加速度
カワウソ先生加速度は「1秒あたり速度がいくつ変わるか」。速度が減るときは、加速度が負になるよ。
30秒でつかむ
- 単位時間あたりの速度(新しいタブで開きます)の変化を加速度という。時間Δtの間に速度がΔvだけ変わったとき、平均の加速度はΔv÷Δtで求める。
- 加速度の単位はm/s²(メートル毎秒毎秒)。2m/s²は、1秒ごとに速度が2m/sずつ増えることを表す。
- 速度−時間のグラフ(v-tグラフ)の傾きが加速度を表す。運動の向きと逆向きの加速度(負の加速度)がはたらくと、物体は減速する。
詳しく
加速度の求め方
速度が変化する運動では、速度の変わり方を表す量として加速度を使う。時刻に速度、時刻に速度だったとき、平均の加速度はで求める。
加速度の単位は、速度の単位m/sを時間の単位sで割ったm/s²(メートル毎秒毎秒)である。加速度2m/s²は、1秒ごとに速度が2m/sずつ増えることを表す。
加速度も速度と同じく向きをもつ。正の向きに進む物体に負の加速度がはたらくと、速度はしだいに小さくなる(減速する)。
例題:加速する台車とブレーキをかけた自動車
例題1:斜面を下る台車の速度が、3秒間で2m/sから8m/sに変わった。加速度はで2m/s²。
例題2:20m/sで走っていた自動車がブレーキをかけ、4秒後に止まった。進む向きを正とすると、加速度はで−5m/s²。負の符号は、運動の向きと逆向きの加速度であることを表す。
例題3:静止していた電車が、1.5m/s²の一定の加速度で動き出した。10秒後の速度は、1秒ごとに1.5m/sずつ増えるので1.5×10=15m/s。
なぜv-tグラフの傾きが加速度になるのか
v-tグラフは、横軸が時刻t、縦軸が速度vのグラフだ。時間の間に速度がだけ変わると、グラフの傾きはとなり、加速度の定義と一致する。x-tグラフの傾きが速度だったのと同じ関係が、速度と加速度の間でも成り立っている。
加速度が一定なら、どの区間でも傾きが同じなので、v-tグラフは直線だ。右上がりなら速度が増え、右下がりなら速度が減っている。傾きが0の水平な直線は、加速度0の等速直線運動(新しいタブで開きます)を表す。
斜面を下る台車を記録タイマー(新しいタブで開きます)で調べると、0.1秒ごとのテープの長さが一定の割合で増えていく。これは、速度が時間に比例して増える、つまり加速度が一定であることを示している。
確認問題
確認問題(解答用紙)
スマホやタブレットで読み取ると、この問題をその場で解けます。
https://manazoo.com/science/acceleration/?from=print#quiz
斜面を下る台車の速度が、2秒間で1m/sから7m/sに変わった。平均の加速度は何m/s²か。
答え:____________
正解:3
加速度=速度の変化÷時間=(7−1)÷2=3m/s²。30m/sで走っていた自動車がブレーキをかけ、6秒後に止まった。進む向きを正とするとき、平均の加速度は何m/s²か。
答え:____________
正解:-5
加速度=(0−30)÷6=−5m/s²。負の符号は、運動の向きと逆向きの加速度であることを表す。静止していた電車が、0.8m/s²の一定の加速度で動き出した。15秒後の速度は何m/sか。
答え:____________
正解:12
1秒ごとに速度(新しいタブで開きます)が0.8m/sずつ増えるので、0.8×15=12m/s。加速度3m/s²の意味として正しいものはどれか。
- ◯ 1秒ごとに速度が3m/sずつ増える
- ◯ 速度がいつも3m/sである
- ◯ 3秒で1m進む
- ◯ 1秒ごとに3mずつ進む
正解:1秒ごとに速度が3m/sずつ増える
加速度は単位時間あたりの速度の変化。3m/s²は1秒ごとに速度が3m/sずつ変わる(増える)ことを表す。
単元のポイント
- 加速度 単位時間あたりの速度の変化。a=Δv÷Δt
- m/s² 加速度の単位。1秒ごとに速度が何m/s変わるか
- v-tグラフの傾き 加速度を表す。右下がりなら負の加速度
- 減速 速度と逆向きの加速度がはたらくとき