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人間(にんげん)の活動(かつどう)と生態系(せいたいけい)

カワウソ先生外来(がいらい)生物(せいぶつ)は、人間(にんげん)の活動(かつどう)によってほかの地域(ちいき)から持(も)ちこまれた生物(せいぶつ)のことよ。自分(じぶん)で移動(いどう)してきた生物(せいぶつ)とは区別(くべつ)してね。

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  1. 森林(しんりん)の伐採(ばっさい)や干潟(ひがた)の埋(う)め立(た)てなどの開発(かいはつ)、排水(はいすい)などによる物質(ぶっしつ)の放出(ほうしゅつ)は、生物(せいぶつ)のすみかや食物(しょくもつ)を変(か)え、自然(しぜん)界(かい)のつり合(あ)い(新しいタブで開きます)をくずすことがある。
  2. 地球(ちきゅう)温暖(おんだん)化(か)は、二酸化炭素(にさんかたんそ)(新しいタブで開きます)などの温室効果(おんしつこうか)ガスの増加(ぞうか)が主(おも)な原因(げんいん)と考(かんが)えられている。気候(きこう)の変化(へんか)は、生物(せいぶつ)の分布(ぶんぷ)にも影響(えいきょう)すると考(かんが)えられている。
  3. 人間(にんげん)の活動(かつどう)によって持(も)ちこまれた外来(がいらい)生物(せいぶつ)は、在来(ざいらい)の生物(せいぶつ)を食(た)べたりすみかをうばったりする。被害(ひがい)の大(おお)きいものは外来(がいらい)生物(せいぶつ)法(ほう)で特定外来生物(とくていがいらいせいぶつ)に指定(してい)されている。

詳しく

開発(かいはつ)や物質(ぶっしつ)の放出(ほうしゅつ)がつり合(あ)いに与(あた)える影響(えいきょう)

生態系(せいたいけい)(新しいタブで開きます)の生物(せいぶつ)どうしは、食物連鎖(しょくもつれんさ)や食物網(しょくもつもう)でつながり、数量(すうりょう)のつり合(あ)いを保(たも)っている。しかし、人間(にんげん)の活動(かつどう)はこのつり合(あ)いを大(おお)きく変(か)えることがある。代表(だいひょう)的(てき)なものが、土地(とち)の利用(りよう)や開発(かいはつ)、資源(しげん)の利用(りよう)、環境中(かんきょうちゅう)への物質(ぶっしつ)の放出(ほうしゅつ)だ。

森林(しんりん)を伐採(ばっさい)したり、干潟(ひがた)や湿地(しっち)を埋(う)め立(た)てたりすると、そこにすんでいた生物(せいぶつ)はすみかや食物(しょくもつ)を失(うしな)う。食物網(しょくもつもう)の一部(いちぶ)の生物(せいぶつ)がいなくなると、それを食(た)べていた生物(せいぶつ)や、それに食(た)べられていた生物(せいぶつ)の数量(すうりょう)も変(か)わっていく。

工場(こうじょう)や家庭(かてい)からの排水(はいすい)に有機物(ゆうきぶつ)(新しいタブで開きます)が多(おお)くふくまれると、川(かわ)や湖(みずうみ)の水(みず)が汚(よご)れ、そこにすむ水生(すいせい)生物(せいぶつ)の種類(しゅるい)が変(か)わる。窒素(ちっそ)やリンなどが流(なが)れこんでプランクトンが大量(たいりょう)にふえ、赤潮(あかしお)やアオコが発生(はっせい)(新しいタブで開きます)することもある。赤潮(あかしお)が起(お)こると、魚(さかな)や貝(かい)が大量(たいりょう)に死(し)ぬことがある。

人間の活動と自然界のつり合いAsatte Studio(Manazoo)/オリジナル(コードで作図)

地球(ちきゅう)温暖(おんだん)化(か)と気候変動(きこうへんどう)

石油(せきゆ)や石炭(せきたん)などの化石(かせき)(新しいタブで開きます)燃料(ねんりょう)を大量(たいりょう)に燃(も)やすと、大気中(たいきちゅう)の二酸化炭素(にさんかたんそ)が増(ふ)える。二酸化炭素(にさんかたんそ)やメタン、一酸化(いっさんか)二(に)窒素(ちっそ)、フロン類(るい)などの気体(きたい)は、地表(ちひょう)から宇宙(うちゅう)へ出(で)ていく熱(ねつ)(赤外線(せきがいせん))を吸収(きゅうしゅう)して大気(たいき)をあたためる。このような気体(きたい)を温室効果(おんしつこうか)ガスという。

地球(ちきゅう)の平均(へいきん)気温(きおん)が上(あ)がっていく地球(ちきゅう)温暖(おんだん)化(か)は、温室効果(おんしつこうか)ガスの増加(ぞうか)が主(おも)な原因(げんいん)と考(かんが)えられている。気温(きおん)だけでなく雨(あめ)の降(ふ)り方(かた)なども変(か)わってきており、このような長(なが)い期間(きかん)にわたる気候(きこう)の変化(へんか)を気候変動(きこうへんどう)という。

気候変動(きこうへんどう)は、生物(せいぶつ)の分布(ぶんぷ)にも影響(えいきょう)すると考(かんが)えられている。例(たと)えば、南(みなみ)の地域(ちいき)の生物(せいぶつ)が以前(いぜん)より北(きた)で見(み)られるようになった例(れい)が報告(ほうこく)されている。海水温(かいすいおん)が高(たか)くなって、サンゴの白化(はっか)が起(お)こった例(れい)もある。

温室効果のしくみ(模式図)Asatte Studio(Manazoo)/オリジナル(コードで作図)

外来(がいらい)生物(せいぶつ)が在来(ざいらい)の生物(せいぶつ)に与(あた)える影響(えいきょう)

人間(にんげん)の活動(かつどう)によって、もともといなかった地域(ちいき)に持(も)ちこまれた生物(せいぶつ)を外来(がいらい)生物(せいぶつ)という。これに対(たい)して、もとからその地域(ちいき)にすんでいた生物(せいぶつ)を在来(ざいらい)生物(せいぶつ)という。外来(がいらい)生物(せいぶつ)の中(なか)には、天敵(てんてき)がいないために数(かず)を大(おお)きく増(ふ)やし、在来(ざいらい)生物(せいぶつ)を食(た)べたりすみかをうばったりするものがある。

例(たと)えば、北(きた)アメリカ原産(げんさん)の魚(さかな)オオクチバス(ブラックバス)は各地(かくち)の池(いけ)や湖(みずうみ)に放(はな)され、在来(ざいらい)の魚(さかな)やエビなどを食(た)べて減(へ)らした。北(きた)アメリカ原産(げんさん)の哺乳類(ほにゅうるい)アライグマは、農作物(のうさくもつ)を荒(あ)らしたり在来(ざいらい)の生物(せいぶつ)を食(た)べたりする。どちらも外来(がいらい)生物(せいぶつ)法(ほう)で特定外来生物(とくていがいらいせいぶつ)に指定(してい)されている。

一方(いっぽう)、北(きた)アメリカ原産(げんさん)の植物(しょくぶつ)セイタカアワダチソウは、空(あ)き地(ち)や河原(かわら)で大(おお)きな群落(ぐんらく)をつくる。在来(ざいらい)の植物(しょくぶつ)の生(は)える場所(ばしょ)をせばめるが、特定外来生物(とくていがいらいせいぶつ)には指定(してい)されていない。外来(がいらい)生物(せいぶつ)による被害(ひがい)を防(ふせ)ぐには、「入(い)れない・捨(す)てない・拡(ひろ)げない」が大切(たいせつ)だとされている。

確認問題

問題 1 / 4次(つぎ)のうち、温室効果(おんしつこうか)ガスとして代表(だいひょう)的(てき)な気体(きたい)はどれか。

確認問題(解答用紙)

この問題を端末で解くための QR コード

スマホやタブレットで読み取ると、この問題をその場で解けます。

https://manazoo.com/science/human-activity-and-ecosystems/?from=print#quiz

  1. 次(つぎ)のうち、温室効果(おんしつこうか)ガスとして代表(だいひょう)的(てき)な気体(きたい)はどれか。

    • ◯ アルゴン
    • ◯ 二酸化炭素(にさんかたんそ)
    • ◯ 窒素(ちっそ)
    • ◯ 酸素(さんそ)

    正解:二酸化炭素
    二酸化炭素(にさんかたんそ)(新しいタブで開きます)は、地表(ちひょう)から出(で)ていく熱(ねつ)(赤外線(せきがいせん))を吸収(きゅうしゅう)して大気(たいき)をあたためる温室効果(おんしつこうか)ガスの代表(だいひょう)。窒素(ちっそ)・酸素(さんそ)・アルゴンには、この温室効果(おんしつこうか)がほとんどない。

  2. 外来(がいらい)生物(せいぶつ)の説明(せつめい)として正(ただ)しいものはどれか。

    • ◯ 自分(じぶん)の力(ちから)で海(うみ)をわたってきた生物(せいぶつ)
    • ◯ 季節(きせつ)によってすむ場所(ばしょ)を変(か)える生物(せいぶつ)
    • ◯ 数(かず)が減(へ)って絶滅(ぜつめつ)のおそれがある生物(せいぶつ)
    • ◯ 人間(にんげん)の活動(かつどう)によって、もともといなかった地域(ちいき)に持(も)ちこまれた生物(せいぶつ)

    正解:人間の活動によって、もともといなかった地域に持ちこまれた生物
    外来(がいらい)生物(せいぶつ)は、人間(にんげん)の活動(かつどう)によって、もともといなかった地域(ちいき)に持(も)ちこまれた生物(せいぶつ)のこと。もとからすんでいた生物(せいぶつ)は在来(ざいらい)生物(せいぶつ)という。

  3. 外来(がいらい)生物(せいぶつ)法(ほう)で特定外来生物(とくていがいらいせいぶつ)に指定(してい)されている生物(せいぶつ)はどれか。

    • ◯ メダカ
    • ◯ サワガニ
    • ◯ セイタカアワダチソウ
    • ◯ アライグマ

    正解:アライグマ
    北(きた)アメリカ原産(げんさん)のアライグマは特定外来生物(とくていがいらいせいぶつ)に指定(してい)されている。セイタカアワダチソウも外来(がいらい)生物(せいぶつ)だが、特定外来生物(とくていがいらいせいぶつ)には指定(してい)されていない。

  4. 窒素(ちっそ)やリンを多(おお)くふくむ排水(はいすい)が海(うみ)に流(なが)れこんでから、魚(さかな)や貝(かい)に被害(ひがい)が出(で)るまでの順(じゅん)に並(なら)べよ。

    • ( )プランクトンが大量(たいりょう)にふえる
    • ( )魚(さかな)や貝(かい)が大量(たいりょう)に死(し)ぬことがある
    • ( )窒素(ちっそ)やリンを多(おお)くふくむ排水(はいすい)が海(うみ)に流(なが)れこむ
    • ( )海(うみ)の水(みず)の色(いろ)が変(か)わる赤潮(あかしお)が発生(はっせい)する

    正解:窒素やリンを多くふくむ排水が海に流れこむ → プランクトンが大量にふえる → 海の水の色が変わる赤潮が発生する → 魚や貝が大量に死ぬことがある
    窒素(ちっそ)やリンが流(なが)れこむ→それを養分(ようぶん)にプランクトンが大量(たいりょう)にふえる→赤潮(あかしお)が発生(はっせい)(新しいタブで開きます)する→魚(さかな)や貝(かい)が大量(たいりょう)に死(し)ぬことがある。

単元のポイント

  • 開発(かいはつ) 森林(しんりん)の伐採(ばっさい)や干潟(ひがた)・湿地(しっち)の埋(う)め立(た)てなど。生物(せいぶつ)のすみかが失(うしな)われ、食物網(しょくもつもう)の一部(いちぶ)がぬけてしまう
  • 温室効果(おんしつこうか)ガス 地表(ちひょう)から宇宙(うちゅう)へ出(で)ていく熱(ねつ)(赤外線(せきがいせん))を吸収(きゅうしゅう)して大気(たいき)をあたためる気体(きたい)。二酸化炭素(にさんかたんそ)・メタン・一酸化(いっさんか)二(に)窒素(ちっそ)・フロン類(るい)など
  • 外来(がいらい)生物(せいぶつ) 人間(にんげん)の活動(かつどう)によって、もともといなかった地域(ちいき)に持(も)ちこまれた生物(せいぶつ)。もとからすんでいた生物(せいぶつ)は在来(ざいらい)生物(せいぶつ)という
  • 特定外来生物(とくていがいらいせいぶつ) 外来(がいらい)生物(せいぶつ)法(ほう)で指定(してい)された、生態系(せいたいけい)などに大(おお)きな被害(ひがい)をおよぼすおそれのある外来(がいらい)生物(せいぶつ)。飼育(しいく)や野外(やがい)に放(はな)すことなどが原則(げんそく)として禁止(きんし)されている
問題を解く
単元のポイント
  • 開発(かいはつ) 森林(しんりん)の伐採(ばっさい)や干潟(ひがた)・湿地(しっち)の埋(う)め立(た)てなど。生物(せいぶつ)のすみかが失(うしな)われ、食物網(しょくもつもう)の一部(いちぶ)がぬけてしまう
  • 温室効果(おんしつこうか)ガス 地表(ちひょう)から宇宙(うちゅう)へ出(で)ていく熱(ねつ)(赤外線(せきがいせん))を吸収(きゅうしゅう)して大気(たいき)をあたためる気体(きたい)。二酸化炭素(にさんかたんそ)・メタン・一酸化(いっさんか)二(に)窒素(ちっそ)・フロン類(るい)など
  • 外来(がいらい)生物(せいぶつ) 人間(にんげん)の活動(かつどう)によって、もともといなかった地域(ちいき)に持(も)ちこまれた生物(せいぶつ)。もとからすんでいた生物(せいぶつ)は在来(ざいらい)生物(せいぶつ)という
  • 特定外来生物(とくていがいらいせいぶつ) 外来(がいらい)生物(せいぶつ)法(ほう)で指定(してい)された、生態系(せいたいけい)などに大(おお)きな被害(ひがい)をおよぼすおそれのある外来(がいらい)生物(せいぶつ)。飼育(しいく)や野外(やがい)に放(はな)すことなどが原則(げんそく)として禁止(きんし)されている