標本平均の分布
ゾウ先生標本を大きくするほど、標本平均は母平均の近くに集まってくるよ。
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- 標本平均X̄は、母平均m、母標準偏差(新しいタブで開きます)σの母集団(新しいタブで開きます)から無作為に抽出したn個の平均だ。
- 標本平均の標準偏差はσ/√nになり、標本の大きさnが大きいほど小さくなる。
- nが十分大きいとき、標本平均の分布は正規分布(新しいタブで開きます)N(m,σ²/n)に近づく。これを中心極限定理という。
詳しく
公式
母平均m、母標準偏差σの母集団から、無作為に大きさnの標本を抽出する。
標本の値をX1,X2,…,Xnとするとき、標本平均はだ。
標本平均の期待値(新しいタブで開きます)はmに等しく、標準偏差はになる。
nが十分大きいとき、標本平均の分布は正規分布に近づく。
例題
例題:母平均100、母標準偏差20の母集団から、大きさn=25の標本を無作為に抽出する。
標本平均の標準偏差はになる。標本平均はN(100,4²)に近い分布に従う。
標本平均が108になったとき、と標準化できる。
正規分布表を使えば、標本平均が108以上になる確率(新しいタブで開きます)なども求められる。
なぜそうなるか
標本平均の標準偏差がσ/√nになる理由は、前のページの分散の公式から導ける。
なので、V(aX+b)=a²V(X)の形とみなせる。
独立な標本では、分散がnσ²まで足し合わされ、倍した値がσ²/nだ。
だからnを大きくするほど標本平均は母平均に近づき、散らばりは小さくなる。
中心極限定理はどんな母集団にも成り立つ一般的な定理で、ここでは正規分布に近づく特別な場合を扱う。
確認問題
確認問題(解答用紙)
スマホやタブレットで読み取ると、この問題をその場で解けます。
https://manazoo.com/math/population-and-sample-mean-distribution/?from=print#quiz
母標準偏差σ=20、標本の大きさn=25のとき、標本平均の標準偏差を求めよ。
答え:____________
正解:4
標本平均の標準偏差(新しいタブで開きます)はσ/√n=20/√25=20/5=4。母平均100、標本平均の標準偏差4のとき、標本平均が108に対応するZの値を求めよ。
答え:____________
正解:2
Z=(X̄−m)/(σ/√n)=(108−100)/4=2。標本の大きさnを大きくすると、標本平均の標準偏差はどうなるか。
- ◯ 変わらない
- ◯ 小さくなる
- ◯ 0になる
- ◯ 大きくなる
正解:小さくなる
標本平均の標準偏差はσ/√n。nが大きくなるほど√nが大きくなるので、全体の値は小さくなる。母標準偏差σ=20、標本の大きさn=100のとき、標本平均の標準偏差を求めよ。
答え:____________
正解:2
標本平均の標準偏差はσ/√n=20/√100=20/10=2。
単元のポイント
- 標本平均 X̄=(X1+X2+…+Xn)/n。標本から求めた平均
- 標本平均の標準偏差 母標準偏差σを√nで割った値σ/√n
- 中心極限定理 nが大きいとき、標本平均の分布は正規分布N(m,σ²/n)に近づく