
分数関数と無理関数
ゾウ先生分数関数は、分子を(分母)×(商)+(余り)の形に割り算してから、漸近線を見つけよう。無理関数は定義域(根号の中が0以上)を忘れずに。
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- 分母が一次式の分数関数のグラフは、直線x=p、y=qを漸近線とする双曲線で、y=k/xのグラフをx軸方向にp、y軸方向にqだけ平行移動したもの。
- の形の分数関数は、分子を分母で割り算しての形に変形すると漸近線が見つかる。
- 無理関数y=√(ax+b)のグラフは、根号の中が0以上になる範囲(定義域)でしか値が定まらず、放物線(新しいタブで開きます)x=(yの式)のy≧0の部分として考えられる。
詳しく
公式
分母が一次式の分数関数(k≠0)のグラフは、のグラフをx軸方向にp、y軸方向にqだけ平行移動した双曲線で、2直線x=p、y=qを漸近線とする。定義域はx≠p、値域はy≠q。
の形の式は、分子を分母で割り算するとの形に直せる。
無理関数y=√(ax+b)(a≠0)のグラフは、根号の中のax+bが0以上になるxの範囲だけで定義される。たとえばy=√(x+1)は、x=y²−1(y≧0)という放物線のy≧0の部分と同じグラフになる。
例題
例題:分数関数の漸近線を求めよ。
2x+1を(x−3)で割り算すると、なので、と変形できる。
この形はk=7、p=3、q=2のなので、漸近線はx=3、y=2になる。x=10で実際に計算しても約2.07で、y=2に近い値になる。
なぜそうなるか
無理関数y=√(x+1)がなぜ放物線x=y²−1の一部になるのかを確かめよう。y=√(x+1)の両辺を2乗すると、y²=x+1、つまりx=y²−1になる。
ただし、根号は0以上の値しかとらないので、もとの式ではつねにy≧0。そこで、頂点(−1,0)で右に開く放物線x=y²−1のうち、y≧0の部分だけがy=√(x+1)のグラフになる。
下の図の点線は放物線x=y²−1の全体を、実線はそのうちy≧0の部分(=y=√(x+1)のグラフ)を表している。定義域はx+1≧0からx≧−1で、出発点は(−1,0)だ。
確認問題
確認問題(解答用紙)
スマホやタブレットで読み取ると、この問題をその場で解けます。
https://manazoo.com/math/rational-and-irrational-functions/?from=print#quiz
分数関数y=(2x+1)/(x−3)の漸近線のうち、y=の値を求めよ。
答え:____________
正解:2
2x+1を(x−3)で割ると2+7/(x−3)になり、この式のyは2に、分母はx=3に近づけないので、漸近線(新しいタブで開きます)はx=3、y=2。求めるyの値は2。無理関数y=√(2x−4)の定義域はx≧いくつか。
答え:____________
正解:2
根号の中は0以上でなければならないので、2x−4≧0を解くとx≧2。y=√(x+1)のグラフは、放物線x=y²−1のどの部分か。
- ◯ x≧0の部分
- ◯ y≧0の部分
- ◯ 全部
- ◯ y≦0の部分
正解:y≧0の部分
根号はつねに0以上の値をとるので、y=√(x+1)のyはつねに0以上。放物線(新しいタブで開きます)x=y²−1のうちy≧0の部分だけがこのグラフになる。y=1/(x−2)+3のグラフの漸近線はどれか。
- ◯ x=3、y=2
- ◯ x=2、y=3
- ◯ x=−2、y=3
- ◯ x=2、y=−3
正解:x=2、y=3
y=k/(x−p)+qの漸近線はx=p、y=q。この式はp=2、q=3なので、漸近線はx=2、y=3。
単元のポイント
- 漸近線(新しいタブで開きます) グラフが限りなく近づくが重ならない直線
- 分数関数の定義域 分母が0になるxの値を除く
- 無理関数の定義域 根号の中の式が0以上になる範囲