
地球内部の境界面と温度・密度
カワウソ先生境界に名前がついているのは、そこで地震波の伝わり方が急に変わるから。名前は境界の場所の目印だよ。
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- 地殻(新しいタブで開きます)とマントルの境目を**モホロビチッチ不連続面**、マントルと外核の境目(深さ約2900km)を**グーテンベルク不連続面**、外核と内核の境目(深さ約5100km)を**レーマン不連続面**という。
- 地球内部は深くなるほど温度・密度(新しいタブで開きます)・圧力が高くなり、核の密度は地殻の数倍、温度は中心付近で数千℃に達すると考えられている。
- 地球内部の熱源の一つとして、地殻やマントルに含まれる**放射性同位体(新しいタブで開きます)**の崩壊で生じる熱が考えられている。
詳しく
3つの不連続面の名前と深さ
地学基礎では、地球内部が地殻・マントル・外核・内核の4層に分かれることを学んだ。この4層の境目には、それぞれ名前が付けられている。
地殻とマントルの境目はモホロビチッチ不連続面で、大陸では深さ30〜60km程度、海洋では5〜10km程度と場所によって厚さが異なる。マントルと外核の境目はグーテンベルク不連続面で、深さはおよそ2900kmだ。
外核と内核の境目はレーマン不連続面で、深さはおよそ5100kmになる。これらの境界はいずれも、地震波の速度が急に変化する場所として見いだされた。
地球内部の温度・密度・圧力
地球内部は、深くなるほど温度・密度・圧力のいずれも高くなっていく。地表付近では深さ100mごとにおよそ3℃上がる地下増温率が知られているが、マントルの深い部分ではこの増え方はゆるやかになる。
密度は、地殻の岩石でおよそ2.7〜3g/cm³、マントルのかんらん岩(新しいタブで開きます)でおよそ3.3〜5.7g/cm³、核になると鉄・ニッケルが主成分となり、内核の中心付近ではおよそ13g/cm³に達すると見積もられている。
核の温度は、外核と内核の境目付近でおよそ5000℃前後、地球の中心付近ではおよそ6000℃に達するとも推定されており、太陽の表面温度に迫る値だ。
地球内部の熱源
地表から出ていく熱の量を地殻熱流量という。地球の表面全体でこの熱が常に放出されているが、その熱はどこから来ているのだろうか。
熱源の一つとして考えられているのが、地殻やマントルにわずかに含まれるウランやカリウムなどの放射性同位体が崩壊するときに放出する熱だ。もう一つは、地球が誕生したときの名残の熱(原始熱)である。
このように、地球内部の温度・密度・圧力・構成物質は、地震波の観測や岩石の実験、放射性同位体の崩壊熱の計算など、様々な手法を組み合わせて推定されている。
確認問題
確認問題(解答用紙)
スマホやタブレットで読み取ると、この問題をその場で解けます。
https://manazoo.com/science/earth-interior-discontinuities-and-thermal-structure/?from=print#quiz
地殻とマントルの境目を何というか。
- ◯ レーマン不連続面
- ◯ グーテンベルク不連続面
- ◯ モホロビチッチ不連続面
- ◯ シャドーゾーン
正解:モホロビチッチ不連続面
地殻(新しいタブで開きます)とマントルの境目はモホロビチッチ不連続面と呼ばれる。マントルと外核の境目であるグーテンベルク不連続面の深さはおよそどれくらいか。
- ◯ およそ2900km
- ◯ およそ6370km
- ◯ およそ100km
- ◯ およそ900km
正解:およそ2900km
マントルと外核の境目であるグーテンベルク不連続面の深さはおよそ2900kmである。外核と内核の境目を何というか。
- ◯ レーマン不連続面
- ◯ 磁気圏の境界
- ◯ グーテンベルク不連続面
- ◯ モホロビチッチ不連続面
正解:レーマン不連続面
外核と内核の境目はレーマン不連続面と呼ばれ、深さはおよそ5100kmである。地球内部の熱源の一つとして考えられているものは何か。
- ◯ 太陽光が地球の中心まで届くことで生じる熱
- ◯ 放射性同位体の崩壊で生じる熱
- ◯ 海水の摩擦で生じる熱
- ◯ 大気の対流で生じる熱
正解:放射性同位体の崩壊で生じる熱
地殻やマントルにわずかに含まれる放射性同位体(新しいタブで開きます)が崩壊するときに放出する熱が、地球内部の熱源の一つと考えられている。
単元のポイント
- モホロビチッチ不連続面 地殻とマントルの境目。大陸で深さ30〜60km程度、海洋で5〜10km程度と場所により異なる
- グーテンベルク不連続面 マントルと外核の境目。深さおよそ2900km
- レーマン不連続面 外核と内核の境目。深さおよそ5100km
- 地下増温率と地殻熱流量 浅部では深さ100mごとに約3℃上昇する。熱源の一つは放射性同位体の崩壊熱