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ホイヘンスの原理(げんり)

カンガルー先生波面(はめん)の上(うえ)にいくつも小(ちい)さな円(えん)(素(そ)元(もと)波(なみ))を描(えが)いて、その先端(せんたん)をなめらかにつなぐと次(つぎ)の波面(はめん)になる。反射(はんしゃ)も屈折(くっせつ)も、この作図(さくず)だけで説明(せつめい)がつくよ。

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  1. **ホイヘンスの原理(げんり)**は、波面上(はめんじょう)のすべての点(てん)がそれぞれ新(あたら)しい波(なみ)(素(そ)元(もと)波(なみ))の源(みなもと)になり、少(すこ)し後(あと)の波面(はめん)は、それらの素(そ)元(もと)波(なみ)に共通(きょうつう)に接(せっ)する面(めん)(包絡(ほうらく)面(めん))になるという考(かんが)え方(かた)である。
  2. 平面(へいめん)波(なみ)がまっすぐ進(すす)むのも、素(そ)元(もと)波(なみ)の先端(せんたん)を次々(つぎつぎ)につないでいくと、もとの波面(はめん)と平行(へいこう)な平面(へいめん)がくり返(かえ)し作(つく)られることで説明(せつめい)できる。
  3. 波(なみ)が壁(かべ)などで反射(はんしゃ)(新しいタブで開きます)するときも、壁(かべ)の近(ちか)くの点(てん)から出(で)る素(そ)元(もと)波(なみ)を作図(さくず)すると、**入射角(にゅうしゃかく)と反射角(はんしゃかく)(新しいタブで開きます)が等(ひと)しい**(反射(はんしゃ)の法則(ほうそく))ことが導(みちび)ける。

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詳しく

ホイヘンスの原理(げんり)と波面(はめん)の作(つく)り方(かた)

ある瞬間(しゅんかん)の波面(はめん)(同(おな)じ位相(いそう)(新しいタブで開きます)の点(てん)を結(むす)んだ面(めん))の上(うえ)に、無数(むすう)の点(てん)をとる。ホイヘンスの原理(げんり)は、これらの点(てん)のそれぞれが新(あたら)しい波(なみ)(素(そ)元(もと)波(なみ))の源(みなもと)になり、少(すこ)し時間(じかん)Δtが経(た)ったあとの波面(はめん)は、それぞれの素(そ)元(もと)波(なみ)(半径(はんけい)vΔtの円(えん)や球(きゅう))に共通(きょうつう)に接(せっ)する面(めん)(包絡(ほうらく)面(めん))になる、という考(かんが)え方(かた)だ。

直線(ちょくせん)状(じょう)の波面(はめん)(平面(へいめん)波(なみ))で考(かんが)えると、波面上(はめんじょう)の各(かく)点(てん)から半径(はんけい)vΔtの円(えん)をいくつも描(えが)き、その先端(せんたん)をなめらかにつなぐと、もとの波面(はめん)と平行(へいこう)な直線(ちょくせん)になる。これが、まっすぐ進(すす)む波(なみ)がそのまま直線(ちょくせん)状(じょう)に広(ひろ)がっていく理由(りゆう)である。

波(なみ)が壁(かべ)のような障害物(しょうがいぶつ)に当(あ)たって向(む)きを変(か)える現象(げんしょう)(反射(はんしゃ))や、速(はや)さが変(か)わる境界(きょうかい)を越(こ)える現象(げんしょう)(屈折(くっせつ)(新しいタブで開きます))も、境界(きょうかい)の近(ちか)くの点(てん)から出(で)る素(そ)元(もと)波(なみ)を作図(さくず)することで、角度(かくど)の関係(かんけい)として導(みちび)ける。

ホイヘンスの原理による波の反射の作図(入射角40°)Asatte Studio(Manazoo)/オリジナル(コードで作図)

例題(れいだい):壁(かべ)に当(あ)たる平面(へいめん)波(なみ)の反射(はんしゃ)

例題(れいだい):まっすぐな壁(かべ)に、入射角(にゅうしゃかく)40°で平面(へいめん)波(なみ)が当(あ)たってはね返(かえ)る。壁(かべ)の上(うえ)の各(かく)点(てん)が素(そ)元(もと)波(なみ)の源(みなもと)になると考(かんが)えて作図(さくず)すると、はね返(かえ)った波(なみ)の波面(はめん)は、入射(にゅうしゃ)してきた波面(はめん)と壁(かべ)をはさんで対称(たいしょう)な形(かたち)だ。これより、反射角(はんしゃかく)も40°になる(入射角(にゅうしゃかく)=反射角(はんしゃかく))。

入射角(にゅうしゃかく)・反射角(はんしゃかく)は、どちらも壁(かべ)(反射(はんしゃ)面(めん))に立(た)てた垂線(すいせん)からの角度(かくど)で測(はか)るもので、壁(かべ)の面(めん)からの角度(かくど)ではない点(てん)に注意(ちゅうい)したい。

この入射角(にゅうしゃかく)=反射角(はんしゃかく)の関係(かんけい)は、物理(ぶつり)基礎(きそ)で学(まな)んだ光(ひかり)の反射(はんしゃ)の法則(ほうそく)と同(おな)じ形(かたち)である。光(ひかり)も波(なみ)の一種(いっしゅ)なので、同(おな)じホイヘンスの原理(げんり)で説明(せつめい)できる。

なぜ作図(さくず)だけで反射(はんしゃ)の角度(かくど)が分(わ)かるのか

入射(にゅうしゃ)してくる波面(はめん)の上(うえ)で、壁(かべ)にいちばん早(はや)く届(とど)く点(てん)から、壁(かべ)に沿(そ)ってΔtだけ遅(おく)れて届(とど)く別(べつ)の点(てん)までの間隔(かんかく)をdとする。先(さき)に届(とど)いた点(てん)は、他(た)の点(てん)が届(とど)くまでの間(あいだ)、はね返(かえ)った素(そ)元(もと)波(なみ)を半径(はんけい)vΔtまで広(ひろ)げ続(つづ)けているところだ。

入射角(にゅうしゃかく)をθ、反射角(はんしゃかく)をθ'とすると、この間隔(かんかく)dと時間(じかん)Δtの関係(かんけい)から、入射波(にゅうしゃは)面(めん)の進(すす)んだ距離(きょり)vΔtと、はね返(かえ)った波面(はめん)が広(ひろ)がった距離(きょり)vΔtが同(おな)じdを共有(きょうゆう)する直角(ちょっかく)三角形(さんかくけい)の辺(へん)になる。2つの三角形(さんかくけい)は同(おな)じ辺(へん)dと同(おな)じ長(なが)さvΔtを共有(きょうゆう)するため合同(ごうどう)になり、sin⁡θ=sin⁡θ′\sin\theta=\sin\theta'、つまりθ=θ'が得(え)られる関係(かんけい)だ。

速(はや)さvが変(か)わらない反射(はんしゃ)では、素(そ)元(もと)波(なみ)の半径(はんけい)vΔtが入射(にゅうしゃ)側(がわ)と反射(はんしゃ)側(がわ)で等(ひと)しいままなので、このように角度(かくど)だけの関係(かんけい)(入射角(にゅうしゃかく)=反射角(はんしゃかく))になる。速(はや)さが変(か)わる屈折(くっせつ)では、この半径(はんけい)が変(か)わるため、別(べつ)の単元(たんげん)「波(なみ)の屈折(くっせつ)とスネルの法則(ほうそく)(新しいタブで開きます)」で見(み)るように、角度(かくど)の関係(かんけい)が変(か)わってくる。

確認問題

問題 1 / 3ホイヘンスの原理(げんり)によれば、波面上(はめんじょう)の各(かく)点(てん)から出(で)る素(そ)元(もと)波(なみ)に共通(きょうつう)に接(せっ)する面(めん)(包絡(ほうらく)面(めん))は何(なに)になるか。

確認問題(解答用紙)

この問題を端末で解くための QR コード

スマホやタブレットで読み取ると、この問題をその場で解けます。

https://manazoo.com/science/huygens-principle/?from=print#quiz

  1. ホイヘンスの原理(げんり)によれば、波面上(はめんじょう)の各(かく)点(てん)から出(で)る素(そ)元(もと)波(なみ)に共通(きょうつう)に接(せっ)する面(めん)(包絡(ほうらく)面(めん))は何(なに)になるか。

    • ◯ 波(なみ)の振幅(しんぷく)
    • ◯ 次(つぎ)の瞬間(しゅんかん)の波面(はめん)
    • ◯ 波(なみ)の周期(しゅうき)
    • ◯ 波源(はげん)の位置(いち)

    正解:次の瞬間の波面
    波面上(はめんじょう)のすべての点(てん)が新(あたら)しい波(なみ)(素(そ)元(もと)波(なみ))の源(みなもと)になり、それらに共通(きょうつう)に接(せっ)する面(めん)が少(すこ)し後(あと)の波面(はめん)になる、というのがホイヘンスの原理(げんり)である。

  2. まっすぐな壁(かべ)に入射角(にゅうしゃかく)40°で当(あ)たってはね返(かえ)る平面(へいめん)波(なみ)の、反射角(はんしゃかく)は何度(なんど)か。

    答え:____________

    正解:40
    ホイヘンスの原理(げんり)の作図(さくず)で導(みちび)かれる反射(はんしゃ)の法則(ほうそく)(新しいタブで開きます)は、入射角(にゅうしゃかく)=反射角(はんしゃかく)。入射角(にゅうしゃかく)40°なら反射(はんしゃ)(新しいタブで開きます)角(かく)も40°になる。

  3. 平面(へいめん)波(なみ)が障害物(しょうがいぶつ)のない場所(ばしょ)をまっすぐ進(すす)み続(つづ)けられる理由(りゆう)を、ホイヘンスの原理(げんり)で説明(せつめい)するとどうなるか。

    • ◯ 波源(はげん)が波(なみ)の進(すす)む方向(ほうこう)に動(うご)き続(つづ)けているから
    • ◯ 波面上(はめんじょう)の各(かく)点(てん)から出(で)る素(そ)元(もと)波(なみ)の先端(せんたん)をつなぐと、もとの波面(はめん)と平行(へいこう)な面(めん)がくり返(かえ)し作(つく)られるから
    • ◯ 波長(はちょう)が進(すす)むにつれて長(なが)くなっていくから
    • ◯ 波(なみ)は進(すす)むにつれて振幅(しんぷく)が自動的(じどうてき)に大(おお)きくなるから

    正解:波面上の各点から出る素元波の先端をつなぐと、もとの波面と平行な面がくり返し作られるから
    波面上(はめんじょう)の各(かく)点(てん)が素(そ)元(もと)波(なみ)の源(みなもと)になり、それらの先端(せんたん)(包絡(ほうらく)面(めん))をつなぐと、もとの波面(はめん)と平行(へいこう)な面(めん)が次々(つぎつぎ)にできる。これが平面(へいめん)波(なみ)がまっすぐ進(すす)み続(つづ)ける理由(りゆう)である。

単元のポイント

  • ホイヘンスの原理(げんり) 波面上(はめんじょう)の各(かく)点(てん)が素(そ)元(もと)波(なみ)の源(みなもと)。次(つぎ)の波面(はめん)は素(そ)元(もと)波(なみ)に共通(きょうつう)に接(せっ)する面(めん)
  • 反射(はんしゃ)の法則(ほうそく)(新しいタブで開きます) 入射角(にゅうしゃかく)=反射角(はんしゃかく)(ホイヘンスの原理(げんり)で導(みちび)ける)
問題を解く
単元のポイント
  • ホイヘンスの原理(げんり) 波面上(はめんじょう)の各(かく)点(てん)が素(そ)元(もと)波(なみ)の源(みなもと)。次(つぎ)の波面(はめん)は素(そ)元(もと)波(なみ)に共通(きょうつう)に接(せっ)する面(めん)
  • 反射(はんしゃ)の法則(ほうそく)(新しいタブで開きます) 入射角(にゅうしゃかく)=反射角(はんしゃかく)(ホイヘンスの原理(げんり)で導(みちび)ける)