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分解者(ぶんかいしゃ)のはたらき

カワウソ先生煮沸(しゃふつ)した液(えき)は微生物(びせいぶつ)が死(し)ぬから、デンプンが残(のこ)って青(あお)紫色(むらさきいろ)。結果(けっか)と理由(りゆう)をセットで覚(おぼ)えてね。

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  1. 生物(せいぶつ)の遺体(いたい)や排出(はいしゅつ)(新しいタブで開きます)物(もの)の有機物(ゆうきぶつ)(新しいタブで開きます)を、二酸化炭素(にさんかたんそ)(新しいタブで開きます)や水(みず)などの無機物(むきぶつ)に分解(ぶんかい)する生物(せいぶつ)を分解者(ぶんかいしゃ)という。カビ・キノコなどの菌類(きんるい)と、乳酸菌(にゅうさんきん)などの細菌類(さいきんるい)がその中心(ちゅうしん)である。
  2. 土(つち)の上澄(うわず)み液(えき)にデンプン(新しいタブで開きます)溶液(ようえき)を加(くわ)えて置(お)くと、そのままの液(えき)ではデンプンが分解(ぶんかい)されるが、煮沸(しゃふつ)した液(えき)ではデンプンが残(のこ)り、ヨウ素(そ)液(えき)で青(あお)紫色(むらさきいろ)に変(か)わる。
  3. ミミズやダンゴムシなどの土壌動物(どじょうどうぶつ)は、落(お)ち葉(ば)などを食(た)べて細(こま)かくし、微生物(びせいぶつ)による分解(ぶんかい)を助(たす)けている。

詳しく

分解者(ぶんかいしゃ)と微生物(びせいぶつ)

落(お)ち葉(ば)や動物(どうぶつ)の死(し)がい、ふんなどの排出物(はいしゅつぶつ)は、いつまでもそのまま残(のこ)り続(つづ)けるわけではない。土(つち)の中(なか)の生物(せいぶつ)によって分解(ぶんかい)され、やがて形(かたち)がなくなっていく。

生物(せいぶつ)の遺体(いたい)や排出物(はいしゅつぶつ)にふくまれる有機物(ゆうきぶつ)を取(と)り入(い)れ、最終(さいしゅう)的(てき)に二酸化炭素(にさんかたんそ)や水(みず)などの無機物(むきぶつ)にまで分解(ぶんかい)する生物(せいぶつ)を分解者(ぶんかいしゃ)という。分解者(ぶんかいしゃ)は、有機物(ゆうきぶつ)を取(と)り入(い)れて生(い)きている点(てん)では消費者(しょうひしゃ)(新しいタブで開きます)でもある。

分解者(ぶんかいしゃ)の中心(ちゅうしん)は、カビやキノコなどの菌類(きんるい)と、乳酸菌(にゅうさんきん)や大腸菌(だいちょうきん)などの細菌類(さいきんるい)だ。菌類(きんるい)や細菌類(さいきんるい)のような小(ちい)さな生物(せいぶつ)を微生物(びせいぶつ)という。キノコは大(おお)きく見(み)えるが、その本体(ほんたい)は土(つち)や落(お)ち葉(ば)の中(なか)に広(ひろ)がる、細(ほそ)い糸(いと)のような菌糸(きんし)である。

土(つち)の中(なか)の微生物(びせいぶつ)のはたらきを調(しら)べる実験(じっけん)

林(はやし)の落(お)ち葉(ば)の下(した)の土(つち)を取(と)り、水(みず)を加(くわ)えてよくかき混(ま)ぜてしばらく置(お)き、上澄(うわず)み液(えき)をとる。上澄(うわず)み液(えき)を2つに分(わ)け、一方(いっぽう)はそのまま(A)、もう一方(いっぽう)は十分(じゅうぶん)に煮沸(しゃふつ)してから冷(さ)ます(B)。

AとBにそれぞれうすいデンプン溶液(ようえき)を加(くわ)えてふたをし、暖(あたた)かい場所(ばしょ)に3日(みっか)ほど置(お)く。そのあとヨウ素(そ)液(えき)を加(くわ)えると、Aは色(いろ)が変(か)わらないが、Bは青(あお)紫色(むらさきいろ)に変(か)わる。

Aでは土(つち)の中(なか)の微生物(びせいぶつ)が生(い)きていて、デンプンを分解(ぶんかい)したため、デンプンが残(のこ)っていない。Bは煮沸(しゃふつ)によって微生物(びせいぶつ)が死(し)んだので、デンプンが分解(ぶんかい)されずに残(のこ)っていたのだ。このようにAとBを比(くら)べると、デンプンを分解(ぶんかい)したのが微生物(びせいぶつ)のはたらきだと確(たし)かめられる。

土の中の微生物のはたらきを調べる実験Asatte Studio(Manazoo)/オリジナル(コードで作図)

分解者(ぶんかいしゃ)と土壌動物(どじょうどうぶつ)の役割(やくわり)

土(つち)の中(なか)には、ミミズ・ダンゴムシ・トビムシ・ダニ・ムカデなどの小(ちい)さな動物(どうぶつ)がすんでいる。これらを土壌動物(どじょうどうぶつ)という。落(お)ち葉(ば)や遺体(いたい)を食(た)べるものだけでなく、ムカデのようにほかの土壌動物(どじょうどうぶつ)を食(た)べるものもいる。

ミミズやダンゴムシ、トビムシなどは、落(お)ち葉(ば)や遺体(いたい)を食(た)べて細(こま)かくくだき、ふんとして出(だ)す。細(こま)かくなった有機物(ゆうきぶつ)は微生物(びせいぶつ)が分解(ぶんかい)しやすくなるため、土壌動物(どじょうどうぶつ)は分解(ぶんかい)を助(たす)けるはたらきをしている。

分解者(ぶんかいしゃ)がつくった二酸化炭素(にさんかたんそ)や水(みず)などの無機物(むきぶつ)は、生産者(せいさんしゃ)である植物(しょくぶつ)が光合成(こうごうせい)や成長(せいちょう)に再(ふたた)び利用(りよう)する。分解者(ぶんかいしゃ)がいなければ、遺体(いたい)や排出物(はいしゅつぶつ)は積(つ)み重(かさ)なる一方(いっぽう)で、植物(しょくぶつ)が使(つか)う無機物(むきぶつ)も足(た)りなくなってしまう。

土壌動物と微生物による分解の流れAsatte Studio(Manazoo)/オリジナル(コードで作図)

確認問題

問題 1 / 4分解者(ぶんかいしゃ)のなかまとして最(もっと)もあてはまる生物(せいぶつ)の組(く)み合(あ)わせはどれか。

確認問題(解答用紙)

この問題を端末で解くための QR コード

スマホやタブレットで読み取ると、この問題をその場で解けます。

https://manazoo.com/science/decomposers-and-soil-animals/?from=print#quiz

  1. 分解者(ぶんかいしゃ)のなかまとして最(もっと)もあてはまる生物(せいぶつ)の組(く)み合(あ)わせはどれか。

    • ◯ カビ・キノコ・乳酸菌(にゅうさんきん)
    • ◯ タカ・キツネ・フクロウ
    • ◯ イネ・ススキ・ケイソウ
    • ◯ バッタ・カエル・ヘビ

    正解:カビ・キノコ・乳酸菌
    分解者(ぶんかいしゃ)の中心(ちゅうしん)は、カビやキノコなどの菌類(きんるい)と、乳酸菌(にゅうさんきん)などの細菌類(さいきんるい)である。イネ・ススキ・ケイソウは生産者(せいさんしゃ)(新しいタブで開きます)、バッタ・カエル・ヘビやタカ・キツネ・フクロウは消費者(しょうひしゃ)にあたる。

  2. 煮沸(しゃふつ)した土(つち)の上澄(うわず)み液(えき)にデンプン溶液(ようえき)を加(くわ)え、3日(みっか)ほど置(お)いてからヨウ素(そ)液(えき)を加(くわ)えた。結果(けっか)とその理由(りゆう)として正(ただ)しいものはどれか。

    • ◯ 色(いろ)が変(か)わらない。微生物(びせいぶつ)がデンプンを分解(ぶんかい)したから
    • ◯ 青(あお)紫色(むらさきいろ)に変(か)わる。微生物(びせいぶつ)がデンプンを新(あたら)しくつくったから
    • ◯ 色(いろ)が変(か)わらない。煮沸(しゃふつ)でデンプンがなくなったから
    • ◯ 青(あお)紫色(むらさきいろ)に変(か)わる。微生物(びせいぶつ)が死(し)んで、デンプンが分解(ぶんかい)されずに残(のこ)っているから

    正解:青紫色に変わる。微生物が死んで、デンプンが分解されずに残っているから
    煮沸(しゃふつ)すると上澄(うわず)み液(えき)の中(なか)の微生物(びせいぶつ)が死(し)ぬため、デンプン(新しいタブで開きます)が分解(ぶんかい)されずに残(のこ)る。ヨウ素(そ)液(えき)はデンプンがあると青(あお)紫色(むらさきいろ)に変(か)わる。

  3. 土(つち)の中(なか)の微生物(びせいぶつ)のはたらきを調(しら)べる実験(じっけん)で、煮沸(しゃふつ)した上澄(うわず)み液(えき)も用意(ようい)するのはなぜか。

    • ◯ ヨウ素(そ)液(えき)の色(いろ)を見(み)やすくするため
    • ◯ デンプンを溶(と)けやすくするため
    • ◯ 微生物(びせいぶつ)をふやすため
    • ◯ 微生物(びせいぶつ)を死(し)なせた液(えき)と比(くら)べ、デンプンの分解(ぶんかい)が微生物(びせいぶつ)のはたらきだと確(たし)かめるため

    正解:微生物を死なせた液と比べ、デンプンの分解が微生物のはたらきだと確かめるため
    煮沸(しゃふつ)して微生物(びせいぶつ)を死(し)なせた液(えき)ではデンプンが残(のこ)り、そのままの液(えき)ではデンプンが分解(ぶんかい)される。2つを比(くら)べることで、デンプンを分解(ぶんかい)したのが微生物(びせいぶつ)だと確(たし)かめられる。

  4. ミミズやダンゴムシなどの土壌動物(どじょうどうぶつ)のはたらきとして正(ただ)しいものはどれか。

    • ◯ 土(つち)の中(なか)の二酸化炭素(にさんかたんそ)を酸素(さんそ)に変(か)える
    • ◯ 落(お)ち葉(ば)などを食(た)べて細(こま)かくし、微生物(びせいぶつ)による分解(ぶんかい)を助(たす)ける
    • ◯ 植物(しょくぶつ)の根(ね)に水(みず)を運(はこ)ぶ
    • ◯ 光合成(こうごうせい)をして有機物(ゆうきぶつ)をつくる

    正解:落ち葉などを食べて細かくし、微生物による分解を助ける
    ミミズやダンゴムシなどは落(お)ち葉(ば)や遺体(いたい)を食(た)べて細(こま)かくくだき、ふんとして出(だ)す。細(こま)かくなった有機物(ゆうきぶつ)(新しいタブで開きます)は微生物(びせいぶつ)が分解(ぶんかい)しやすくなる。

単元のポイント

  • 分解者(ぶんかいしゃ) 遺体(いたい)や排出物(はいしゅつぶつ)の有機物(ゆうきぶつ)を無機物(むきぶつ)に分解(ぶんかい)する生物(せいぶつ)。有機物(ゆうきぶつ)を取(と)り入(い)れる点(てん)では消費者(しょうひしゃ)でもある
  • 菌類(きんるい) カビやキノコのなかま。菌糸(きんし)をのばして有機物(ゆうきぶつ)を分解(ぶんかい)する
  • 細菌類(さいきんるい) 乳酸菌(にゅうさんきん)や大腸菌(だいちょうきん)などの、からだが1つの細胞(さいぼう)でできた小(ちい)さな生物(せいぶつ)
  • 土壌動物(どじょうどうぶつ) ミミズ・ダンゴムシ・トビムシなど、土(つち)の中(なか)にすむ小(ちい)さな動物(どうぶつ)
問題を解く
単元のポイント
  • 分解者(ぶんかいしゃ) 遺体(いたい)や排出物(はいしゅつぶつ)の有機物(ゆうきぶつ)を無機物(むきぶつ)に分解(ぶんかい)する生物(せいぶつ)。有機物(ゆうきぶつ)を取(と)り入(い)れる点(てん)では消費者(しょうひしゃ)でもある
  • 菌類(きんるい) カビやキノコのなかま。菌糸(きんし)をのばして有機物(ゆうきぶつ)を分解(ぶんかい)する
  • 細菌類(さいきんるい) 乳酸菌(にゅうさんきん)や大腸菌(だいちょうきん)などの、からだが1つの細胞(さいぼう)でできた小(ちい)さな生物(せいぶつ)
  • 土壌動物(どじょうどうぶつ) ミミズ・ダンゴムシ・トビムシなど、土(つち)の中(なか)にすむ小(ちい)さな動物(どうぶつ)