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化学(かがく)反応(はんのう)と光(ひかり)

カメレオン先生光(ひかり)も熱(ねつ)と同(おな)じ、反応(はんのう)前後(ぜんご)の化学(かがく)エネルギーの差(さ)の現(あらわ)れ方(かた)の1つ。方向(ほうこう)が逆(ぎゃく)の2つの例(れい)で見比(みくら)べよう。

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  1. 化学(かがく)発光(はっこう)は、反応(はんのう)で生(しょう)じる化学(かがく)エネルギー(新しいタブで開きます)の差(さ)が、熱(ねつ)をほとんど出(だ)さずに直接(ちょくせつ)光(ひかり)として放出(ほうしゅつ)される現象(げんしょう)である。
  2. 光化学(こうかがく)反応(はんのう)は、光(ひかり)のエネルギーを吸収(きゅうしゅう)することで進(すす)む反応(はんのう)で、光合成(こうごうせい)(新しいタブで開きます)はその代表(だいひょう)例(れい)である。
  3. どちらも、反応(はんのう)の前後(ぜんご)における物質(ぶっしつ)の化学(かがく)エネルギーの差(さ)が熱(ねつ)や光(ひかり)として現(あらわ)れるという、同(おな)じしくみの別(べつ)の現(あらわ)れ方(かた)である。

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詳しく

化学(かがく)発光(はっこう):光(ひかり)として放出(ほうしゅつ)される化学(かがく)エネルギー

化学(かがく)発光(はっこう)は、化学(かがく)反応(はんのう)で生(しょう)じる化学(かがく)エネルギーの差(さ)が、熱(ねつ)をほとんど出(だ)さずに直接(ちょくせつ)光(ひかり)として放出(ほうしゅつ)される現象(げんしょう)である。炎(ほのお)のように高温(こうおん)になって光(ひか)るのではなく、常温(じょうおん)のまま光(ひか)るため「冷光(れいこう)」ともよばれる。

代表(だいひょう)例(れい)がルミノール反応(はんのう)で、ルミノールという物質(ぶっしつ)が過酸化水素(かさんかすいそ)などと反応(はんのう)すると青白(あおじろ)い光(ひかり)を放(はな)つ。反応(はんのう)で生(しょう)じたエネルギーの高(たか)い状態(じょうたい)の生成物(せいせいぶつ)(新しいタブで開きます)が、光(ひかり)を出(だ)して元(もと)の低(ひく)いエネルギーの状態(じょうたい)に落(お)ち着(つ)くことで発光(はっこう)する。

ホタルの発光(はっこう)も化学(かがく)発光(はっこう)の一種(いっしゅ)で、ルシフェリンという物質(ぶっしつ)が酸素(さんそ)と反応(はんのう)するときのエネルギーが光(ひかり)として放出(ほうしゅつ)される。いずれも、反応(はんのう)の前後(ぜんご)の化学(かがく)エネルギーの差(さ)が熱(ねつ)ではなく光(ひかり)として現(あらわ)れた例(れい)である。

ルミノール反応の化学発光Asatte Studio(Manazoo)/オリジナル(コードで作図)

例(れい):光化学(こうかがく)反応(はんのう)としての光合成(こうごうせい)

化学(かがく)発光(はっこう)とは逆(ぎゃく)に、光(ひかり)のエネルギーを吸収(きゅうしゅう)して反応(はんのう)が進(すす)むものを光化学(こうかがく)反応(はんのう)という。代表(だいひょう)例(れい)が植物(しょくぶつ)の光合成(こうごうせい)で、二酸化炭素(にさんかたんそ)(新しいタブで開きます)と水(みず)から、光(ひかり)のエネルギーを使(つか)ってデンプンなどの化学(かがく)エネルギーの高(たか)い物質(ぶっしつ)をつくる。

光合成(こうごうせい)で起(お)こる反応(はんのう)は、デンプンなどが燃焼(ねんしょう)(新しいタブで開きます)するときの逆(ぎゃく)方向(ほうこう)にあたり、本来(ほんらい)は吸(きゅう)熱(ねつ)で進(すす)みにくい反応(はんのう)である。光(ひかり)のエネルギーを吸収(きゅうしゅう)することで、このエネルギーの壁(かべ)を越(こ)えて反応(はんのう)が進(すす)む。

ほかにも、写真(しゃしん)フィルムに使(つか)われる臭化(しゅうか)銀(ぎん)が光(ひかり)を受(う)けて分解(ぶんかい)する反応(はんのう)など、光(ひかり)のエネルギーがきっかけで進(すす)む反応(はんのう)は光化学(こうかがく)反応(はんのう)として広(ひろ)く知(し)られている。

光化学反応としての光合成Asatte Studio(Manazoo)/オリジナル(コードで作図)

なぜ熱(ねつ)だけでなく光(ひかり)にもなるのか

反応(はんのう)の前後(ぜんご)における物質(ぶっしつ)の化学(かがく)エネルギーの差(さ)は、熱(ねつ)・光(ひかり)のどちらとしても外(そと)に現(あらわ)れうる。燃焼(ねんしょう)のように高温(こうおん)で進(すす)む反応(はんのう)は熱(ねつ)と光(ひかり)(炎(ほのお)の光(ひかり))の両方(りょうほう)を出(だ)すが、化学(かがく)発光(はっこう)は常温(じょうおん)のまま光(ひかり)だけを出(だ)す点(てん)が異(こと)なる。

光化学(こうかがく)反応(はんのう)はこの流(なが)れが逆(ぎゃく)で、光(ひかり)のエネルギーを化学(かがく)エネルギーに変(か)えて取(と)り込(こ)む。光合成(こうごうせい)でつくられたデンプンなどがもつエネルギーは、もとをたどれば吸収(きゅうしゅう)した光(ひかり)のエネルギーである。

このように、化学(かがく)反応(はんのう)と熱(ねつ)・光(ひかり)のどちらにも「反応(はんのう)の前後(ぜんご)における物質(ぶっしつ)のもつ化学(かがく)エネルギーの差(さ)」という同(おな)じ考(かんが)え方(かた)があてはまる。次(つぎ)のページでは、吸熱反応(きゅうねつはんのう)(新しいタブで開きます)でも自然(しぜん)に進(すす)む場合(ばあい)があることを、別(べつ)の視点(してん)(エントロピー)から見(み)ていく。

確認問題

問題 1 / 4化学(かがく)発光(はっこう)の説明(せつめい)として正(ただ)しいものはどれか。

確認問題(解答用紙)

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https://manazoo.com/science/light-emission-in-chemical-reactions/?from=print#quiz

  1. 化学(かがく)発光(はっこう)の説明(せつめい)として正(ただ)しいものはどれか。

    • ◯ 触媒(しょくばい)が反応(はんのう)を速(はや)くするときに出(で)る光(ひかり)
    • ◯ 結合(けつごう)エネルギーを測定(そくてい)するための実験(じっけん)
    • ◯ 反応(はんのう)で生(しょう)じた化学(かがく)エネルギーの差(さ)が、熱(ねつ)をほとんど出(だ)さず光(ひかり)として放出(ほうしゅつ)される現象(げんしょう)
    • ◯ 光(ひかり)を吸収(きゅうしゅう)してはじめて進(すす)む反応(はんのう)

    正解:反応で生じた化学エネルギーの差が、熱をほとんど出さず光として放出される現象
    化学(かがく)発光(はっこう)は、反応(はんのう)で生(しょう)じた化学(かがく)エネルギー(新しいタブで開きます)の差(さ)が、熱(ねつ)をほとんど出(だ)さず光(ひかり)として放出(ほうしゅつ)される現象(げんしょう)である。

  2. 光(ひかり)のエネルギーを吸収(きゅうしゅう)することで進(すす)む反応(はんのう)を何(なん)というか。

    • ◯ 光化学(こうかがく)反応(はんのう)
    • ◯ 中和(ちゅうわ)反応(はんのう)
    • ◯ 電離(でんり)平衡(へいこう)
    • ◯ 化学(かがく)発光(はっこう)

    正解:光化学反応
    光(ひかり)のエネルギーを吸収(きゅうしゅう)することで進(すす)む反応(はんのう)を光化学(こうかがく)反応(はんのう)という。

  3. 光合成(こうごうせい)が光化学(こうかがく)反応(はんのう)の例(れい)とされる理由(りゆう)として正(ただ)しいものはどれか。

    • ◯ 反応(はんのう)がとても速(はや)く進(すす)むから
    • ◯ 中和(ちゅうわ)熱(ねつ)を発生(はっせい)させるから
    • ◯ 光(ひかり)のエネルギーを使(つか)って、化学(かがく)エネルギーの高(たか)い物質(ぶっしつ)をつくるから
    • ◯ 触媒(しょくばい)を使(つか)わずに進(すす)む発熱反応(はつねつはんのう)だから

    正解:光のエネルギーを使って、化学エネルギーの高い物質をつくるから
    光合成(こうごうせい)(新しいタブで開きます)は、光(ひかり)のエネルギーを使(つか)ってデンプンなど化学(かがく)エネルギーの高(たか)い物質(ぶっしつ)をつくる光化学(こうかがく)反応(はんのう)である。

  4. ホタルの発光(はっこう)が化学(かがく)発光(はっこう)の例(れい)といえる理由(りゆう)はどれか。

    • ◯ 結合(けつごう)エネルギーがとても大(おお)きいから
    • ◯ 光(ひかり)を吸収(きゅうしゅう)して反応(はんのう)が進(すす)むから
    • ◯ 高温(こうおん)で燃(も)えて光(ひか)るから
    • ◯ 化学(かがく)反応(はんのう)のエネルギーが熱(ねつ)をほとんど出(だ)さず光(ひかり)になるから

    正解:化学反応のエネルギーが熱をほとんど出さず光になるから
    ホタルの発光(はっこう)は、化学(かがく)反応(はんのう)のエネルギーが熱(ねつ)をほとんど出(だ)さずに光(ひかり)として放出(ほうしゅつ)される化学(かがく)発光(はっこう)の一種(いっしゅ)である。

単元のポイント

  • 化学(かがく)発光(はっこう) 反応(はんのう)で生(しょう)じる化学(かがく)エネルギーの差(さ)が、熱(ねつ)をほとんど出(だ)さず直接(ちょくせつ)光(ひかり)として放出(ほうしゅつ)される現象(げんしょう)。ルミノール反応(はんのう)やホタルの発光(はっこう)が例(れい)
  • 光化学(こうかがく)反応(はんのう) 物質(ぶっしつ)が光(ひかり)を吸収(きゅうしゅう)することで起(お)こる反応(はんのう)。光合成(こうごうせい)や写真(しゃしん)の感光(かんこう)などが例(れい)
  • 光合成(こうごうせい)(新しいタブで開きます) 光(ひかり)のエネルギーを吸収(きゅうしゅう)し、二酸化炭素(にさんかたんそ)と水(みず)から化学(かがく)エネルギーの高(たか)い物質(ぶっしつ)(デンプンなど)をつくる光化学(こうかがく)反応(はんのう)
問題を解く
単元のポイント
  • 化学(かがく)発光(はっこう) 反応(はんのう)で生(しょう)じる化学(かがく)エネルギーの差(さ)が、熱(ねつ)をほとんど出(だ)さず直接(ちょくせつ)光(ひかり)として放出(ほうしゅつ)される現象(げんしょう)。ルミノール反応(はんのう)やホタルの発光(はっこう)が例(れい)
  • 光化学(こうかがく)反応(はんのう) 物質(ぶっしつ)が光(ひかり)を吸収(きゅうしゅう)することで起(お)こる反応(はんのう)。光合成(こうごうせい)や写真(しゃしん)の感光(かんこう)などが例(れい)
  • 光合成(こうごうせい)(新しいタブで開きます) 光(ひかり)のエネルギーを吸収(きゅうしゅう)し、二酸化炭素(にさんかたんそ)と水(みず)から化学(かがく)エネルギーの高(たか)い物質(ぶっしつ)(デンプンなど)をつくる光化学(こうかがく)反応(はんのう)