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発酵(はっこう)

カエル先生発酵(はっこう)は解糖系(かいとうけい)だけ。ATPが少(すく)ない代(か)わりに酸素(さんそ)がいらないよ。

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  1. **発酵(はっこう)**は酸素(さんそ)(新しいタブで開きます)を使(つか)わず**解糖系(かいとうけい)(新しいタブで開きます)**だけで進(すす)み、酵母(こうぼ)の**アルコール発酵(はっこう)**と乳酸菌(にゅうさんきん)の**乳酸発酵(にゅうさんはっこう)**がある。
  2. アルコール発酵(はっこう)はC₆H₁₂O₆→2C₂H₅OH+2CO₂、乳酸発酵(にゅうさんはっこう)はC₆H₁₂O₆→2C₃H₆O₃という反応(はんのう)式(しき)で表(あらわ)される。
  3. 発酵(はっこう)で得(え)られるATP(新しいタブで開きます)はグルコース1分子(ぶんし)(新しいタブで開きます)あたり2分子(ぶんし)で、呼吸(こきゅう)の最大(さいだい)約(やく)38分子(ぶんし)よりはるかに少(すく)ない。

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詳しく

アルコール発酵(はっこう)と乳酸発酵(にゅうさんはっこう)

酵母(こうぼ)などの微生物(びせいぶつ)(新しいタブで開きます)が、酸素(さんそ)を使(つか)わずに有機物(ゆうきぶつ)(新しいタブで開きます)を分解(ぶんかい)してエネルギーを取(と)り出(だ)す反応(はんのう)を発酵(はっこう)という。発酵(はっこう)では、呼吸(こきゅう)のように酸素(さんそ)を使(つか)う電子(でんし)伝達(でんたつ)系(けい)を使(つか)わず、解糖系(かいとうけい)だけで反応(はんのう)が進(すす)む。

酵母(こうぼ)が行(おこな)うアルコール発酵(はっこう)では、グルコースが解糖系(かいとうけい)でピルビン酸(さん)に分解(ぶんかい)された後(あと)、さらにエタノールと二酸化炭素(にさんかたんそ)に変(か)えられる。反応(はんのう)式(しき)はC₆H₁₂O₆ → 2C₂H₅OH + 2CO₂で表(あらわ)される。

乳酸菌(にゅうさんきん)などが行(おこな)う乳酸発酵(にゅうさんはっこう)では、ピルビン酸(さん)が乳酸(にゅうさん)に変(か)えられる。反応(はんのう)式(しき)はC₆H₁₂O₆ → 2C₃H₆O₃で表(あらわ)され、二酸化炭素(にさんかたんそ)は発生(はっせい)(新しいタブで開きます)しない。

アルコール発酵の反応の流れAsatte Studio(Manazoo)/オリジナル(コードで作図)

解糖系(かいとうけい)だけで得(え)られるATPの量(りょう)

アルコール発酵(はっこう)も乳酸発酵(にゅうさんはっこう)も、ATPを作(つく)る反応(はんのう)は解糖系(かいとうけい)の部分(ぶぶん)だけで、1分子(ぶんし)のグルコースあたり得(え)られるATPは2分子(ぶんし)にとどまる。

これは、呼吸(こきゅう)で得(え)られる最大(さいだい)約(やく)38ATPと比(くら)べてごくわずかだ。発酵(はっこう)では、電子(でんし)伝達(でんたつ)系(けい)とATP合成(ごうせい)酵素(こうそ)によるATP合成(ごうせい)が行(おこな)われないためである。

ピルビン酸(さん)をエタノールや乳酸(にゅうさん)に変(か)える反応(はんのう)自体(じたい)はATPを生(う)み出(だ)さないが、この反応(はんのう)によって解糖系(かいとうけい)で使(つか)われたNAD⁺が再生(さいせい)され、解糖系(かいとうけい)を繰(く)り返(かえ)し進(すす)めることができる。

発酵と呼吸のATP収量の比較Asatte Studio(Manazoo)/オリジナル(コードで作図)

発酵(はっこう)と呼吸(こきゅう)の違(ちが)い

発酵(はっこう)と呼吸(こきゅう)は、どちらも有機物(ゆうきぶつ)を分解(ぶんかい)してATPを取(と)り出(だ)す反応(はんのう)だが、酸素(さんそ)を使(つか)うかどうかで大(おお)きく異(こと)なる。呼吸(こきゅう)は酸素(さんそ)を使(つか)って有機物(ゆうきぶつ)を二酸化炭素(にさんかたんそ)と水(みず)まで完全(かんぜん)に分解(ぶんかい)し、多(おお)くのATPを取(と)り出(だ)す。

発酵(はっこう)は酸素(さんそ)が無(な)くても進(すす)められるが、有機物(ゆうきぶつ)を完全(かんぜん)には分解(ぶんかい)できず、エタノールや乳酸(にゅうさん)という形(かたち)でエネルギーの一部(いちぶ)を有機物(ゆうきぶつ)の中(なか)に残(のこ)したまま反応(はんのう)を終(お)える。

そのため、発酵(はっこう)で得(え)られるATPの量(りょう)は呼吸(こきゅう)よりはるかに少(すく)ない。酸素(さんそ)の無(な)い環境(かんきょう)で生(い)きる微生物(びせいぶつ)や、運動(うんどう)で酸素(さんそ)が不足(ふそく)した筋肉(きんにく)などが、発酵(はっこう)に頼(たよ)ってエネルギーを得(え)ている。

確認問題

問題 1 / 4酸素(さんそ)を使(つか)わずに解糖系(かいとうけい)だけで有機物(ゆうきぶつ)を分解(ぶんかい)し、ATPを取(と)り出(だ)す反応(はんのう)を何(なん)というか。

確認問題(解答用紙)

この問題を端末で解くための QR コード

スマホやタブレットで読み取ると、この問題をその場で解けます。

https://manazoo.com/science/fermentation/?from=print#quiz

  1. 酸素(さんそ)を使(つか)わずに解糖系(かいとうけい)だけで有機物(ゆうきぶつ)を分解(ぶんかい)し、ATPを取(と)り出(だ)す反応(はんのう)を何(なん)というか。

    • ◯ 能動(のうどう)輸送(ゆそう)
    • ◯ 光合成(こうごうせい)
    • ◯ 発酵(はっこう)
    • ◯ 呼吸(こきゅう)

    正解:発酵
    発酵(はっこう)は、呼吸(こきゅう)のように酸素(さんそ)(新しいタブで開きます)を使(つか)う電子(でんし)伝達(でんたつ)系(けい)(新しいタブで開きます)を使(つか)わず、解糖系(かいとうけい)だけで反応(はんのう)が進(すす)む。

  2. 乳酸発酵(にゅうさんはっこう)でグルコース1分子(ぶんし)から生(しょう)じる物質(ぶっしつ)は何(なに)か。

    • ◯ 乳酸(にゅうさん)2分子(ぶんし)
    • ◯ ピルビン酸(さん)1分子(ぶんし)
    • ◯ エタノール2分子(ぶんし)と二酸化炭素(にさんかたんそ)2分子(ぶんし)
    • ◯ 二酸化炭素(にさんかたんそ)6分子(ぶんし)と水(みず)6分子(ぶんし)

    正解:乳酸2分子
    乳酸発酵(にゅうさんはっこう)では、グルコース1分子(ぶんし)(新しいタブで開きます)から乳酸(にゅうさん)2分子(ぶんし)が生(しょう)じ、C₆H₁₂O₆→2C₃H₆O₃という反応(はんのう)式(しき)で表(あらわ)される。

  3. 発酵(はっこう)でグルコース1分子(ぶんし)あたり得(え)られるATPは何分子(なんぶんし)か。

    • ◯ 0分子(ぶんし)
    • ◯ 2分子(ぶんし)
    • ◯ 4分子(ぶんし)
    • ◯ 38分子(ぶんし)

    正解:2分子
    発酵(はっこう)では解糖系(かいとうけい)の部分(ぶぶん)だけでATP(新しいタブで開きます)ができるため、グルコース1分子(ぶんし)あたり得(え)られるATPは2分子(ぶんし)にとどまる。

  4. 発酵(はっこう)と呼吸(こきゅう)の大(おお)きな違(ちが)いは何(なに)に関係(かんけい)するか。

    • ◯ 光(ひかり)の有無(うむ)
    • ◯ 酸素(さんそ)を使(つか)うかどうか
    • ◯ 細胞(さいぼう)の大(おお)きさ
    • ◯ 温度(おんど)の高(たか)さ

    正解:酸素を使うかどうか
    発酵(はっこう)と呼吸(こきゅう)は、どちらも有機物(ゆうきぶつ)(新しいタブで開きます)を分解(ぶんかい)してATPを取(と)り出(だ)す反応(はんのう)だが、酸素(さんそ)を使(つか)うかどうかで大(おお)きく異(こと)なる。

単元のポイント

  • 発酵(はっこう) 酸素(さんそ)を使(つか)わずに解糖系(かいとうけい)だけで有機物(ゆうきぶつ)を分解(ぶんかい)し、ATPを取(と)り出(だ)す反応(はんのう)
  • アルコール発酵(はっこう) 酵母(こうぼ)がグルコースをエタノールと二酸化炭素(にさんかたんそ)に変(か)える発酵(はっこう)。C₆H₁₂O₆→2C₂H₅OH+2CO₂
  • 乳酸発酵(にゅうさんはっこう) 乳酸菌(にゅうさんきん)などがグルコースを乳酸(にゅうさん)に変(か)える発酵(はっこう)。C₆H₁₂O₆→2C₃H₆O₃
  • 発酵(はっこう)と呼吸(こきゅう)の違(ちが)い 酸素(さんそ)を使(つか)うかどうかの違(ちが)い。発酵(はっこう)は解糖系(かいとうけい)のみでATPの収量(しゅうりょう)が呼吸(こきゅう)よりはるかに少(すく)ない
問題を解く
単元のポイント
  • 発酵(はっこう) 酸素(さんそ)を使(つか)わずに解糖系(かいとうけい)だけで有機物(ゆうきぶつ)を分解(ぶんかい)し、ATPを取(と)り出(だ)す反応(はんのう)
  • アルコール発酵(はっこう) 酵母(こうぼ)がグルコースをエタノールと二酸化炭素(にさんかたんそ)に変(か)える発酵(はっこう)。C₆H₁₂O₆→2C₂H₅OH+2CO₂
  • 乳酸発酵(にゅうさんはっこう) 乳酸菌(にゅうさんきん)などがグルコースを乳酸(にゅうさん)に変(か)える発酵(はっこう)。C₆H₁₂O₆→2C₃H₆O₃
  • 発酵(はっこう)と呼吸(こきゅう)の違(ちが)い 酸素(さんそ)を使(つか)うかどうかの違(ちが)い。発酵(はっこう)は解糖系(かいとうけい)のみでATPの収量(しゅうりょう)が呼吸(こきゅう)よりはるかに少(すく)ない