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アルカリ金属(きんぞく)とその化合物(かごうぶつ)

カメレオン先生アルカリ金属(きんぞく)は1価(か)の陽(よう)イオンになりやすいから、水(みず)と反応(はんのう)するとすぐH⁺を奪(うば)ってH₂を出(だ)すよ。炎(ほのお)の色(いろ)で金属(きんぞく)の種類(しゅるい)が見分(みわ)けられるのも覚(おぼ)えておこう。

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  1. アルカリ金属(きんぞく)(Li・Na・Kなど)は最外殻電子(さいがいかくでんし)が1個(こ)で、1価(か)の陽(よう)イオン(新しいタブで開きます)になりやすく、反応(はんのう)性(せい)が高(たか)い金属(きんぞく)である。
  2. 単体(たんたい)(新しいタブで開きます)は水(みず)と激(はげ)しく反応(はんのう)し、水素(すいそ)を発生(はっせい)させながら強塩基(きょうえんき)(新しいタブで開きます)の水(すい)酸化物(さんかぶつ)(新しいタブで開きます)の水溶液(すいようえき)になる。
  3. 炎色反応(えんしょくはんのう)はLiが赤(あか)、Naが黄(き)、Kが紫(むらさき)(赤(あか)紫(むらさき))で、金属(きんぞく)イオンの種類(しゅるい)を見分(みわ)ける手(て)がかりになる。

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アルカリ金属(きんぞく)の性質(せいしつ)

周期表(しゅうきひょう)1族(ぞく)のうち水素(すいそ)を除(のぞ)いた元素(げんそ)をアルカリ金属(きんぞく)と呼(よ)び、リチウムLi・ナトリウムNa・カリウムKなどが代表(だいひょう)例(れい)だ。最外殻(さいがいかく)の電子(でんし)を1個(こ)だけ持(も)ち、これを手放(てばな)して1価(か)の陽(よう)イオンになりやすいという共通(きょうつう)点(てん)がある。

単体(たんたい)はどれもやわらかく、融点(ゆうてん)(新しいタブで開きます)が低(ひく)く、密度(みつど)(新しいタブで開きます)も金属(きんぞく)の中(なか)では小(ちい)さい。空気中(くうきちゅう)の酸素(さんそ)や水分(すいぶん)とすぐに反応(はんのう)してしまうため、ナトリウムやカリウムの単体(たんたい)は灯油(とうゆ)の中(なか)に保存(ほぞん)する。

周期表(しゅうきひょう)を下(した)にいくほど最外殻電子(さいがいかくでんし)が原子核(げんしかく)から離(はな)れ、電子(でんし)を手放(てばな)しやすくなるため、反応(はんのう)性(せい)はLi<Na<Kの順(じゅん)に大(おお)きくなる。カリウムを水(みず)に入(い)れると反応(はんのう)熱(ねつ)で発生(はっせい)した水素(すいそ)に火(ひ)がつくほど激(はげ)しく反応(はんのう)する。

例(れい):ナトリウムと水(みず)の反応(はんのう)

ナトリウムの小片(しょうへん)を水(みず)に入(い)れると、2Na+2H₂O→2NaOH+H₂↑という反応(はんのう)が起(お)こる。ナトリウムは反応(はんのう)熱(ねつ)で融(と)けて球状(きゅうじょう)になり、発生(はっせい)した水素(すいそ)に押(お)されて水面(すいめん)を動(うご)き回(まわ)りながら溶(と)けていく。

反応後(はんのうご)の水溶液(すいようえき)には水酸化(すいさんか)ナトリウムNaOHができるため、フェノールフタレイン液(えき)を加(くわ)えると赤色(あかいろ)に変(か)わり、強(つよ)い塩基(えんき)性(せい)を示(しめ)すことが確(たし)かめられる。

2.3gのナトリウム(モル質量(しつりょう)(新しいタブで開きます)23g/mol)を十分(じゅうぶん)な量(りょう)の水(みず)に入(い)れたときに発生(はっせい)する水素(すいそ)の体積(たいせき)を標準(ひょうじゅん)状態(じょうたい)で求(もと)めてみよう。ナトリウムの物質(ぶっしつ)量(りょう)は2.3÷23=0.1molで、反応(はんのう)式(しき)の係数(けいすう)(新しいタブで開きます)比(ひ)2Na:H₂=2:1からH₂は0.05mol生(しょう)じる。標準(ひょうじゅん)状態(じょうたい)の気体(きたい)のモル体積(たいせき)22.4L/molを使(つか)うと、0.05×22.4=1.12Lの水素(すいそ)が発生(はっせい)する。

ナトリウムと水の反応Asatte Studio(Manazoo)/オリジナル(コードで作図)

炎色反応(えんしょくはんのう)と化合物(かごうぶつ)の利用(りよう)

アルカリ金属(きんぞく)の化合物(かごうぶつ)を白金線(はっきんせん)につけてガスバーナーの炎(ほのお)に入(い)れると、含(ふく)まれる金属(きんぞく)イオンに固有(こゆう)の色(いろ)がつく。これを炎色反応(えんしょくはんのう)といい、Liは赤(あか)、Naは黄(き)、Kは紫(むらさき)(赤(あか)紫(むらさき))だ。花火(はなび)の色(いろ)づけにもこの性質(せいしつ)が使(つか)われている。

水酸化(すいさんか)ナトリウムNaOHは白色(はくしょく)の固体(こたい)で、空気中(くうきちゅう)の水分(すいぶん)を吸(す)って溶(と)ける潮解(ちょうかい)性(せい)を持(も)ち、強(つよ)い塩基(えんき)として工業(こうぎょう)的(てき)にも広(ひろ)く使(つか)われる。炭酸(たんさん)ナトリウムNa₂CO₃(ソーダ灰(ばい))はソルベー法(ほう)という工業(こうぎょう)的(てき)製法(せいほう)でつくられ、古(ふる)くからガラスや洗剤(せんざい)の原料(げんりょう)として使(つか)われてきた。

炭酸水素(たんさんすいそ)ナトリウム(新しいタブで開きます)NaHCO₃(重曹(じゅうそう))を加熱(かねつ)すると2NaHCO₃→Na₂CO₃+H₂O+CO₂のように分解(ぶんかい)し、発生(はっせい)する二酸化炭素(にさんかたんそ)(新しいタブで開きます)を利用(りよう)してふくらし粉(こ)や胃腸薬(いちょうやく)に使(つか)われている。

アルカリ金属の炎色反応Asatte Studio(Manazoo)/オリジナル(コードで作図)

確認問題

問題 1 / 42.3gのナトリウム(モル質量(しつりょう)23g/mol)を十分(じゅうぶん)な量(りょう)の水(みず)に入(い)れて反応(はんのう)させた。発生(はっせい)する水素(すいそ)は標準(ひょうじゅん)状態(じょうたい)で何(なん)Lか。

確認問題(解答用紙)

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スマホやタブレットで読み取ると、この問題をその場で解けます。

https://manazoo.com/science/alkali-metals-and-compounds/?from=print#quiz

  1. 2.3gのナトリウム(モル質量(しつりょう)23g/mol)を十分(じゅうぶん)な量(りょう)の水(みず)に入(い)れて反応(はんのう)させた。発生(はっせい)する水素(すいそ)は標準(ひょうじゅん)状態(じょうたい)で何(なん)Lか。

    答え:____________

    正解:1.12
    ナトリウムの物質(ぶっしつ)量(りょう)は2.3÷23=0.1mol。反応(はんのう)式(しき)2Na+2H₂O→2NaOH+H₂↑の係数(けいすう)(新しいタブで開きます)比(ひ)2:1からH₂は0.05molでき、22.4L/molをかけて0.05×22.4=1.12L。

  2. ナトリウムNaの炎色反応(えんしょくはんのう)の色(いろ)として正(ただ)しいものはどれか。

    • ◯ 緑(みどり)
    • ◯ 黄(き)
    • ◯ 赤(あか)
    • ◯ 紫(むらさき)(赤(あか)紫(むらさき))

    正解:黄
    アルカリ金属(きんぞく)の炎色反応(えんしょくはんのう)は、Liが赤(あか)、Naが黄(き)、Kが紫(むらさき)(赤(あか)紫(むらさき))である。ナトリウムの黄色(きいろ)は食塩(しょくえん)を含(ふく)む調味(ちょうみ)料(りょう)をガスの炎(ほのお)に入(い)れたときにも見(み)られる。

  3. ナトリウムの単体(たんたい)を灯油(とうゆ)の中(なか)に保存(ほぞん)する理由(りゆう)として正(ただ)しいものはどれか。

    • ◯ 空気中(くうきちゅう)の酸素(さんそ)や水分(すいぶん)とすぐに反応(はんのう)してしまうから
    • ◯ 色(いろ)が変(か)わるのを防(ふせ)ぐため
    • ◯ 炎色反応(えんしょくはんのう)を起(お)こさせないため
    • ◯ 密度(みつど)を軽(かる)くするため

    正解:空気中の酸素や水分とすぐに反応してしまうから
    アルカリ金属(きんぞく)の単体(たんたい)(新しいタブで開きます)は反応(はんのう)性(せい)が高(たか)く、空気中(くうきちゅう)の酸素(さんそ)や水分(すいぶん)とすぐに反応(はんのう)してしまうため、水(みず)や空気(くうき)に触(ふ)れないように灯油(とうゆ)の中(なか)に保存(ほぞん)する。

  4. 炭酸水素(たんさんすいそ)ナトリウム(重曹(じゅうそう))NaHCO₃を加熱(かねつ)すると発生(はっせい)する気体(きたい)と、その性質(せいしつ)を利用(りよう)した身近(みぢか)な使(つか)われ方(かた)の組(く)み合(あ)わせとして正(ただ)しいものはどれか。

    • ◯ 窒素(ちっそ)・消火(しょうか)剤(ざい)
    • ◯ 二酸化炭素(にさんかたんそ)・ふくらし粉(こ)や胃腸薬(いちょうやく)
    • ◯ 酸素(さんそ)・漂白(ひょうはく)剤(ざい)
    • ◯ 水素(すいそ)・乾燥剤(かんそうざい)

    正解:二酸化炭素・ふくらし粉や胃腸薬
    2NaHCO₃→Na₂CO₃+H₂O+CO₂という反応(はんのう)で二酸化炭素(にさんかたんそ)(新しいタブで開きます)が発生(はっせい)し、この性質(せいしつ)がふくらし粉(こ)や胃腸薬(いちょうやく)に利用(りよう)されている。

単元のポイント

  • アルカリ金属(きんぞく) 周期表(しゅうきひょう)1族(ぞく)のLi・Na・K・Rb・Csなど。最外殻電子(さいがいかくでんし)1個(こ)で1価(か)の陽(よう)イオンになりやすい、やわらかく軽(かる)い金属(きんぞく)
  • 単体(たんたい)と水(みず)の反応(はんのう) 2Na+2H₂O→2NaOH+H₂↑のように、水素(すいそ)を発生(はっせい)しながら強塩基(きょうえんき)の水溶液(すいようえき)になる
  • 炎色反応(えんしょくはんのう) Li=赤(あか)、Na=黄(き)、K=紫(むらさき)(赤(あか)紫(むらさき))。白金線(はっきんせん)につけて炎(ほのお)に入(い)れ、発色(はっしょく)で金属(きんぞく)の種類(しゅるい)を見分(みわ)ける
  • 炭酸水素(たんさんすいそ)ナトリウム(新しいタブで開きます) 重曹(じゅうそう)。加熱(かねつ)すると2NaHCO₃→Na₂CO₃+H₂O+CO₂のように分解(ぶんかい)し、ふくらし粉(こ)や胃薬(いぐすり)に使(つか)われる

出典・クレジット

単元の並びは学習指導要領に沿って作り、年号や人物などの事実は公開データと照らし合わせています。誤りに気づいたら意見箱からお知らせください。確かめて直します。テストや受験の前には、教科書や先生の説明もあわせて確認してください。

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単元のポイント
  • アルカリ金属(きんぞく) 周期表(しゅうきひょう)1族(ぞく)のLi・Na・K・Rb・Csなど。最外殻電子(さいがいかくでんし)1個(こ)で1価(か)の陽(よう)イオンになりやすい、やわらかく軽(かる)い金属(きんぞく)
  • 単体(たんたい)と水(みず)の反応(はんのう) 2Na+2H₂O→2NaOH+H₂↑のように、水素(すいそ)を発生(はっせい)しながら強塩基(きょうえんき)の水溶液(すいようえき)になる
  • 炎色反応(えんしょくはんのう) Li=赤(あか)、Na=黄(き)、K=紫(むらさき)(赤(あか)紫(むらさき))。白金線(はっきんせん)につけて炎(ほのお)に入(い)れ、発色(はっしょく)で金属(きんぞく)の種類(しゅるい)を見分(みわ)ける
  • 炭酸水素(たんさんすいそ)ナトリウム(新しいタブで開きます) 重曹(じゅうそう)。加熱(かねつ)すると2NaHCO₃→Na₂CO₃+H₂O+CO₂のように分解(ぶんかい)し、ふくらし粉(こ)や胃薬(いぐすり)に使(つか)われる