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光合成(こうごうせい)のしくみ

カエル先生チラコイドでATPとNADPHを作(つく)り、ストロマのカルビン回路(かいろ)で使(つか)う。場所(ばしょ)の違(ちが)いを意識(いしき)しよう。

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  1. **光化学(こうかがく)系(けい)Ⅱ**が光(ひかり)エネルギーで水(みず)を分解(ぶんかい)し、電子(でんし)は電子(でんし)伝達(でんたつ)系(けい)(新しいタブで開きます)を通(とお)って**光化学(こうかがく)系(けい)Ⅰ**へ渡(わた)りNADPHができる。
  2. チラコイド内腔(ないくう)のH⁺濃度(のうど)(新しいタブで開きます)差(さ)を使(つか)ってATP合成(ごうせい)酵素(こうそ)がATP(新しいタブで開きます)を合成(ごうせい)し、できたATP・NADPHはカルビン回路(かいろ)で使(つか)われる。
  3. **カルビン回路(かいろ)**では**ルビスコ**がCO₂を固定(こてい)し、全体(ぜんたい)は6CO₂+6H₂O→C₆H₁₂O₆+6O₂という反応(はんのう)式(しき)になる。

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詳しく

光化学(こうかがく)系(けい)Ⅱ・Ⅰによる水(みず)の分解(ぶんかい)と電子(でんし)伝達(でんたつ)

光合成(こうごうせい)(新しいタブで開きます)は、葉緑体(ようりょくたい)(新しいタブで開きます)の中(なか)にあるチラコイドという膜(まく)の上(うえ)で、光(ひかり)エネルギーを吸収(きゅうしゅう)する光化学(こうかがく)系(けい)Ⅱからはじまる。光化学(こうかがく)系(けい)Ⅱは吸収(きゅうしゅう)した光(ひかり)エネルギーを使(つか)って水(みず)を分解(ぶんかい)し、酸素(さんそ)(新しいタブで開きます)・水素(すいそ)イオン(新しいタブで開きます)(H⁺)・電子(でんし)を取(と)り出(だ)す。

光化学(こうかがく)系(けい)Ⅱで取(と)り出(だ)された電子(でんし)は、チラコイド膜(まく)にある電子(でんし)伝達(でんたつ)系(けい)を通(とお)って光化学(こうかがく)系(けい)Ⅰへ渡(わた)される。この電子(でんし)の移動(いどう)にともない、H⁺がストロマ側(がわ)からチラコイドの内側(うちがわ)(内腔(ないくう))へくみ出(だ)され、濃度(のうど)差(さ)ができる。

光化学(こうかがく)系(けい)Ⅰでは、渡(わた)された電子(でんし)が再(ふたた)び光(ひかり)エネルギーで活性(かっせい)化(か)され、最終(さいしゅう)的(てき)にNADP⁺に電子(でんし)とH⁺が渡(わた)されてNADPHができる。

光化学系Ⅱ・Ⅰと電子伝達Asatte Studio(Manazoo)/オリジナル(コードで作図)

チラコイド膜(まく)のH⁺濃度(のうど)差(さ)とATP合成(ごうせい)、カルビン回路(かいろ)

チラコイドの内腔(ないくう)に蓄積(ちくせき)したH⁺が、濃度(のうど)の高(たか)い内腔(ないくう)側(がわ)から低(ひく)いストロマ側(がわ)へ、チラコイド膜(まく)のATP合成(ごうせい)酵素(こうそ)を通(とお)って流(なが)れ戻(もど)るとき、そのエネルギーを使(つか)ってATPが合成(ごうせい)される。

こうしてできたATPとNADPHは、ストロマで進(すす)むカルビン回路(かいろ)で使(つか)われるしくみだ。カルビン回路(かいろ)では、ルビスコという酵素(こうそ)(新しいタブで開きます)のはたらきで二酸化炭素(にさんかたんそ)が有機物(ゆうきぶつ)(新しいタブで開きます)に取(と)り込(こ)まれる反応(はんのう)(CO₂固定(こてい))が進(すす)み、ATPとNADPHのエネルギーを使(つか)って糖(とう)などの有機物(ゆうきぶつ)が合成(ごうせい)される。

カルビン回路(かいろ)で糖(とう)ができると、NADPHはNADP⁺に、ATPはADPに戻(もど)り、再(ふたた)び光化学(こうかがく)系(けい)Ⅱ・Ⅰの反応(はんのう)で使(つか)われる。このように、光(ひかり)を使(つか)う反応(はんのう)とカルビン回路(かいろ)は、物質(ぶっしつ)のやりとりによってつながっているわけだ。

チラコイドのH⁺濃度差とカルビン回路Asatte Studio(Manazoo)/オリジナル(コードで作図)

光合成(こうごうせい)全体(ぜんたい)の反応(はんのう)式(しき)とつながり

光合成(こうごうせい)の全体(ぜんたい)をまとめると、二酸化炭素(にさんかたんそ)と水(みず)から光(ひかり)エネルギーを使(つか)って有機物(ゆうきぶつ)と酸素(さんそ)ができる反応(はんのう)で、6CO₂ + 6H₂O → C₆H₁₂O₆ + 6O₂という反応(はんのう)式(しき)で表(あらわ)される。

酸素(さんそ)は、光化学(こうかがく)系(けい)Ⅱで水(みず)が分解(ぶんかい)されるときに作(つく)られる。カルビン回路(かいろ)で有機物(ゆうきぶつ)に取(と)り込(こ)まれる炭素(たんそ)は、二酸化炭素(にさんかたんそ)由来(ゆらい)だ。光(ひかり)を使(つか)う反応(はんのう)とカルビン回路(かいろ)という別々(べつべつ)の場所(ばしょ)で進(すす)む反応(はんのう)が、ATP・NADPHなどの受(う)け渡(わた)しでつながることで、光合成(こうごうせい)全体(ぜんたい)が成(な)り立(た)っている。

呼吸(こきゅう)が電子(でんし)伝達(でんたつ)系(けい)とATP合成(ごうせい)酵素(こうそ)でATPを作(つく)るしくみは、光合成(こうごうせい)のチラコイド膜(まく)でのATP合成(ごうせい)と同(おな)じく、H⁺の濃度(のうど)差(さ)を利用(りよう)する点(てん)で共通(きょうつう)している。場所(ばしょ)や電子(でんし)の受(う)け渡(わた)し方(かた)は異(こと)なるが、膜(まく)をはさんだH⁺の濃度(のうど)差(さ)を使(つか)ってATPを合成(ごうせい)する点(てん)は同(おな)じである。

確認問題

問題 1 / 4光化学(こうかがく)系(けい)Ⅱが光(ひかり)エネルギーを使(つか)って行(おこな)う反応(はんのう)は何(なに)か。

確認問題(解答用紙)

この問題を端末で解くための QR コード

スマホやタブレットで読み取ると、この問題をその場で解けます。

https://manazoo.com/science/mechanism-of-photosynthesis/?from=print#quiz

  1. 光化学(こうかがく)系(けい)Ⅱが光(ひかり)エネルギーを使(つか)って行(おこな)う反応(はんのう)は何(なに)か。

    • ◯ ATPの分解(ぶんかい)
    • ◯ 二酸化炭素(にさんかたんそ)の固定(こてい)
    • ◯ 水(みず)の分解(ぶんかい)
    • ◯ 窒素(ちっそ)の固定(こてい)

    正解:水の分解
    光化学(こうかがく)系(けい)Ⅱは吸収(きゅうしゅう)した光(ひかり)エネルギーを使(つか)って水(みず)を分解(ぶんかい)し、酸素(さんそ)(新しいタブで開きます)・水素(すいそ)イオン(新しいタブで開きます)・電子(でんし)を取(と)り出(だ)す。

  2. チラコイドの内腔(ないくう)にH⁺がたまり、ATP合成(ごうせい)酵素(こうそ)を通(とお)ってストロマへ流(なが)れるときに起(お)こることは何(なに)か。

    • ◯ ATPが合成(ごうせい)される
    • ◯ CO₂が固定(こてい)される
    • ◯ 水(みず)が分解(ぶんかい)される
    • ◯ 電子(でんし)が酸素(さんそ)に渡(わた)される

    正解:ATPが合成される
    チラコイド内腔(ないくう)のH⁺がストロマ側(がわ)へATP合成(ごうせい)酵素(こうそ)(新しいタブで開きます)を通(とお)って流(なが)れ戻(もど)るとき、そのエネルギーを使(つか)ってATP(新しいタブで開きます)が合成(ごうせい)される。

  3. カルビン回路(かいろ)で、ルビスコという酵素(こうそ)のはたらきで進(すす)む反応(はんのう)は何(なに)か。

    • ◯ 水(みず)の分解(ぶんかい)
    • ◯ 二酸化炭素(にさんかたんそ)の固定(こてい)(CO₂固定(こてい))
    • ◯ H⁺の濃度(のうど)差(さ)の形成(けいせい)
    • ◯ 電子(でんし)の伝達(でんたつ)

    正解:二酸化炭素の固定(CO₂固定)
    カルビン回路(かいろ)では、ルビスコという酵素(こうそ)(新しいタブで開きます)のはたらきで二酸化炭素(にさんかたんそ)が有機物(ゆうきぶつ)(新しいタブで開きます)に取(と)り込(こ)まれるCO₂固定(こてい)が進(すす)む。

  4. 光合成(こうごうせい)で発生(はっせい)(新しいタブで開きます)する酸素(さんそ)は何(なに)に由来(ゆらい)するか。

    • ◯ グルコース
    • ◯ ATP
    • ◯ 水(みず)
    • ◯ 二酸化炭素(にさんかたんそ)

    正解:水
    光合成(こうごうせい)(新しいタブで開きます)で発生(はっせい)(新しいタブで開きます)する酸素(さんそ)は、光化学(こうかがく)系(けい)Ⅱで水(みず)が分解(ぶんかい)されるときに作(つく)られる。

単元のポイント

  • 光化学(こうかがく)系(けい)Ⅱ チラコイド膜(まく)で光(ひかり)エネルギーを使(つか)って水(みず)を分解(ぶんかい)し、酸素(さんそ)・H⁺・電子(でんし)を取(と)り出(だ)す
  • 光化学(こうかがく)系(けい)Ⅰ 電子(でんし)伝達(でんたつ)系(けい)から渡(わた)された電子(でんし)を再(ふたた)び光(ひかり)エネルギーで活性(かっせい)化(か)し、NADPHを作(つく)る
  • チラコイドのH⁺濃度(のうど)差(さ) チラコイド内腔(ないくう)に蓄積(ちくせき)したH⁺がストロマへ流(なが)れ戻(もど)るときにATPが合成(ごうせい)される
  • カルビン回路(かいろ) ストロマで進(すす)む、ルビスコによりCO₂を固定(こてい)し糖(とう)を合成(ごうせい)する反応(はんのう)。ATP・NADPHを使(つか)う
問題を解く
単元のポイント
  • 光化学(こうかがく)系(けい)Ⅱ チラコイド膜(まく)で光(ひかり)エネルギーを使(つか)って水(みず)を分解(ぶんかい)し、酸素(さんそ)・H⁺・電子(でんし)を取(と)り出(だ)す
  • 光化学(こうかがく)系(けい)Ⅰ 電子(でんし)伝達(でんたつ)系(けい)から渡(わた)された電子(でんし)を再(ふたた)び光(ひかり)エネルギーで活性(かっせい)化(か)し、NADPHを作(つく)る
  • チラコイドのH⁺濃度(のうど)差(さ) チラコイド内腔(ないくう)に蓄積(ちくせき)したH⁺がストロマへ流(なが)れ戻(もど)るときにATPが合成(ごうせい)される
  • カルビン回路(かいろ) ストロマで進(すす)む、ルビスコによりCO₂を固定(こてい)し糖(とう)を合成(ごうせい)する反応(はんのう)。ATP・NADPHを使(つか)う