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確率(かくりつ)変数(へんすう)の期待値(きたいち)・分散(ぶんさん)・標準偏差(ひょうじゅんへんさ)

ゾウ先生分散(ぶんさん)は2つの式(しき)で求(もと)められる。両方(りょうほう)試(ため)して、同(おな)じ値(あたい)になるのを確(たし)かめてみよう。

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  1. 期待値(きたいち)(新しいタブで開きます)E(X)は、xkの値(あたい)と確率(かくりつ)(新しいタブで開きます)pkの積(せき)を全部(ぜんぶ)足(た)した値(あたい)で、平均(へいきん)的(てき)に期待(きたい)できる値(あたい)を表(あらわ)す。
  2. 分散(ぶんさん)(新しいタブで開きます)V(X)は、期待値(きたいち)からの偏差(へんさ)の2乗(じょう)の期待値(きたいち)。E(X²)−{E(X)}²という式(しき)でも求(もと)められる。
  3. 3枚(まい)の硬貨(こうか)の例題(れいだい)で、表(おもて)の枚数(まいすう)Xの期待値(きたいち)と分散(ぶんさん)を2つの式(しき)それぞれで求(もと)め、同(おな)じ値(あたい)になることを確(たし)かめる。

詳しく

公式(こうしき)

確率(かくりつ)変数(へんすう)(新しいタブで開きます)Xの期待値(きたいち)E(X)は、xkの値(あたい)と確率(かくりつ)pkの積(せき)を全部(ぜんぶ)足(た)した値(あたい)だ。

式(しき)で書(か)くとE(X)=x1p1+x2p2+⋯+xnpnE(X)=x_1p_1+x_2p_2+\cdots+x_np_nになる。平均(へいきん)的(てき)に期待(きたい)できる値(あたい)を表(あらわ)す。

分散(ぶんさん)V(X)は、期待値(きたいち)mからの偏差(へんさ)(xk−m)を2乗(じょう)し、それぞれ確率(かくりつ)をかけて足(た)した値(あたい)だ。

式(しき)はV(X)=∑(xk−m)2pkV(X)=\sum(x_k-m)^2p_kで、別(べつ)の式(しき)V(X)=E(X2)−{E(X)}2V(X)=E(X^2)-\{E(X)\}^2でも求(もと)まる。

分散(ぶんさん)の平方根(へいほうこん)(新しいタブで開きます)が標準偏差(ひょうじゅんへんさ)σ(X)。σ(X)=V(X)\sigma(X)=\sqrt{V(X)}で、元(もと)の値(あたい)と同(おな)じ単位(たんい)になる。

確率分布の棒グラフと期待値の位置Asatte Studio(Manazoo)/オリジナル(コードで作図)

例題(れいだい)

例題(れいだい):3枚(まい)の硬貨(こうか)を投(な)げ、表(おもて)の出(で)る枚数(まいすう)をXとする。確率(かくりつ)分布(ぶんぷ)はX=0,1,2,3でP=1/8,3/8,3/8,1/8だ。

期待値(きたいち)はE(X)=0×1/8+1×3/8+2×3/8+3×1/8で、計算(けいさん)すると3/2になる。

分散(ぶんさん)は偏差(へんさ)の2乗(じょう)の式(しき)で求(もと)める。(0−32)2⋅18(0-\frac{3}{2})^2\cdot\frac{1}{8}から4つの項(こう)を足(た)すと3/4になる。

別(べつ)の式(しき)でも確(たし)かめよう。E(X²)は0²×1/8+1²×3/8+2²×3/8+3²×1/8=3。V(X)=3−(3/2)²=3/4で一致(いっち)する。

なぜそうなるか

分散(ぶんさん)で偏差(へんさ)を2乗(じょう)する理由(りゆう)は、偏差(へんさ)の正負(せいふ)を打(う)ち消(け)さないためだ。そのまま足(た)すと合計(ごうけい)は必(かなら)ず0になる。

2乗(じょう)すれば正負(せいふ)は消(き)え、散(ち)らばりの大(おお)きさだけが残(のこ)る。これは度数(どすう)分布(ぶんぷ)の分散(ぶんさん)と同(おな)じ考(かんが)え方(かた)だ。

2つの式(しき)が等(ひと)しいことは(xk−m)2(x_k-m)^2を展開(てんかい)すると分(わ)かる。xk2−2mxk+m2x_k^2-2mx_k+m^2になる。

これを確率(かくりつ)pkで重(おも)みづけて足(た)すとE(X2)−2mE(X)+m2E(X^2)-2mE(X)+m^2。E(X)=mなので、E(X²)−m²に整理(せいり)できる。

偏差の2乗に確率をかけて足すと分散になるAsatte Studio(Manazoo)/オリジナル(コードで作図)

確認問題

問題 1 / 43枚(まい)の硬貨(こうか)の例(れい)で、期待値(きたいち)E(X)を求(もと)めよ。

確認問題(解答用紙)

この問題を端末で解くための QR コード

スマホやタブレットで読み取ると、この問題をその場で解けます。

https://manazoo.com/math/random-variable-expectation-and-variance/?from=print#quiz

  1. 3枚(まい)の硬貨(こうか)の例(れい)で、期待値(きたいち)E(X)を求(もと)めよ。

    答え:____________

    正解:3/2
    E(X)=0×1/8+1×3/8+2×3/8+3×1/8=12/8=3/2。

  2. 3枚(まい)の硬貨(こうか)の例(れい)で、分散(ぶんさん)V(X)を偏差(へんさ)の2乗(じょう)の式(しき)で求(もと)めよ。

    答え:____________

    正解:3/4
    それぞれの偏差(へんさ)(新しいタブで開きます)を2乗(じょう)して確率(かくりつ)(新しいタブで開きます)をかけて足(た)すと、9/32+3/32+3/32+9/32=24/32=3/4。

  3. 3枚(まい)の硬貨(こうか)の例(れい)で、E(X²)を求(もと)めよ。

    答え:____________

    正解:3
    E(X²)=0²×1/8+1²×3/8+2²×3/8+3²×1/8=0+3/8+12/8+9/8=3。

  4. 分散(ぶんさん)を求(もと)める2つの式(しき)、Σ(xk−m)²pkとE(X²)−{E(X)}²の関係(かんけい)はどれか。

    • ◯ E(X²)の式(しき)の方(ほう)が必(かなら)ず大(おお)きい
    • ◯ 常(つね)に同(おな)じ値(あたい)になる
    • ◯ 標本(ひょうほん)が大(おお)きいときだけ同(おな)じ
    • ◯ 独立(どくりつ)なときだけ同(おな)じ値(あたい)になる

    正解:常に同じ値になる
    (xk−m)²を展開(てんかい)して整理(せいり)すると、2つの式(しき)は代数(だいすう)的(てき)に常(つね)に等(ひと)しいことが分(わ)かる。独立(どくりつ)性(せい)や標本(ひょうほん)の大(おお)きさとは関係(かんけい)ない。

単元のポイント

  • 期待値(きたいち)E(X) 確率(かくりつ)変数(へんすう)の値(あたい)と確率(かくりつ)の積(せき)を全部(ぜんぶ)足(た)した値(あたい)
  • 分散(ぶんさん)V(X) 偏差(へんさ)の2乗(じょう)の期待値(きたいち)。E(X²)−{E(X)}²でも求(もと)まる
  • 標準偏差(ひょうじゅんへんさ)σ(X) 分散(ぶんさん)の平方根(へいほうこん)。散(ち)らばりを元(もと)の単位(たんい)で表(あらわ)す
問題を解く
単元のポイント
  • 期待値(きたいち)E(X) 確率(かくりつ)変数(へんすう)の値(あたい)と確率(かくりつ)の積(せき)を全部(ぜんぶ)足(た)した値(あたい)
  • 分散(ぶんさん)V(X) 偏差(へんさ)の2乗(じょう)の期待値(きたいち)。E(X²)−{E(X)}²でも求(もと)まる
  • 標準偏差(ひょうじゅんへんさ)σ(X) 分散(ぶんさん)の平方根(へいほうこん)。散(ち)らばりを元(もと)の単位(たんい)で表(あらわ)す