地層と地質時代
カワウソ先生地層の重なり方から、地球の歴史がどう区分されているかを見ていこう。
30秒でつかむ
- 地層累重の法則では下の層ほど古く、不整合は地層の記録が抜けている重なり方を示す。
- 地球の歴史は先カンブリア時代・古生代(新しいタブで開きます)・中生代・新生代という地質時代に区分される。
- 地質時代の境目の多くは、生物の多くが短期間に姿を消す大量絶滅でつくられている。
詳しく
地層累重の法則と不整合
地層は普通、下から上に向かって順に積み重なっていく。この決まりを地層累重の法則という。地層が下から上へ乱れずに重なっている場合、下の層ほど古い時代にできたことになる。
地層の重なりの中には、長い期間の記録が抜けている面が見つかることもある。地層が一度隆起(新しいタブで開きます)して侵食(新しいタブで開きます)を受けたあと、再び沈んで上に新しい地層が積もると、古い地層と新しい地層の間に時間のずれができる。この重なり方を不整合という。
不整合の面や、地層に見られる変形のようすからも、過去にその土地がどのように動いたかを推定できる。化石(新しいタブで開きます)をふくむ地層どうしを比べれば、離れた場所の地層の新旧も対比できる。
先カンブリア時代と地質時代の区分
地球が誕生したのは、およそ46億年前である。そこから、化石を残す生物が目立って増える約5億4100万年前までの長い期間を先カンブリア時代という。地球の歴史全体のうち、8分の7ほどをこの時代が占める。
地層や化石をもとに地球の歴史を区分したものを地質時代という。先カンブリア時代に続く時代は、化石に基づいて古生代・中生代・新生代に大きく分けられる。それぞれの時代は、さらに細かい「紀」という単位に区分される。
古生代の始まりは約5億4100万年前。古生代と中生代の境は約2億5200万年前、中生代と新生代の境は約6600万年前とされている。
時代の境目をつくる大量絶滅
地質時代の境目の多くは、それまで栄えていた生物の多くが短い期間に姿を消す大量絶滅によってつくられている。古生代の終わりと中生代の終わりには、特に大きな大量絶滅が起こった。
大量絶滅が起こると、それまで優勢だった生物のグループが入れ替わり、代わりに新しいグループが栄えるようになる。化石に残るこの生物相の大きな変化が、地質時代を区分する目印になっている。
次のページでは、代表的な化石を通して、古生代・中生代・新生代の生物がどのように変わっていったかを見ていく。
確認問題
確認問題(解答用紙)
スマホやタブレットで読み取ると、この問題をその場で解けます。
https://manazoo.com/science/strata-and-geologic-time/?from=print#quiz
地層が下から上へ乱れずに重なっている場合、下の層ほど古い時代にできたという決まりを何というか。
- ◯ 柱状図の法則
- ◯ 地層累重の法則
- ◯ 示準化石の法則
- ◯ 地層の対比
正解:地層累重の法則
地層は普通、下から上に向かって順に積み重なっていく。この決まりを地層累重の法則といい、乱れていなければ下の層ほど古い時代にできたことになる。地層が積み重なる途中で、侵食などによって長い期間の記録が抜けている重なり方を何というか。
- ◯ 褶曲
- ◯ 柱状図
- ◯ 断層
- ◯ 不整合
正解:不整合
地層が一度隆起(新しいタブで開きます)して侵食(新しいタブで開きます)を受けたあと、再び沈んで上に新しい地層が積もると、古い地層と新しい地層の間に時間のずれができる。この重なり方を不整合という。先カンブリア時代は、地球が誕生したおよそ何億年前から始まったか。
答え:____________
正解:46億年前
地球が誕生したおよそ46億年前から、化石(新しいタブで開きます)を残す生物が目立って増える約5億4100万年前までの長い期間を先カンブリア時代という。地質時代の境目の多くをつくっている出来事は何か。
- ◯ 火山の噴火
- ◯ 大量絶滅
- ◯ 氷河の拡大
- ◯ 大陸の分裂
正解:大量絶滅
地質時代の境目の多くは、それまで栄えていた生物の多くが短い期間に姿を消す大量絶滅によってつくられている。古生代(新しいタブで開きます)の終わりと中生代の終わりには、特に大きな大量絶滅が起こった。
単元のポイント
- 地層累重の法則 地層は下から上へ順に積み重なり、下の層ほど古いという決まり
- 不整合 地層が積み重なる途中に、侵食などで記録が抜けている重なり方
- 先カンブリア時代 地球が誕生した約46億年前から約5億4100万年前までの時代
- 地質時代 地層や化石をもとに区分した、地球が誕生してから現在までの時代