極座標と極方程式
ゾウ先生今までの(x,y)とは違う、距離と角度で位置を決める表し方だよ。原点からの「向き」と「長さ」で考えると理解しやすい。
30秒でつかむ
- 極座標は、定点O(極)からの距離rと、半直線OX(始線)からの角θの組(r,θ)で点の位置を表す。
- 極座標(r,θ)と直交座標(x,y)は、x=r cos(新しいタブで開きます)θ、y=r sinθという関係で結びつく。
- 図形Fが極座標に関する方程式を満たす点の集合であるとき、その方程式を図形Fの極方程式という。
詳しく
公式
平面上に定点Oと半直線OXを決める。
この点Oを極、半直線OXを始線という。
極O以外の点Pの位置は、線分OPの長さrと、OXからOPへ測った角θの組(r,θ)で決まる。
この(r,θ)を点Pの極座標という。
角θの大きさは弧度法(新しいタブで開きます)で表す。
極Oを原点、始線OXをx軸の正の向きに重ねると、極座標と直交座標は、で結びつく。
平面上の図形Fが極座標に関する方程式を満たす点の集合であるとき、その方程式を図形Fの極方程式という。
例題
例題:極座標が(4,60°)である点Pを直交座標(x,y)で表せ。
よりになる。
よりになり、点Pは直交座標でと表せる。
このように、極座標の点はいつでも直交座標に変換できる。
なぜそうなるか
中心(2,0)、半径2の円が、なぜ極方程式r=4cosθで表せるのかを見てみよう。
この円の方程式(新しいタブで開きます)はで、展開するとになる。
、を代入するとになる。
r≠0のとき両辺をrで割ると、結果はという式になる。それが円の極方程式だ。
これは、原点を通り中心が極座標の始線上にある円の極方程式の形になっている。
一般に、中心(a,0)、半径aの円はr=2a cosθと表せる。
極方程式は、原点を通る円や渦巻き状の曲線を直交座標より簡潔に表せる、便利な道具だ。
確認問題
確認問題(解答用紙)
スマホやタブレットで読み取ると、この問題をその場で解けます。
https://manazoo.com/math/polar-coordinates/?from=print#quiz
極座標(r,θ)=(4,60°)の点を直交座標(x,y)で表すとき、xの値を求めよ。
答え:____________
正解:2
x=r cos(新しいタブで開きます)θ=4×cos60°=4×(1/2)=2。円(x-2)²+y²=4を極方程式r=a cosθの形で表すとき、aの値を求めよ。
答え:____________
正解:4
中心(2,0)、半径2の円の極方程式はr=2×2×cosθ=4cosθになり、r=a cosθのaは4。極座標の偏角(新しいタブで開きます)θを表す弧度法について、90°はラジアンでどれか。
- ◯ 2π
- ◯ π
- ◯ π/4
- ◯ π/2
正解:π/2
180°=πラジアン(新しいタブで開きます)なので、90°はその半分のπ/2ラジアン。直線x=3を極方程式で表すとr cosθ=aの形になる。aの値を求めよ。
答え:____________
正解:3
x=r cosθなので、x=3はそのままr cosθ=3になる。
単元のポイント
- 極・始線 極座標の基準となる定点O(極)と半直線OX(始線)
- 偏角(新しいタブで開きます) 始線OXから点Pへの半直線OPまで測った角θのこと
- 極座標(r,θ) 極Oからの距離rと、始線からの角θの組で表す点の位置
- 極方程式 図形を極座標の関係式で表した方程式