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アルカリ土(つち)類(るい)金属(きんぞく)とその化合物(かごうぶつ)

カメレオン先生石灰石(せっかいせき)・生石灰(せいせっかい)・消石灰(しょうせっかい)の変化(へんか)は矢印(やじるし)でつなげて覚(おぼ)えると整理(せいり)しやすいよ。石灰水(せっかいすい)にCO₂を入(い)れすぎると逆(ぎゃく)ににごりが消(き)えるところまでセットで押(お)さえよう。

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  1. アルカリ土(つち)類(るい)金属(きんぞく)(Mg・Ca・Baなど)は最外殻電子(さいがいかくでんし)が2個(こ)で、2価(か)の陽(よう)イオン(新しいタブで開きます)になりやすい金属(きんぞく)である。
  2. 石灰石(せっかいせき)CaCO₃は加熱(かねつ)するとCaOとCO₂に分解(ぶんかい)し、CaOに水(みず)を加(くわ)えるとCa(OH)₂(消石灰(しょうせっかい))になる。
  3. Ca(OH)₂の水溶液(すいようえき)(石灰水(せっかいすい))に少量(しょうりょう)のCO₂を通(とお)すとCaCO₃の白色(はくしょく)沈殿(ちんでん)(新しいタブで開きます)で白(しろ)くにごり、CO₂を通(とお)し続(つづ)けると可(か)溶なCa(HCO₃)₂に変(か)わってにごりが消(き)える。

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詳しく

アルカリ土(つち)類(るい)金属(きんぞく)の性質(せいしつ)

周期表(しゅうきひょう)(新しいタブで開きます)2族(ぞく)の元素(げんそ)は最外殻電子(さいがいかくでんし)を2個(こ)持(も)ち、これを手放(てばな)して2価(か)の陽(よう)イオンになりやすい。この単元(たんげん)ではマグネシウムMg・カルシウムCa・バリウムBaを中心(ちゅうしん)に性質(せいしつ)を見(み)ていく。

単体(たんたい)はいずれも灰白色(かいはくしょく)の金属(きんぞく)で、空気中(くうきちゅう)で燃(も)えると強(つよ)い光(ひかり)を出(だ)す。マグネシウムが燃(も)えるときの白(しろ)く明(あか)るい光(ひかり)は、昔(むかし)の写真(しゃしん)撮影(さつえい)の閃光(せんこう)や花火(はなび)に利用(りよう)されてきた。

Ca・Sr・Baは水(みず)と比較的(ひかくてき)よく反応(はんのう)して水素(すいそ)を発生(はっせい)させるのに対(たい)し、Mgは常温(じょうおん)の水(みず)とはほとんど反応(はんのう)せず、熱水(ねっすい)や酸(さん)とは反応(はんのう)する。反応(はんのう)性(せい)の違(ちが)いも周期表(しゅうきひょう)の位置(いち)と対応(たいおう)している。

例(れい):石灰石(せっかいせき)の加熱(かねつ)と二酸化炭素(にさんかたんそ)の発生(はっせい)量(りょう)

石灰石(せっかいせき)の主成分(しゅせいぶん)である炭酸(たんさん)カルシウムCaCO₃を強(つよ)く加熱(かねつ)すると、CaCO₃→CaO+CO₂という熱分解(ねつぶんかい)(新しいタブで開きます)が起(お)こり、酸化(さんか)カルシウムCaO(生石灰(せいせっかい))と二酸化炭素(にさんかたんそ)(新しいタブで開きます)CO₂に分(わ)かれる。

生石灰(せいせっかい)CaOに水(みず)を加(くわ)えると、CaO+H₂O→Ca(OH)₂という反応(はんのう)で水酸化(すいさんか)カルシウムCa(OH)₂(消石灰(しょうせっかい))になり、このとき多量(たりょう)の熱(ねつ)が出(で)る。乾燥剤(かんそうざい)(新しいタブで開きます)や発熱(はつねつ)剤(ざい)として使(つか)われるのもこの発熱反応(はつねつはんのう)(新しいタブで開きます)による。

10gの炭酸(たんさん)カルシウム(モル質量(しつりょう)(新しいタブで開きます)100g/mol)を完全(かんぜん)に熱分解(ねつぶんかい)したとき発生(はっせい)する二酸化炭素(にさんかたんそ)の体積(たいせき)を標準(ひょうじゅん)状態(じょうたい)で求(もと)めよう。CaCO₃の物質(ぶっしつ)量(りょう)は10÷100=0.1molで、反応(はんのう)式(しき)の係数(けいすう)(新しいタブで開きます)比(ひ)が1:1なのでCO₂も0.1molできる。標準(ひょうじゅん)状態(じょうたい)の気体(きたい)のモル体積(たいせき)22.4L/molを使(つか)うと、0.1×22.4=2.24Lの二酸化炭素(にさんかたんそ)が得(え)られる。

石灰石(CaCO₃)の変化Asatte Studio(Manazoo)/オリジナル(コードで作図)

石灰水(せっかいすい)とカルシウム・バリウムの化合物(かごうぶつ)

消石灰(しょうせっかい)Ca(OH)₂の水溶液(すいようえき)は石灰水(せっかいすい)と呼(よ)ばれ、二酸化炭素(にさんかたんそ)の検出(けんしゅつ)に使(つか)われる。少量(しょうりょう)のCO₂を通(とお)すと炭酸(たんさん)カルシウムCaCO₃の白色(はくしょく)沈殿(ちんでん)が生(しょう)じて白(しろ)くにごり、鍾乳洞(しょうにゅうどう)の石灰岩(せっかいがん)(新しいタブで開きます)が溶(と)けてできる現象(げんしょう)もこの逆(ぎゃく)の反応(はんのう)と関係(かんけい)がある。

さらにCO₂を通(とお)し続(つづ)けると、水(みず)に溶(と)けやすい炭酸(たんさん)水素(すいそ)カルシウムCa(HCO₃)₂に変(か)わるため、いったん白(しろ)くにごった石灰水(せっかいすい)のにごりが消(き)える。この性質(せいしつ)から、石灰水(せっかいすい)はCO₂の量(りょう)によって見(み)た目(め)が変(か)わる点(てん)に注意(ちゅうい)したい。

硫酸(りゅうさん)バリウムBaSO₄は水(みず)にほとんど溶(と)けずX線(せん)を通(とお)しにくいため、胃(い)のX線(せん)検査(けんさ)(バリウム検査(けんさ))の造影(ぞうえい)剤(ざい)として使(つか)われている。炎色反応(えんしょくはんのう)(新しいタブで開きます)ではCaが橙(だいだい)赤色(あかいろ)、Baが黄(き)緑色(みどりいろ)を示(しめ)し、金属(きんぞく)の種類(しゅるい)を見分(みわ)ける手(て)がかりになる。

石灰水の二酸化炭素検出Asatte Studio(Manazoo)/オリジナル(コードで作図)

確認問題

問題 1 / 410gの炭酸(たんさん)カルシウムCaCO₃(モル質量(しつりょう)100g/mol)を完全(かんぜん)に熱分解(ねつぶんかい)すると、発生(はっせい)する二酸化炭素(にさんかたんそ)は標準(ひょうじゅん)状態(じょうたい)で何(なん)Lか。

確認問題(解答用紙)

この問題を端末で解くための QR コード

スマホやタブレットで読み取ると、この問題をその場で解けます。

https://manazoo.com/science/alkaline-earth-metals-and-compounds/?from=print#quiz

  1. 10gの炭酸(たんさん)カルシウムCaCO₃(モル質量(しつりょう)100g/mol)を完全(かんぜん)に熱分解(ねつぶんかい)すると、発生(はっせい)する二酸化炭素(にさんかたんそ)は標準(ひょうじゅん)状態(じょうたい)で何(なん)Lか。

    答え:____________

    正解:2.24
    CaCO₃の物質(ぶっしつ)量(りょう)は10÷100=0.1mol。反応(はんのう)式(しき)CaCO₃→CaO+CO₂の係数(けいすう)(新しいタブで開きます)比(ひ)1:1からCO₂も0.1molでき、22.4L/molをかけて0.1×22.4=2.24L。

  2. 石灰水(せっかいすい)に二酸化炭素(にさんかたんそ)を少(すこ)しずつ通(とお)し続(つづ)けたときに起(お)こる変化(へんか)として正(ただ)しいものはどれか。

    • ◯ 最初(さいしょ)は白(しろ)くにごるが、通(とお)し続(つづ)けるとにごりが消(き)える
    • ◯ ずっと白(しろ)くにごったまま変(か)わらない
    • ◯ 反応(はんのう)はまったく起(お)こらない
    • ◯ 最初(さいしょ)は透明(とうめい)で、通(とお)し続(つづ)けると色(いろ)がつく

    正解:最初は白くにごるが、通し続けるとにごりが消える
    少量(しょうりょう)のCO₂でCaCO₃の白色(はくしょく)沈殿(ちんでん)(新しいタブで開きます)が生(しょう)じて白(しろ)くにごるが、さらに通(とお)し続(つづ)けると水(みず)に溶(と)けやすいCa(HCO₃)₂に変(か)わり、にごりが消(き)える。

  3. 硫酸(りゅうさん)バリウムBaSO₄が胃(い)のX線(せん)検査(けんさ)(バリウム検査(けんさ))の造影(ぞうえい)剤(ざい)に使(つか)われる理由(りゆう)として正(ただ)しいものはどれか。

    • ◯ 水(みず)によく溶(と)けて体(からだ)に吸収(きゅうしゅう)されやすいから
    • ◯ 強(つよ)い塩基(えんき)性(せい)を示(しめ)すから
    • ◯ 水(みず)にほとんど溶(と)けずX線(せん)を通(とお)しにくいから
    • ◯ 炎色反応(えんしょくはんのう)を起(お)こすから

    正解:水にほとんど溶けずX線を通しにくいから
    BaSO₄は水(みず)にほとんど溶(と)けずX線(せん)を通(とお)しにくいため、体内(たいない)に害(がい)を与(あた)えにくく、X線(せん)写真(しゃしん)にはっきり写(うつ)る造影(ぞうえい)剤(ざい)として使(つか)われる。

  4. カルシウムCaの炎色反応(えんしょくはんのう)の色(いろ)として正(ただ)しいものはどれか。

    • ◯ 青(あお)緑色(みどりいろ)
    • ◯ 橙(だいだい)赤色(あかいろ)
    • ◯ 黄(き)緑色(みどりいろ)
    • ◯ 紫色(むらさきいろ)

    正解:橙赤色
    アルカリ土(つち)類(るい)金属(きんぞく)の炎色反応(えんしょくはんのう)(新しいタブで開きます)は、Caが橙(だいだい)赤色(あかいろ)、Baが黄(き)緑色(みどりいろ)を示(しめ)す(Mgは明確(めいかく)な炎色(ほのおしょく)を示(しめ)さない)。

単元のポイント

  • アルカリ土(つち)類(るい)金属(きんぞく) 周期表(しゅうきひょう)2族(ぞく)のMg・Ca・Ba・Srなど。最外殻電子(さいがいかくでんし)2個(こ)で2価(か)の陽(よう)イオンになりやすい金属(きんぞく)
  • 石灰石(せっかいせき)の熱分解(ねつぶんかい) CaCO₃→CaO+CO₂。生成(せいせい)するCaO(生石灰(せいせっかい))に水(みず)を加(くわ)えるとCa(OH)₂(消石灰(しょうせっかい))になり発熱(はつねつ)する
  • 石灰水のCO₂検出(せっかいすいのにさんかたんそけんしゅつ) Ca(OH)₂水溶液(すいようえき)にCO₂を通(とお)すとCaCO₃の白色(はくしょく)沈殿(ちんでん)で白(しろ)くにごり、CO₂が多(おお)いとCa(HCO₃)₂になってにごりが消(き)える
  • 炎色反応(えんしょくはんのう)(新しいタブで開きます) Caは橙(だいだい)赤色(あかいろ)、Baは黄(き)緑色(みどりいろ)の炎色反応(えんしょくはんのう)を示(しめ)す(Mgは明確(めいかく)な炎色(ほのおしょく)を示(しめ)さない)

出典・クレジット

単元の並びは学習指導要領に沿って作り、年号や人物などの事実は公開データと照らし合わせています。誤りに気づいたら意見箱からお知らせください。確かめて直します。テストや受験の前には、教科書や先生の説明もあわせて確認してください。

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単元のポイント
  • アルカリ土(つち)類(るい)金属(きんぞく) 周期表(しゅうきひょう)2族(ぞく)のMg・Ca・Ba・Srなど。最外殻電子(さいがいかくでんし)2個(こ)で2価(か)の陽(よう)イオンになりやすい金属(きんぞく)
  • 石灰石(せっかいせき)の熱分解(ねつぶんかい) CaCO₃→CaO+CO₂。生成(せいせい)するCaO(生石灰(せいせっかい))に水(みず)を加(くわ)えるとCa(OH)₂(消石灰(しょうせっかい))になり発熱(はつねつ)する
  • 石灰水のCO₂検出(せっかいすいのにさんかたんそけんしゅつ) Ca(OH)₂水溶液(すいようえき)にCO₂を通(とお)すとCaCO₃の白色(はくしょく)沈殿(ちんでん)で白(しろ)くにごり、CO₂が多(おお)いとCa(HCO₃)₂になってにごりが消(き)える
  • 炎色反応(えんしょくはんのう)(新しいタブで開きます) Caは橙(だいだい)赤色(あかいろ)、Baは黄(き)緑色(みどりいろ)の炎色反応(えんしょくはんのう)を示(しめ)す(Mgは明確(めいかく)な炎色(ほのおしょく)を示(しめ)さない)