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置換積分法(ちかんせきぶんほう)

ゾウ先生tに置(お)いたら、dxも必(かなら)ずdtに書(か)き換(か)える。xをtのままにして積分(せきぶん)すると答(こた)えが合(あ)わない。

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  1. 式(しき)の中(なか)のまとまりを別(べつ)の文字(もじ)tに置(お)くと、積分(せきぶん)しやすい形(かたち)に変(か)わることがある。これを置換積分法(ちかんせきぶんほう)という。
  2. ax+b=tと置(お)くときは、dt=a dxの関係(かんけい)からdx=dt/aに書(か)き換(か)えて、tだけの式(しき)にしてから積分(せきぶん)する。
  3. 高校(こうこう)では、ax+b=tと置(お)く形(かたち)と、√(a²-x²)の形(かたち)でx=asin(新しいタブで開きます)θと置(お)く形(かたち)の2つを中心(ちゅうしん)に扱(あつか)う。

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公式(こうしき)

∫f(ax+b)dxのように、式(しき)の中(なか)にax+bというまとまりがそのまま現(あらわ)れているとき、t=ax+bと置(お)くと計算(けいさん)が簡単(かんたん)になることが多(おお)い。これを置換積分法(ちかんせきぶんほう)という。

t=ax+bのとき、tをxで微分(びぶん)するとdtdx=a\dfrac{dt}{dx}=aなので、dt=a dxdt=a\,dx、つまりdx=dta\mathbf{dx=\dfrac{dt}{a}}になる。xの式(しき)をtの式(しき)に変(か)えたら、dxも必(かなら)ずdtに書(か)き換(か)える。

もう1つの中心(ちゅうしん)は、√(a²-x²)の形(かたち)にx=asinθと置(お)く方法(ほうほう)。x=asin⁡θx=a\sin\thetaと置(お)くとa2−x2=a2(1−sin⁡2θ)=a2cos⁡2θa^2-x^2=a^2(1-\sin^2\theta)=a^2\cos^2\thetaになり、根号(こんごう)がcosθだけの形(かたち)にほどける。

x=asinθと置くと根号がcosθでほどけるAsatte Studio(Manazoo)/オリジナル(コードで作図)

例題(れいだい)

例題(れいだい):∫(2x−1)3 dx\int (2x-1)^3\,dxを求(もと)めよ。

t=2x−1t=2x-1と置(お)くと、dt=2 dxdt=2\,dxよりdx=dt2dx=\dfrac{dt}{2}。

もとの式(しき)に代入(だいにゅう)する(新しいタブで開きます)と、∫t3⋅dt2=12∫t3 dt\int t^3\cdot\dfrac{dt}{2}=\dfrac{1}{2}\int t^3\,dt =12⋅t44+C=t48+C=\dfrac{1}{2}\cdot\dfrac{t^4}{4}+C=\dfrac{t^4}{8}+C。

最後(さいご)にtを2x-1に戻(もど)して、(2x−1)48+C\mathbf{\dfrac{(2x-1)^4}{8}+C}が答(こた)え。微分(びぶん)すると(2x−1)3(2x-1)^3に戻(もど)ることを確(たし)かめておこう。

なぜ置(お)き換(か)えてよいのか

置換積分法(ちかんせきぶんほう)は、合成(ごうせい)関数(かんすう)(新しいタブで開きます)の微分(びぶん)法(ほう)の逆(ぎゃく)の操作(そうさ)になっている。y=F(t)y=F(t)、t=g(x)t=g(x)のとき、合成(ごうせい)関数(かんすう)の微分(びぶん)法(ほう)からdydx=dydt⋅dtdx\dfrac{dy}{dx}=\dfrac{dy}{dt}\cdot\dfrac{dt}{dx}が成(な)り立(た)つ。

この式(しき)の両辺(りょうへん)をxで積分(せきぶん)すれば、y=F(g(x))+Cy=F(g(x))+C、つまり∫f(g(x))g′(x) dx=F(g(x))+C\int f(g(x))g'(x)\,dx=F(g(x))+Cになる。tを使(つか)って書(か)くと∫f(t) dt\int f(t)\,dtと同(おな)じ形(かたち)だ。

下(した)の図(ず)のように、x軸(じく)とt軸(じく)を2本(ほん)並(なら)べて目盛(めも)りの対応(たいおう)を見(み)ると、x軸(じく)の幅(はば)dxがt軸(じく)では何倍(なんばい)の幅(はば)dtになるかが分(わ)かる。t=2x-1なら、t軸(じく)の目盛(めも)りの間隔(かんかく)はx軸(じく)の2倍(ばい)になる。

ax+b=tと置くと目盛りの幅がa倍変わるAsatte Studio(Manazoo)/オリジナル(コードで作図)

確認問題

問題 1 / 4∫(3x-2)⁴dxを置換積分法(ちかんせきぶんほう)で求(もと)めるとき、適切(てきせつ)な置(お)き方(かた)はどれか。

確認問題(解答用紙)

この問題を端末で解くための QR コード

スマホやタブレットで読み取ると、この問題をその場で解けます。

https://manazoo.com/math/integration-by-substitution/?from=print#quiz

  1. ∫(3x-2)⁴dxを置換積分法(ちかんせきぶんほう)で求(もと)めるとき、適切(てきせつ)な置(お)き方(かた)はどれか。

    • ◯ t=(3x-2)⁴
    • ◯ t=x⁴
    • ◯ t=3x-2
    • ◯ t=3x⁴

    正解:t=3x-2
    ax+bの形(かたち)がまとまって現(あらわ)れているときは、そのまとまりをtと置(お)くのが置換積分法(ちかんせきぶんほう)の基本形(きほんけい)。ここでは3x-2=tと置(お)く。

  2. ∫(2x-1)³dxの不定(ふてい)積分(せきぶん)(新しいタブで開きます)として正(ただ)しいものはどれか。

    • ◯ (2x-1)³/3+C
    • ◯ (2x-1)⁴/4+C
    • ◯ (2x-1)⁴+C
    • ◯ (2x-1)⁴/8+C

    正解:(2x-1)⁴/8+C
    t=2x-1と置(お)くとdt=2dxなので、∫t³×(dt/2)=(1/2)×t⁴/4=t⁴/8。tを2x-1に戻(もど)して(2x-1)⁴/8+C。

  3. t=ax+bと置(お)いたとき、dxをdtで表(あらわ)すとどうなるか(aは0でない定数(ていすう))。

    • ◯ dx=a dt
    • ◯ dx=dt
    • ◯ dx=dt-b
    • ◯ dx=dt/a

    正解:dx=dt/a
    t=ax+bをxで微分(びぶん)するとdt/dx=aなので、dt=a dx。両辺(りょうへん)をaで割(わ)って、dx=dt/aになる。

  4. ∫(5x+1)²dxを置換積分法(ちかんせきぶんほう)で求(もと)める手順(てじゅん)を、正(ただ)しい順(じゅん)に並(なら)べよ。

    • ( )t=5x+1と置(お)く
    • ( )dt=5dxを作(つく)る
    • ( )∫t²×(dt/5)の形(かたち)にする
    • ( )積分(せきぶん)してtを5x+1に戻(もど)す

    正解:t=5x+1と置く → dt=5dxを作る → ∫t²×(dt/5)の形にする → 積分してtを5x+1に戻す
    ①まとまりをtと置(お)く→②両辺(りょうへん)を微分(びぶん)してdt=5dxを作(つく)る→③dxをdt/5に置(お)き換(か)えてtだけの式(しき)にする→④tで積分(せきぶん)してからtを5x+1に戻(もど)す、という順(じゅん)になる。

単元のポイント

  • 置換積分法(ちかんせきぶんほう) 式(しき)の一部(いちぶ)を別(べつ)の文字(もじ)tに置(お)き換(か)えて積分(せきぶん)する方法(ほうほう)
  • ax+b=tの置(お)き方(かた) dt=a dxよりdx=dt/a
  • x=asinθの置(お)き方(かた) √(a²-x²)の形(かたち)を簡単(かんたん)にする
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単元のポイント
  • 置換積分法(ちかんせきぶんほう) 式(しき)の一部(いちぶ)を別(べつ)の文字(もじ)tに置(お)き換(か)えて積分(せきぶん)する方法(ほうほう)
  • ax+b=tの置(お)き方(かた) dt=a dxよりdx=dt/a
  • x=asinθの置(お)き方(かた) √(a²-x²)の形(かたち)を簡単(かんたん)にする