本文へ移動

人類(じんるい)の系統(けい)と進化(うとしんか)

カエル先生拇指対向性(ぼしたいこうせい)と両眼視(りょうがんし)は木(き)の上(うえ)の生活(せいかつ)に、直立(ちょくりつ)二足(にそく)歩行(ほこう)は手(て)を自由(じゆう)にする点(てん)に注目(ちゅうもく)して読(よ)むとつながりやすいよ。

30秒でつかむ

  1. ヒトを含(ふく)む**霊長類(れいちょうるい)**には、物(もの)をつかめる**拇指対向性(ぼしたいこうせい)**や、距離(きょり)をつかめる両眼視(りょうがんし)という特徴(とくちょう)がある。
  2. ヒトは**直立(ちょくりつ)二足(にそく)歩行(ほこう)**を行(おこな)う点(てん)で他(た)の霊長類(れいちょうるい)と大(おお)きく異(こと)なり、手(て)が歩行(ほこう)から解放(かいほう)され道具(どうぐ)を使(つか)えるようになった。
  3. 人類(じんるい)の進化(しんか)(新しいタブで開きます)は、おおまかに**猿人(えんじん)**・**原人(げんじん)**・**旧人(きゅうじん)**・**新人(しんじん)**という段階(だんかい)で理解(りかい)される。

ChatGPT に解説してもらう(新しいタブで開きます)

詳しく

霊長類(れいちょうるい)の特徴(とくちょう)

ヒトが含(ふく)まれる霊長類(れいちょうるい)には、木(き)の上(うえ)での生活(せいかつ)に適応(てきおう)した特徴(とくちょう)が多(おお)い。親指(おやゆび)が他(た)の指(ゆび)と向(む)かい合(あ)い、物(もの)をしっかりつかめる拇指対向性(ぼしたいこうせい)は、枝(えだ)をつかんで移動(いどう)するのに役立(やくだ)つ特徴(とくちょう)である。

また、顔(かお)の前方(ぜんぽう)に両目(りょうめ)が並(なら)び、同(おな)じものを両方(りょうほう)の目(め)で見(み)る両眼視(りょうがんし)ができることも霊長類(れいちょうるい)の特徴(とくちょう)だ。両眼視(りょうがんし)によって視野(しや)(新しいタブで開きます)の重(かさ)なる部分(ぶぶん)で立体(りったい)的(てき)に距離(きょり)をつかめるようになり、枝(えだ)から枝(えだ)へ飛(と)び移(うつ)る動(うご)きに適(てき)している。

霊長類(れいちょうるい)の中(なか)でも、ヒトは直立(ちょくりつ)二足(にそく)歩行(ほこう)を行(おこな)う点(てん)で大(おお)きく異(こと)なる。直立(ちょくりつ)二足(にそく)歩行(ほこう)によって手(て)が歩行(ほこう)から解放(かいほう)され、道具(どうぐ)を使(つか)うことができるようになったと考(かんが)えられている。

拇指対向性と両眼視Asatte Studio(Manazoo)/オリジナル(コードで作図)

猿人(えんじん)から新人(しんじん)までの道筋(みちすじ)

人類(じんるい)の進化(しんか)は、おおまかに猿人(えんじん)・原人(げんじん)・旧人(きゅうじん)・新人(しんじん)という段階(だんかい)で理解(りかい)されることが多(おお)い。最初(さいしょ)期(き)の猿人(えんじん)は、アフリカで直立(ちょくりつ)二足(にそく)歩行(ほこう)を始(はじ)めたと考(かんが)えられる化石(かせき)(新しいタブで開きます)人類(じんるい)で、脳(のう)の大(おお)きさは現在(げんざい)のヒトよりもかなり小(ちい)さい。

次(つぎ)の段階(だんかい)の原人(げんじん)は、猿人(えんじん)よりも脳(のう)が大(おお)きくなり、火(ひ)や石器(せっき)を使(つか)っていたと考(かんが)えられている。原人(げんじん)の一部(いちぶ)はアフリカを出(で)て、ユーラシア大陸(たいりく)の広(ひろ)い範囲(はんい)に広(ひろ)がっていった。

旧人(きゅうじん)には、ヨーロッパなどで見(み)つかるネアンデルタール人(じん)などが含(ふく)まれ、現在(げんざい)のヒトである新人(しんじん)(ホモ・サピエンス)よりも前(まえ)に現(あらわ)れたが、新人(しんじん)の祖先(そせん)ではなく、別(べつ)の系統(けいとう)として現(あらわ)れたのちに絶滅(ぜつめつ)(新しいタブで開きます)した。

猿人から新人までの進化Asatte Studio(Manazoo)/オリジナル(コードで作図)

直立(ちょくりつ)二足(にそく)歩行(ほこう)と形態(けいたい)的(てき)特徴(とくちょう)

直立(ちょくりつ)二足(にそく)歩行(ほこう)をする人類(じんるい)の骨格(こっかく)には、四足(よつあし)で歩(ある)く動物(どうぶつ)とは異(こと)なる特徴(とくちょう)が見(み)られる。頭(あたま)を支(ささ)える穴(あな)(大後頭孔(だいこうとうこう))が頭骨(ずこつ)の下(した)のほぼ中央(ちゅうおう)にあり、骨盤(こつばん)が横(よこ)に広(ひろ)く短(みじか)い形(かたち)をしている。

このような骨格(こっかく)の特徴(とくちょう)は、体重(たいじゅう)を2本(ほん)の足(あし)でまっすぐ支(ささ)えるために都合(つごう)がよい。足(あし)の裏(うら)にも、体重(たいじゅう)を受(う)け止(と)めるための土踏(つちふ)まず(アーチ状(じょう)の構造(こうぞう))が発達(はったつ)している。

これらの形態(けいたい)的(てき)特徴(とくちょう)を化石(かせき)人類(じんるい)どうしで比較(ひかく)することで、直立(ちょくりつ)二足(にそく)歩行(ほこう)がいつごろ獲得(かくとく)されたか、脳(のう)の大(おお)きさがどう変化(へんか)してきたかなど、人類(じんるい)の進化(しんか)の道筋(みちすじ)を推定(すいてい)することができる。

確認問題

問題 1 / 4親指(おやゆび)が他(た)の指(ゆび)と向(む)かい合(あ)い、物(もの)をしっかりつかめる霊長類(れいちょうるい)の特徴(とくちょう)を何(なん)というか。

確認問題(解答用紙)

この問題を端末で解くための QR コード

スマホやタブレットで読み取ると、この問題をその場で解けます。

https://manazoo.com/science/human-evolution-and-primates/?from=print#quiz

  1. 親指(おやゆび)が他(た)の指(ゆび)と向(む)かい合(あ)い、物(もの)をしっかりつかめる霊長類(れいちょうるい)の特徴(とくちょう)を何(なん)というか。

    • ◯ 両眼視(りょうがんし)
    • ◯ 直立(ちょくりつ)二足(にそく)歩行(ほこう)
    • ◯ 拇指対向性(ぼしたいこうせい)
    • ◯ 大後頭孔(だいこうとうこう)

    正解:拇指対向性
    親指(おやゆび)が他(た)の指(ゆび)と向(む)かい合(あ)い、物(もの)をしっかりつかめる特徴(とくちょう)を拇指対向性(ぼしたいこうせい)という。枝(えだ)をつかんで移動(いどう)するのに役立(やくだ)つ。

  2. ヒトが直立(ちょくりつ)二足(にそく)歩行(ほこう)を行(おこな)うことで、歩行(ほこう)の役割(やくわり)から解放(かいほう)され、道具(どうぐ)を使(つか)えるようになった部分(ぶぶん)はどこか。

    • ◯ 手(て)
    • ◯ 骨盤(こつばん)
    • ◯ 足(あし)
    • ◯ 脊柱(せきちゅう)

    正解:手
    直立(ちょくりつ)二足(にそく)歩行(ほこう)によって手(て)が歩行(ほこう)から解放(かいほう)され、道具(どうぐ)を使(つか)うことができるようになったと考(かんが)えられている。

  3. 旧人(きゅうじん)に含(ふく)まれるネアンデルタール人(じん)と、現在(げんざい)のヒトである新人(しんじん)(ホモ・サピエンス)の関係(かんけい)として正(ただ)しいものはどれか。

    • ◯ ネアンデルタール人(じん)は新人(しんじん)より後(のち)に現(あらわ)れた
    • ◯ ネアンデルタール人(じん)は新人(しんじん)より前(まえ)に現(あらわ)れたが、新人(しんじん)の祖先(そせん)ではなく別(べつ)の系統(けいとう)である
    • ◯ ネアンデルタール人(じん)と新人(しんじん)は同(おな)じ種(しゅ)である
    • ◯ ネアンデルタール人(じん)は新人(しんじん)の直接(ちょくせつ)の祖先(そせん)である

    正解:ネアンデルタール人は新人より前に現れたが、新人の祖先ではなく別の系統である
    ネアンデルタール人(じん)などの旧人(きゅうじん)は新人(しんじん)より前(まえ)に現(あらわ)れたが、新人(しんじん)の祖先(そせん)ではなく、別(べつ)の系統(けいとう)として現(あらわ)れたのちに絶滅(ぜつめつ)(新しいタブで開きます)した。

  4. 直立(ちょくりつ)二足(にそく)歩行(ほこう)をする人類(じんるい)の頭骨(ずこつ)で、頭(あたま)を支(ささ)える穴(あな)(大後頭孔(だいこうとうこう))の位置(いち)の特徴(とくちょう)はどれか。

    • ◯ 頭骨(ずこつ)の後方(こうほう)の端(はじ)にある
    • ◯ 頭骨(ずこつ)の下(した)のほぼ中央(ちゅうおう)にある
    • ◯ 頭骨(ずこつ)の前方(ぜんぽう)にある
    • ◯ 頭骨(ずこつ)の側面(そくめん)にある

    正解:頭骨の下のほぼ中央にある
    直立(ちょくりつ)二足(にそく)歩行(ほこう)をする人類(じんるい)では、大後頭孔(だいこうとうこう)が頭骨(ずこつ)の下(した)のほぼ中央(ちゅうおう)にあり、骨盤(こつばん)が横(よこ)に広(ひろ)く短(みじか)い形(かたち)をしている。

単元のポイント

  • 拇指対向性(ぼしたいこうせい) 親指(おやゆび)が他(た)の指(ゆび)と向(む)かい合(あ)い、物(もの)をしっかりつかめる霊長類(れいちょうるい)の特徴(とくちょう)
  • 直立(ちょくりつ)二足(にそく)歩行(ほこう)(新しいタブで開きます) ヒトが行(おこな)う2本(ほん)の足(あし)で立(た)って歩(ある)く移動(いどう)のしかた。手(て)を歩行(ほこう)から解放(かいほう)した
  • 猿人(えんじん)・原人(げんじん)・旧人(きゅうじん)・新人(しんじん) 人類(じんるい)の進化(しんか)をおおまかに分(わ)けた段階(だんかい)。脳(のう)の大(おお)きさや道具(どうぐ)の使用(しよう)などが段階(だんかい)ごとに異(こと)なる
  • 旧人(きゅうじん)と新人(しんじん)の関係(かんけい) ネアンデルタール人(じん)などの旧人(きゅうじん)は新人(しんじん)より前(まえ)に現(あらわ)れたが、新人(しんじん)の祖先(そせん)ではなく別(べつ)の系統(けいとう)である
問題を解く
単元のポイント
  • 拇指対向性(ぼしたいこうせい) 親指(おやゆび)が他(た)の指(ゆび)と向(む)かい合(あ)い、物(もの)をしっかりつかめる霊長類(れいちょうるい)の特徴(とくちょう)
  • 直立(ちょくりつ)二足(にそく)歩行(ほこう)(新しいタブで開きます) ヒトが行(おこな)う2本(ほん)の足(あし)で立(た)って歩(ある)く移動(いどう)のしかた。手(て)を歩行(ほこう)から解放(かいほう)した
  • 猿人(えんじん)・原人(げんじん)・旧人(きゅうじん)・新人(しんじん) 人類(じんるい)の進化(しんか)をおおまかに分(わ)けた段階(だんかい)。脳(のう)の大(おお)きさや道具(どうぐ)の使用(しよう)などが段階(だんかい)ごとに異(こと)なる
  • 旧人(きゅうじん)と新人(しんじん)の関係(かんけい) ネアンデルタール人(じん)などの旧人(きゅうじん)は新人(しんじん)より前(まえ)に現(あらわ)れたが、新人(しんじん)の祖先(そせん)ではなく別(べつ)の系統(けいとう)である