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最大(さいだい)・最小(さいしょう)と微分(びぶん)の活用(かつよう)

ゾウ先生区間(くかん)の両端(りょうたん)は極値(きょくち)じゃないから見落(みお)としがち。候補(こうほ)を全部(ぜんぶ)並(なら)べてから比(くら)べる癖(くせ)をつけよう。

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  1. 区間(くかん)に制限(せいげん)された関数(かんすう)の最大値(さいだいち)・最小値(さいしょうち)は、区間内(くかんない)の極値(きょくち)と両端(りょうたん)の値(あたい)を比(くら)べて決(き)める。
  2. 容積(ようせき)などを最大(さいだい)にする問題(もんだい)は、文字(もじ)で変数(へんすう)をおいて関数(かんすう)にし、微分(びぶん)して極値(きょくち)を求(もと)める。
  3. y=f(x)とy=kのグラフの交点(こうてん)の数(かず)から、方程式(ほうていしき)f(x)=kの実数(じっすう)(新しいタブで開きます)解(かい)の個数(こすう)が分(わ)かる。

詳しく

公式(こうしき)

数学(すうがく)Ⅰでは二次(にじ)関数(かんすう)の最大値(さいだいち)(新しいタブで開きます)・最小値(さいしょうち)を頂点(ちょうてん)から求(もと)めた。区間(くかん)が制限(せいげん)された関数(かんすう)では、区間(くかん)の中(なか)にある極値(きょくち)の値(あたい)と、区間(くかん)の両端(りょうたん)での関数(かんすう)の値(あたい)を全部(ぜんぶ)比(くら)べ、いちばん大(おお)きいものが最大値(さいだいち)、いちばん小(ちい)さいものが最小値(さいしょうち)になる。

区間(くかん)の両端(りょうたん)は極値(きょくち)ではないので見落(みお)としやすいが、区間(くかん)を区切(くぎ)ったことで、端(はじ)のところで値(あたい)が最大(さいだい)・最小(さいしょう)になることがある。候補(こうほ)をもれなく並(なら)べてから比(くら)べることが大切(たいせつ)だ。

例題(れいだい)

例題(れいだい):y=x³−3x の0≤x≤2における最大値(さいだいち)・最小値(さいしょうち)を求(もと)めよ。区間内(くかんない)の極値(きょくち)は、関数(かんすう)の増減(ぞうげん)と極値(きょくち)(新しいタブで開きます)で求(もと)めたx=1での極小値(きょくしょうち)−2。両端(りょうたん)の値(あたい)はf(0)=0、f(2)=2。3つを比(くら)べると、最大値(さいだいち)は2(x=2)、最小値(さいしょうち)は−2(x=1)になる。

活用(かつよう)の例(れい)として、1辺(へん)12cmの正方形(せいほうけい)の厚紙(あつがみ)の四隅(よすみ)から1辺(へん)x cmの正方形(せいほうけい)を切(き)り取(と)り、ふたのない箱(はこ)を作(つく)る問題(もんだい)を考(かんが)える。容積(ようせき)はV(x)=x(12−2x)2\mathbf{V(x) = x(12-2x)^2}(0<x<6)。展開(てんかい)してV′(x)を求(もと)めるとV′(x)=12(x−2)(x−6)\mathbf{V'(x) = 12(x-2)(x-6)}で、0<x<6の中(なか)ではx=2だけが極値(きょくち)を与(あた)える。V(2)=2×(12−4)²=2×64=128で、これが容積(ようせき)の最大値(さいだいち)になる。

容積V=x(12−2x)²(0<x<6)Asatte Studio(Manazoo)/オリジナル(コードで作図)

なぜそうなるか

極値(きょくち)と最大値(さいだいち)・最小値(さいしょうち)は、グラフを横(よこ)に切(き)る直線(ちょくせん)を使(つか)っても調(しら)べられる。前(まえ)のページで求(もと)めたy=x³−3xの極大値(きょくだいち)2・極小値(きょくしょうち)−2は、方程式(ほうていしき)x³−3x=kの実数(じっすう)解(かい)の個数(こすう)が変(か)わる境目(さかいめ)の値(あたい)になっている。

y=x³−3xのグラフとy=kのグラフの交点(こうてん)の数(かず)が、方程式(ほうていしき)x³−3x=kの実数(じっすう)解(かい)の個数(こすう)と一致(いっち)する。下(した)の図(ず)のように、−2<k<2では交点(こうてん)が3個(こ)(実数(じっすう)解(かい)3個(こ))、k=±2では交点(こうてん)が2個(こ)(接(せっ)するところが重(かさ)なった解(かい))、k<−2またはk>2では交点(こうてん)が1個(こ)(実数(じっすう)解(かい)1個(こ))という具合(ぐあい)だ。

x³−3x=kの実数解の個数は交点の数Asatte Studio(Manazoo)/オリジナル(コードで作図)

確認問題

問題 1 / 4y=x³−3x の−2≤x≤0における最大値(さいだいち)を求(もと)めよ。

確認問題(解答用紙)

この問題を端末で解くための QR コード

スマホやタブレットで読み取ると、この問題をその場で解けます。

https://manazoo.com/math/maximum-minimum-with-derivatives/?from=print#quiz

  1. y=x³−3x の−2≤x≤0における最大値(さいだいち)を求(もと)めよ。

    答え:____________

    正解:2
    区間内(くかんない)の極値(きょくち)はx=−1での極大値(きょくだいち)f(−1)=2。両端(りょうたん)の値(あたい)はf(−2)=−2、f(0)=0。比(くら)べると最大値(さいだいち)は2(x=−1)。

  2. 1辺(へん)18cmの正方形(せいほうけい)の厚紙(あつがみ)から、同(おな)じように四隅(よすみ)を1辺(へん)x cmの正方形(せいほうけい)で切(き)り取(と)ってふたのない箱(はこ)を作(つく)るとき、容積(ようせき)を最大(さいだい)にするxの値(あたい)を求(もと)めよ。

    答え:____________

    正解:3
    容積(ようせき)はV(x)=x(18−2x)²(0<18−2xかつx>0より0<x<9)。展開(てんかい)してV′(x)を求(もと)めると12(x−3)(x−9)になり、0<x<9の中(なか)で極値(きょくち)を与(あた)えるのはx=3だけ。よって容積(ようせき)が最大(さいだい)になるのはx=3のとき。

  3. 方程式(ほうていしき)x³−3x=1 の実数(じっすう)解(かい)は何個(なんこ)か。

    • ◯ 0個(こ)
    • ◯ 1個(こ)
    • ◯ 2個(こ)
    • ◯ 3個(こ)

    正解:3個
    y=x³−3xの極大値(きょくだいち)は2、極小値(きょくしょうち)は−2。k=1は−2<1<2の範囲(はんい)なので、y=x³−3xとy=1のグラフは3点(てん)で交(まじ)わり、実数(じっすう)(新しいタブで開きます)解(かい)は3個(こ)。

  4. 方程式(ほうていしき)x³−3x=3 の実数(じっすう)解(かい)は何個(なんこ)か。

    • ◯ 0個(こ)
    • ◯ 1個(こ)
    • ◯ 2個(こ)
    • ◯ 3個(こ)

    正解:1個
    y=x³−3xの極大値(きょくだいち)は2、極小値(きょくしょうち)は−2。k=3は極大値(きょくだいち)2より大(おお)きいので、y=x³−3xとy=3のグラフは1点(てん)でしか交(まじ)わらず、実数(じっすう)解(かい)は1個(こ)。

単元のポイント

  • 区間(くかん)の最大値(さいだいち)・最小値(さいしょうち) 極値(きょくち)の値(あたい)と、区間(くかん)の両端(りょうたん)の値(あたい)を比(くら)べて決(き)める
  • 容積(ようせき)の最大(さいだい)化(か) 文字(もじ)でおいた変数(へんすう)の関数(かんすう)を微分(びぶん)して極値(きょくち)を求(もと)める
  • グラフと方程式(ほうていしき)の実数(じっすう)解(かい) y=f(x)とy=kの交点(こうてん)の数(かず)が、方程式(ほうていしき)f(x)=kの実数(じっすう)解(かい)の個数(こすう)
問題を解く
単元のポイント
  • 区間(くかん)の最大値(さいだいち)・最小値(さいしょうち) 極値(きょくち)の値(あたい)と、区間(くかん)の両端(りょうたん)の値(あたい)を比(くら)べて決(き)める
  • 容積(ようせき)の最大(さいだい)化(か) 文字(もじ)でおいた変数(へんすう)の関数(かんすう)を微分(びぶん)して極値(きょくち)を求(もと)める
  • グラフと方程式(ほうていしき)の実数(じっすう)解(かい) y=f(x)とy=kの交点(こうてん)の数(かず)が、方程式(ほうていしき)f(x)=kの実数(じっすう)解(かい)の個数(こすう)