求める。
- 接線に垂直で同じ点を通る直線を法線といい、傾き(新しいタブで開きます)は−1/f′(a)(f′(a)≠0)になる。
- f′(a)=0のときは接線がy=f(a)(横の直線)、法線がx=a(縦の直線)になる。
詳しく
公式
数学Ⅱで学んだ接線の方程式(新しいタブで開きます)y−f(a)=f′(a)(x−a)は、f(x)がどんな関数でも、微分係数f′(a)が求まれば同じ形で使える。
曲線上の点(a, f(a))を通り、接線と垂直に交わる直線を法線という。2直線が垂直のとき傾きの積が−1になることから、法線の方程式はになる(f′(a)≠0のとき)。
f′(a)=0のとき、接線は横に引いたy=f(a)になる。このとき垂直な法線は縦に引いた直線x=aになる。
例題
例題:曲線y=の点(0, 1)における接線と法線の方程式を求めよ。
f(0)=e⁰=1、f′(x)=なのでf′(0)=1。接線はy−1=1(x−0)より。法線の傾きは−1/1=−1なので、になる。
もう一つ:曲線y=log xの点(1, 0)では、f′(x)=1/xよりf′(1)=1。接線はy=x−1、法線の傾きは−1/1=−1よりになる。
なぜそうなるか
傾きmの直線と傾きm′の直線が垂直に交わるとき、m×m′=−1になる。接線の傾きがf′(a)なので、それに垂直な法線の傾きは、この関係から−1/f′(a)だ。
曲線y=sin xの点(0, 0)で確かめると、f′(0)=cos0=1なので、接線はy=x、法線は傾き−1のになる。三角関数でも指数関数でも対数関数でも、f′(a)の値を求めれば同じ手順で法線が書ける。
f′(a)=0になる点(接線が横の直線になる点)では、−1/f′(a)の分母が0になり計算できない。このときは接線がy=f(a)、法線がx=aになることを別に覚えておく必要がある。
確認問題
確認問題(解答用紙)
スマホやタブレットで読み取ると、この問題をその場で解けます。
https://manazoo.com/math/tangent-and-normal-lines/?from=print#quiz
曲線y=の点(0, 1)における法線の傾きを求めよ。
答え:____________
正解:-1
f′(0)=e⁰=1なので、法線の傾き(新しいタブで開きます)は−1/f′(0)=−1/1=−1。曲線y=log xの点(1, 0)における法線の方程式はy=−x+kの形になる。kの値を求めよ。
答え:____________
正解:1
f′(1)=1/1=1なので、法線の傾きは−1。y−0=−1(x−1)より、y=−x+1。k=1。曲線y=sin xの点(0, 0)における接線の方程式はどれか。
- ◯ y=x
- ◯ y=−x
- ◯ y=1
- ◯ x=0
正解:y=x
f′(0)=cos0=1なので、接線(新しいタブで開きます)はy−0=1(x−0)よりy=x。曲線上の点(a, f(a))でf′(a)=0のとき、法線の方程式はどれか。
- ◯ y=0
- ◯ y=−x+a
- ◯ y=f(a)
- ◯ x=a
正解:x=a
f′(a)=0のとき接線はy=f(a)(横の直線)になり、それに垂直な法線は縦の直線x=aになる。
単元のポイント
- 接線の方程式(新しいタブで開きます) y−f(a)=f′(a)(x−a)
- 法線 接線に垂直で同じ点を通る直線
- 法線の方程式 y−f(a)=−(1/f′(a))(x−a)(f′(a)≠0)