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大気(たいき)の変化(へんか)と生命(せいめい)

カワウソ先生大気(たいき)に酸素(さんそ)が増(ふ)えていく過程(かてい)と、それが生物(せいぶつ)に何(なに)をもたらしたかを見(み)ていこう。

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  1. 光合成(こうごうせい)生物(せいぶつ)が酸素(さんそ)(新しいタブで開きます)を放出(ほうしゅつ)し、海水中(かいすいちゅう)の鉄(てつ)イオン(新しいタブで開きます)と結(むす)びついて縞(しま)状(じょう)鉄鉱(てっこう)層(そう)ができた。
  2. 大気中(たいきちゅう)に増(ふ)えた酸素(さんそ)の一部(いちぶ)からオゾン層(そう)ができ、地表(ちひょう)に届(とど)く紫外線(しがいせん)が減(へ)っていった。
  3. 紫外線(しがいせん)が減(へ)ったことで、海(うみ)の中(なか)だけで暮(く)らしていた生物(せいぶつ)が陸上(りくじょう)へ進出(しんしゅつ)していった。

詳しく

光合成(こうごうせい)生物(せいぶつ)の出現(しゅつげん)と酸素(さんそ)の増加(ぞうか)

先(せん)カンブリア時代(じだい)(新しいタブで開きます)の海(うみ)には、まだ酸素(さんそ)がほとんど含(ふく)まれていなかった。そこに、光合成(こうごうせい)(新しいタブで開きます)を行(おこな)って酸素(さんそ)を放出(ほうしゅつ)する光合成(こうごうせい)生物(せいぶつ)(シアノバクテリアなど)が出現(しゅつげん)した。海水中(かいすいちゅう)には、しだいに酸素(さんそ)が溶(と)け込(こ)んでいく。

海水(かいすい)に溶(と)けた酸素(さんそ)は、それまで海水中(かいすいちゅう)に溶(と)けていた鉄(てつ)イオンと結(むす)びつき、酸化(さんか)鉄(てつ)として海底(かいてい)に沈殿(ちんでん)(新しいタブで開きます)していった。この堆積(たいせき)(新しいタブで開きます)が繰(く)り返(かえ)されてできた地層(ちそう)を縞(しま)状(じょう)鉄鉱(てっこう)層(そう)という。

縞(しま)状(じょう)鉄鉱(てっこう)層(そう)は、光合成(こうごうせい)生物(せいぶつ)が出(だ)した酸素(さんそ)が海水中(かいすいちゅう)の鉄(てつ)イオンを酸化(さんか)していたことを示(しめ)す証拠(しょうこ)になっている。海水中(かいすいちゅう)の鉄(てつ)イオンの酸化(さんか)がほぼ終(お)わると、酸素(さんそ)は大気中(たいきちゅう)にもたまり始(はじ)めた。

光合成生物が放出した酸素から縞状鉄鉱層ができるAsatte Studio(Manazoo)/オリジナル(コードで作図)

オゾン層(そう)の形成(けいせい)と紫外線(しがいせん)の減少(げんしょう)

海水中(かいすいちゅう)の鉄(てつ)イオンの酸化(さんか)が進(すす)んだ後(のち)、大気中(たいきちゅう)の酸素(さんそ)の割合(わりあい)も増(ふ)えていった。大気中(たいきちゅう)に増(ふ)えた酸素(さんそ)の一部(いちぶ)は、上空(じょうくう)でオゾン層(そう)をつくった。

オゾン層(そう)は、生物(せいぶつ)に有害(ゆうがい)な紫外線(しがいせん)を吸収(きゅうしゅう)するはたらきをもつ。オゾン層(そう)ができる前(まえ)の地表(ちひょう)には強(つよ)い紫外線(しがいせん)が届(とど)いていたため、生物(せいぶつ)は海(うみ)の中(なか)でしか生(い)きられなかった。

オゾン層(そう)が形成(けいせい)されると、地表(ちひょう)に届(とど)く紫外線(しがいせん)が減(へ)った。それまで海(うみ)の中(なか)だけで暮(く)らしていた生物(せいぶつ)も、少(すこ)しずつ陸上(りくじょう)で生(い)きられるようになっていった。

オゾン層の形成で紫外線が減り生物が陸上へ進出するAsatte Studio(Manazoo)/オリジナル(コードで作図)

生物(せいぶつ)の陸上(りくじょう)進出(しんしゅつ)と二酸化炭素(にさんかたんそ)の減少(げんしょう)

大気中(たいきちゅう)の酸素(さんそ)が増(ふ)えていく一方(いっぽう)で、二酸化炭素(にさんかたんそ)の割合(わりあい)は少(すこ)しずつ減(へ)っていった。海水(かいすい)に溶(と)け込(こ)んだ二酸化炭素(にさんかたんそ)の一部(いちぶ)が、炭酸(たんさん)カルシウムなどとして堆積(たいせき)したことも、この減少(げんしょう)に関(かか)わっていると考(かんが)えられている。

オゾン層(そう)の形成(けいせい)が進(すす)んだ時期(じき)以降(いこう)、まず植物(しょくぶつ)が陸上(りくじょう)進出(しんしゅつ)を果(は)たし、続(つづ)いて動物(どうぶつ)も陸上(りくじょう)で生活(せいかつ)するようになった。大気(たいき)の変化(へんか)と生物(せいぶつ)の変化(へんか)は、互(たが)いに影響(えいきょう)しあいながら進(すす)んできた。

こうした大気(たいき)の変化(へんか)と生命(せいめい)活動(かつどう)の関(かか)わりは、化石(かせき)(新しいタブで開きます)やそれをふくむ地層(ちそう)に残(のこ)された記録(きろく)を手(て)がかりに、今(いま)もくわしく調(しら)べられている。

確認問題

問題 1 / 4先(せん)カンブリア時代(じだい)の海(うみ)で、酸素(さんそ)を放出(ほうしゅつ)するようになった生物(せいぶつ)を何(なん)というか。

確認問題(解答用紙)

この問題を端末で解くための QR コード

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https://manazoo.com/science/changes-in-atmosphere-and-life/?from=print#quiz

  1. 先(せん)カンブリア時代(じだい)の海(うみ)で、酸素(さんそ)を放出(ほうしゅつ)するようになった生物(せいぶつ)を何(なん)というか。

    • ◯ 陸上(りくじょう)植物(しょくぶつ)
    • ◯ 光合成(こうごうせい)生物(せいぶつ)
    • ◯ 光合成(こうごうせい)を行(おこな)わない生物(せいぶつ)
    • ◯ 菌類(きんるい)

    正解:光合成生物
    先(せん)カンブリア時代(じだい)(新しいタブで開きます)の海(うみ)には、まだ酸素(さんそ)(新しいタブで開きます)がほとんど含(ふく)まれていなかった。そこに、光合成(こうごうせい)(新しいタブで開きます)を行(おこな)って酸素(さんそ)を放出(ほうしゅつ)する光合成(こうごうせい)生物(せいぶつ)(シアノバクテリアなど)が出現(しゅつげん)した。

  2. 海水中(かいすいちゅう)の鉄(てつ)イオンが酸素(さんそ)と結(むす)びついて海底(かいてい)に沈殿(ちんでん)してできた、先(せん)カンブリア時代(じだい)の地層(ちそう)を何(なん)というか。

    • ◯ チャート
    • ◯ 縞(しま)状(じょう)鉄鉱(てっこう)層(そう)
    • ◯ 石灰岩(せっかいがん)
    • ◯ 凝灰岩(ぎょうかいがん)

    正解:縞状鉄鉱層
    海水(かいすい)に溶(と)けた酸素(さんそ)は、それまで海水中(かいすいちゅう)に溶(と)けていた鉄(てつ)イオン(新しいタブで開きます)と結(むす)びつき、酸化(さんか)鉄(てつ)として海底(かいてい)に沈殿(ちんでん)(新しいタブで開きます)していった。この堆積(たいせき)(新しいタブで開きます)が繰(く)り返(かえ)されてできた地層(ちそう)を縞(しま)状(じょう)鉄鉱(てっこう)層(そう)という。

  3. 大気中(たいきちゅう)に増(ふ)えた酸素(さんそ)の一部(いちぶ)からつくられ、生物(せいぶつ)に有害(ゆうがい)な紫外線(しがいせん)を吸収(きゅうしゅう)する層(そう)を何(なん)というか。

    • ◯ 電離層(でんりそう)
    • ◯ オゾン層(そう)
    • ◯ 水蒸気(すいじょうき)層(そう)
    • ◯ 対流圏(たいりゅうけん)

    正解:オゾン層
    海水中(かいすいちゅう)の鉄(てつ)イオンの酸化(さんか)が進(すす)んだ後(のち)、大気中(たいきちゅう)の酸素(さんそ)の割合(わりあい)も増(ふ)えていった。大気中(たいきちゅう)に増(ふ)えた酸素(さんそ)の一部(いちぶ)は、上空(じょうくう)でオゾン層(そう)をつくり、紫外線(しがいせん)を吸収(きゅうしゅう)するはたらきをもつ。

  4. オゾン層(そう)が形成(けいせい)されて紫外線(しがいせん)が減(へ)ったことで起(お)きた変化(へんか)として正(ただ)しいものはどれか。

    • ◯ 二酸化炭素(にさんかたんそ)が急激(きゅうげき)に増(ふ)えた
    • ◯ 生物(せいぶつ)が陸上(りくじょう)へ生活(せいかつ)の場(ば)を広(ひろ)げていった
    • ◯ 海水(かいすい)の温度(おんど)が急(きゅう)に下(さ)がった
    • ◯ 地球(ちきゅう)の磁場(じば)が消(き)えた

    正解:生物が陸上へ生活の場を広げていった
    オゾン層(そう)が形成(けいせい)されて地表(ちひょう)に届(とど)く紫外線(しがいせん)が減(へ)ったことで、それまで海(うみ)の中(なか)だけで暮(く)らしていた生物(せいぶつ)が、少(すこ)しずつ陸上(りくじょう)でも生(い)きられるようになっていった。

単元のポイント

  • 光合成(こうごうせい)生物(せいぶつ) 光合成(こうごうせい)を行(おこな)い、酸素(さんそ)を放出(ほうしゅつ)する生物(せいぶつ)。先(せん)カンブリア時代(じだい)に出現(しゅつげん)したシアノバクテリアなど
  • 縞(しま)状(じょう)鉄鉱(てっこう)層(そう) 海水中(かいすいちゅう)の鉄(てつ)イオンが酸素(さんそ)と結(むす)びついて沈殿(ちんでん)してできた、先(せん)カンブリア時代(じだい)の地層(ちそう)
  • オゾン層(そう) 大気中(たいきちゅう)の酸素(さんそ)からつくられ、生物(せいぶつ)に有害(ゆうがい)な紫外線(しがいせん)を吸収(きゅうしゅう)する層(そう)
  • 陸上(りくじょう)進出(しんしゅつ) 生物(せいぶつ)が海(うみ)から陸(りく)へと生活(せいかつ)の場(ば)を広(ひろ)げたこと
問題を解く
単元のポイント
  • 光合成(こうごうせい)生物(せいぶつ) 光合成(こうごうせい)を行(おこな)い、酸素(さんそ)を放出(ほうしゅつ)する生物(せいぶつ)。先(せん)カンブリア時代(じだい)に出現(しゅつげん)したシアノバクテリアなど
  • 縞(しま)状(じょう)鉄鉱(てっこう)層(そう) 海水中(かいすいちゅう)の鉄(てつ)イオンが酸素(さんそ)と結(むす)びついて沈殿(ちんでん)してできた、先(せん)カンブリア時代(じだい)の地層(ちそう)
  • オゾン層(そう) 大気中(たいきちゅう)の酸素(さんそ)からつくられ、生物(せいぶつ)に有害(ゆうがい)な紫外線(しがいせん)を吸収(きゅうしゅう)する層(そう)
  • 陸上(りくじょう)進出(しんしゅつ) 生物(せいぶつ)が海(うみ)から陸(りく)へと生活(せいかつ)の場(ば)を広(ひろ)げたこと