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関数(かんすう)の増減(ぞうげん)と極値(きょくち)

ゾウ先生f′(a)=0でも、符号(ふごう)が変(か)わらなければ極値(きょくち)ではないよ。増減表(ぞうげんひょう)で符号(ふごう)の変化(へんか)まで確(たし)かめよう。

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  1. f′(x)>0の区間(くかん)でf(x)は増加(ぞうか)し、f′(x)<0の区間(くかん)でf(x)は減少(げんしょう)する。
  2. f′(x)の符号(ふごう)が+から-に変(か)わる点(てん)で極大値(きょくだいち)、-から+に変(か)わる点(てん)で極小値(きょくしょうち)をとる。
  3. 増減表(ぞうげんひょう)を作(つく)ると、極大(きょくだい)・極小(きょくしょう)の値(あたい)とグラフのおおまかな形(かたち)が分(わ)かる。

詳しく

公式(こうしき)

中学(ちゅうがく)で一次関数(いちじかんすう)の変化(へんか)の割合(わりあい)(新しいタブで開きます)が一定(いってい)であること、関数(かんすう)y=ax²の変化(へんか)の割合(わりあい)が一定(いってい)でないことを学(まな)んだ。導関数(どうかんすう)を使(つか)うと、どんな関数(かんすう)の増加(ぞうか)・減少(げんしょう)も符号(ふごう)で判定(はんてい)できる。f′(x)>0\mathbf{f'(x)>0}の区間(くかん)ではf(x)は増加(ぞうか)し、f′(x)<0\mathbf{f'(x)<0}の区間(くかん)では減少(げんしょう)する。

f′(x)の符号(ふごう)が+から-に変(か)わる点(てん)では、f(x)はその点(てん)の前後(ぜんご)で増加(ぞうか)から減少(げんしょう)に転(てん)じるので、そこでの値(あたい)を極大値(きょくだいち)という。逆(ぎゃく)に-から+に変(か)わる点(てん)での値(あたい)を極小値(きょくしょうち)という。x、f′(x)の符号(ふごう)、f(x)の増減(ぞうげん)を1つの表(ひょう)にまとめたものが増減表(ぞうげんひょう)だ。

ただし、f′(a)=0だからといって必(かなら)ず極値(きょくち)になるとは限(かぎ)らない。前後(ぜんご)でf′(x)の符号(ふごう)が変(か)わらなければ、その点(てん)は極大(きょくだい)でも極小(きょくしょう)でもない。

増減表:f′(x)の符号がかわる所が極大・極小Asatte Studio(Manazoo)/オリジナル(コードで作図)

例題(れいだい)

例題(れいだい):y=x³−3xの増減(ぞうげん)を調(しら)べ、極値(きょくち)を求(もと)めよ。

f′(x)=3x²−3=3(x−1)(x+1)なので、f′(x)=0となるのはx=−1, 1。増減表(ぞうげんひょう)を作(つく)ると、x=−1の前後(ぜんご)で+から-に変(か)わるので極大値(きょくだいち)f(−1)=2、x=1の前後(ぜんご)で-から+に変(か)わるので極小値(きょくしょうち)f(1)=−2。グラフは、左(ひだり)から増加(ぞうか)して(−1, 2)で折(お)り返(かえ)し、減少(げんしょう)して(1, −2)で再(ふたた)び折(お)り返(かえ)して増加(ぞうか)する形(かたち)になる。

y=x³−3xのグラフAsatte Studio(Manazoo)/オリジナル(コードで作図)

なぜそうなるか

導関数(どうかんすう)のグラフと元(もと)の関数(かんすう)のグラフを見比(みくら)べると、増減(ぞうげん)の仕組(しく)みがよく分(わ)かる。y=x³−3xの導関数(どうかんすう)f′(x)=3x²−3は下(した)に凸(とつ)の放物線(ほうぶつせん)(新しいタブで開きます)で、−1<x<1でf′(x)<0になる。この区間(くかん)だけ、元(もと)のグラフが減少(げんしょう)しているのが対応(たいおう)している。

y=x³で確(たし)かめると、f′(x)=3x²はx=0以外(いがい)では必(かなら)ず正(せい)なので、f(x)は常(つね)に増加(ぞうか)の状態(じょうたい)だ。x=0でf′(0)=0になるが、前後(ぜんご)でf′(x)の符号(ふごう)は+のまま変(か)わらないので、x=0は極値(きょくち)ではない。

確認問題

問題 1 / 4f(x)=x³−3x のx=2におけるようすとして正(ただ)しいものはどれか。

確認問題(解答用紙)

この問題を端末で解くための QR コード

スマホやタブレットで読み取ると、この問題をその場で解けます。

https://manazoo.com/math/function-increase-decrease-and-extrema/?from=print#quiz

  1. f(x)=x³−3x のx=2におけるようすとして正(ただ)しいものはどれか。

    • ◯ 増加(ぞうか)している
    • ◯ 極小(きょくしょう)である
    • ◯ 減少(げんしょう)している
    • ◯ 極大(きょくだい)である

    正解:増加している
    f′(x)=3x²−3なので、f′(2)=12−3=9>0。f′(x)>0の区間(くかん)なので、x=2でf(x)は増加(ぞうか)している。

  2. g(x)=x³−3x² の極小値(きょくしょうち)を求(もと)めよ。

    答え:____________

    正解:−4
    g′(x)=3x²−6x=3x(x−2)より、g′(x)=0はx=0, 2。増減表(ぞうげんひょう)を作(つく)ると、x=0の前後(ぜんご)で+から-に変(か)わり極大(きょくだい)、x=2の前後(ぜんご)で-から+に変(か)わり極小(きょくしょう)。極小値(きょくしょうち)はg(2)=8−12=−4。

  3. y=x³−3x で、f′(x)<0となるxの範囲(はんい)はどれか。

    • ◯ x<−1 または x>1
    • ◯ x>1
    • ◯ −1<x<1
    • ◯ x<−1

    正解:−1<x<1
    f′(x)=3x²−3=3(x−1)(x+1)<0を解(と)くと、−1<x<1。この区間(くかん)でf(x)は減少(げんしょう)する。

  4. y=x³ について、x=0でのようすとして正(ただ)しいものはどれか。

    • ◯ f′(0)は0にならない
    • ◯ x=0で極大(きょくだい)になる
    • ◯ x=0で極小(きょくしょう)になる
    • ◯ f′(0)=0だが極値(きょくち)ではない

    正解:f′(0)=0だが極値ではない
    f′(x)=3x²はx=0でf′(0)=0になるが、x=0の前後(ぜんご)でf′(x)の符号(ふごう)は+のまま変(か)わらない。符号(ふごう)が変(か)わらないので、x=0は極値(きょくち)ではない。

単元のポイント

  • 増減表(ぞうげんひょう) f′(x)の符号(ふごう)から関数(かんすう)の増加(ぞうか)・減少(げんしょう)をまとめた表(ひょう)
  • 極大値(きょくだいち)・極小値(きょくしょうち) f′(x)の符号(ふごう)が+から-、-から+に変(か)わる点(てん)での値(あたい)
  • グラフの概形(がいけい) 増減表(ぞうげんひょう)から、曲線(きょくせん)のおおまかな形(かたち)がかける
問題を解く
単元のポイント
  • 増減表(ぞうげんひょう) f′(x)の符号(ふごう)から関数(かんすう)の増加(ぞうか)・減少(げんしょう)をまとめた表(ひょう)
  • 極大値(きょくだいち)・極小値(きょくしょうち) f′(x)の符号(ふごう)が+から-、-から+に変(か)わる点(てん)での値(あたい)
  • グラフの概形(がいけい) 増減表(ぞうげんひょう)から、曲線(きょくせん)のおおまかな形(かたち)がかける