
減数分裂と遺伝子の組合せ
カエル先生連鎖はセットで伝わり、組換えは乗換えでセットが入れ替わる。組換え価は50%を超えない点も覚えておこう。
30秒でつかむ
- 別の染色体(新しいタブで開きます)にある遺伝子(新しいタブで開きます)の組合せが独立に決まることを**独立の法則**という。
- 同じ染色体にある遺伝子はセットで伝わりやすい**連鎖**の関係にあるが、乗換えで**組換え**が起こる。
- 組換えが起こった配偶子の割合を**組換え価**といい、0%から50%未満の値を取る。
詳しく
独立の法則と遺伝子の組合せ
生殖細胞(新しいタブで開きます)がつくられるときに起こる減数分裂では、染色体の数が半分になる。このとき、対になっている相同染色体のどちらが配偶子に入るかは、染色体の対ごとに独立に決まる。
異なる染色体にある2組以上の遺伝子は、それぞれ別々に配偶子に分配される。このように、別の染色体にある遺伝子の組合せが独立に決まることを独立の法則という。
独立の法則にしたがうと、2組の遺伝子をヘテロ接合でもつ個体がつくる配偶子の遺伝子の組合せは、計算上4通りが同じ割合で現れる。
連鎖、組換えと組換え価の計算
同じ染色体の上にある複数の遺伝子は、別々の染色体に移ることができず、セットで配偶子に伝わりやすい。この関係を連鎖という。
ただし、減数分裂の際に相同染色体の一部が交差して入れ替わる乗換えが起こると、連鎖していた遺伝子の組合せが変わることがある。これを遺伝子の組換えという。
組換えが起こった配偶子の割合を組換え価といい、できた配偶子の総数に対する組換えが起こった配偶子の数の割合(%)で表す。例えば配偶子1000個のうち組換えが起こったものが200個なら、組換え価は20%になる。
性染色体と組換え価の意味
ヒトなどの生物では、性の決定にかかわる染色体を性染色体、それ以外の染色体を常染色体という。性染色体にある遺伝子も、連鎖と組換えの対象になる。
組換え価は、2つの遺伝子が染色体上でどれだけ離れているかを表す目安だ。遺伝子どうしの距離が遠いほど乗換えが起こりやすく、組換え価は大きくなる傾向がある。
組換え価は0%から50%未満の値を取る。2つの遺伝子が別の染色体にある(独立)場合の50%に近づくことはあっても、それを超えることはない。
確認問題
確認問題(解答用紙)
スマホやタブレットで読み取ると、この問題をその場で解けます。
https://manazoo.com/science/meiosis-and-gene-combinations/?from=print#quiz
別々の染色体にある遺伝子の組合せが、配偶子にそれぞれ独立に分配されることを何というか。
- ◯ 独立の法則
- ◯ びん首効果
- ◯ 連鎖
- ◯ 組換え
正解:独立の法則
異なる染色体(新しいタブで開きます)にある2組以上の遺伝子(新しいタブで開きます)は、それぞれ別々に配偶子に分配される。この関係を独立の法則という。同じ染色体の上にある複数の遺伝子が、別々の染色体に移ることができず、セットで配偶子に伝わりやすい関係を何というか。
- ◯ 連鎖
- ◯ 自然選択
- ◯ 生殖的隔離
- ◯ 独立の法則
正解:連鎖
同じ染色体にある複数の遺伝子がセットで配偶子に伝わりやすい関係を連鎖という。ある交配でできた配偶子1000個のうち、組換えが起こった配偶子が200個だった。組換え価は何%か。
答え:____________
正解:20%
組換え価は、できた配偶子の総数に対する組換えが起こった配偶子の数の割合(%)。200÷1000×100=20%になる。性の決定にかかわる染色体を性染色体というが、それ以外の染色体を何というか。
- ◯ 娘染色体
- ◯ 常染色体
- ◯ 姉妹染色体
- ◯ 相同染色体
正解:常染色体
性の決定にかかわる染色体を性染色体、それ以外の染色体を常染色体という。
単元のポイント
- 独立の法則 別々の染色体にある遺伝子の組合せが、配偶子にそれぞれ独立に分配されること
- 連鎖 同じ染色体にある複数の遺伝子が、セットになって配偶子に伝わりやすい関係
- 組換えと組換え価 乗換えで連鎖した遺伝子の組合せが変わることを組換えといい、起こった割合を組換え価という
- 性染色体 性の決定にかかわる染色体。それ以外の染色体は常染色体という