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タンパク質(しつ)の働(はたら)きと膜(まく)輸送(ゆそう)

カエル先生ポンプはATPを使(つか)う輸送(ゆそう)、チャネルは使(つか)わない輸送(ゆそう)。見分(みわ)けておこう。

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  1. 濃度(のうど)(新しいタブで開きます)の高(たか)い方(ほう)から低(ひく)い方(ほう)への拡散(かくさん)を**チャネル**や**輸送体(ゆそうたい)**が助(たす)け、低(ひく)い方(ほう)から高(たか)い方(ほう)へはATP(新しいタブで開きます)を使(つか)う**ポンプ**が運(はこ)ぶ。
  2. **ナトリウムポンプ**は、ATP1分子(ぶんし)(新しいタブで開きます)でナトリウムイオン(新しいタブで開きます)3個(こ)を外(そと)へ、カリウムイオン2個(こ)を内(うち)へ運(はこ)ぶ。
  3. **受容体(じゅようたい)**は外(そと)からの情報(じょうほう)を受(う)け取(と)り、**モータータンパク質(しつ)**のミオシンやキネシンはATPで分子(ぶんし)を動(うご)かす。

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詳しく

チャネル・輸送体(ゆそうたい)・ポンプによる膜(まく)輸送(ゆそう)

細胞(さいぼう)膜(まく)を物質(ぶっしつ)が通(とお)りぬけるとき、濃度(のうど)の高(たか)い方(ほう)から低(ひく)い方(ほう)へ移動(いどう)する拡散(かくさん)のしくみをチャネルや輸送体(ゆそうたい)という膜(まく)タンパク質(しつ)(新しいタブで開きます)が助(たす)ける。これらは特定(とくてい)の物質(ぶっしつ)だけを通(とお)す通路(つうろ)としてはたらき、エネルギーを使(つか)わない。

一方(いっぽう)、濃度(のうど)の低(ひく)い方(ほう)から高(たか)い方(ほう)へ物質(ぶっしつ)を運(はこ)ぶには、ATPのエネルギーを使(つか)うポンプという膜(まく)タンパク質(しつ)が必要(ひつよう)である。代表(だいひょう)例(れい)が、細胞内(さいぼうない)のナトリウムイオンを外(そと)へ、カリウムイオンを内(うち)へ運(はこ)ぶナトリウムポンプである。

ナトリウムポンプは、ATPを1分子(ぶんし)分解(ぶんかい)するごとにナトリウムイオン3個(こ)を細胞外(さいぼうがい)へ、カリウムイオン2個(こ)を細胞内(さいぼうない)へ運(はこ)ぶ。この輸送(ゆそう)によって、細胞(さいぼう)の内(うち)と外(そと)とでイオンの濃度(のうど)差(さ)が保(たも)たれている。

ナトリウムポンプによる能動輸送Asatte Studio(Manazoo)/オリジナル(コードで作図)

受容体(じゅようたい)とモータータンパク質(しつ)

膜(まく)タンパク質(しつ)には、物質(ぶっしつ)を運(はこ)ぶ以外(いがい)のはたらきをもつものも多(おお)い。細胞(さいぼう)の外(そと)からのホルモン(新しいタブで開きます)などの情報(じょうほう)を受(う)け取(と)る受容体(じゅようたい)は、特定(とくてい)の物質(ぶっしつ)が結合(けつごう)すると立体(りったい)構造(こうぞう)を変化(へんか)させ、細胞内(さいぼうない)に情報(じょうほう)を伝(つた)える。

細胞(さいぼう)の中(なか)で分子(ぶんし)を動(うご)かすモータータンパク質(しつ)も、タンパク質(しつ)が生命(せいめい)現象(げんしょう)を支(ささ)える例(れい)である。筋肉(きんにく)の収縮(しゅうしゅく)に関(かか)わるミオシンは、アクチンフィラメント(新しいタブで開きます)の上(うえ)を動(うご)いて力(ちから)を生(う)み出(だ)す。

微小(びしょう)管(かん)の上(うえ)を荷物(にもつ)を運(はこ)びながら移動(いどう)するキネシンも、モータータンパク質(しつ)の一種(いっしゅ)である。これらは、ATPの分解(ぶんかい)で得(え)たエネルギーを使(つか)って一方向(いちほうこう)に動(うご)く点(てん)で共通(きょうつう)している。

モータータンパク質(ミオシン・キネシン)の動きAsatte Studio(Manazoo)/オリジナル(コードで作図)

タンパク質(しつ)のはたらきが多様(たよう)である理由(りゆう)

タンパク質(しつ)は、アミノ酸(さん)の並(なら)び方(かた)によって立体(りったい)構造(こうぞう)が決(き)まり、その構造(こうぞう)に応(おう)じた特定(とくてい)のはたらきをもつ。チャネル・輸送体(ゆそうたい)・ポンプ・受容体(じゅようたい)・モータータンパク質(しつ)は、どれも立体(りったい)構造(こうぞう)が異(こと)なるからこそ、はたらきも異(こと)なるのだ。

1種類(しゅるい)のタンパク質(しつ)につき、基本(きほん)的(てき)に1種類(しゅるい)のはたらきが対応(たいおう)する。細胞(さいぼう)がもつ多数(たすう)の生命(せいめい)現象(げんしょう)は、それぞれの役割(やくわり)に特(とく)化(か)した多種(たしゅ)多様(たよう)なタンパク質(しつ)の組合(くみあわ)せによって支(ささ)えられている。

このように、生体(せいたい)膜(まく)に埋(う)め込(こ)まれたタンパク質(しつ)の種類(しゅるい)が、そのまま細胞(さいぼう)にできることの種類(しゅるい)を左右(さゆう)するわけだ。生体(せいたい)膜(まく)とタンパク質(しつ)は、合(あ)わせて細胞(さいぼう)の機能(きのう)を生(う)み出(だ)す土台(どだい)といえる。

確認問題

問題 1 / 4チャネルや輸送体(ゆそうたい)が助(たす)ける、濃度(のうど)の高(たか)い方(ほう)から低(ひく)い方(ほう)へ物質(ぶっしつ)が移動(いどう)するしくみを何(なん)というか。

確認問題(解答用紙)

この問題を端末で解くための QR コード

スマホやタブレットで読み取ると、この問題をその場で解けます。

https://manazoo.com/science/membrane-transport-and-protein-function/?from=print#quiz

  1. チャネルや輸送体(ゆそうたい)が助(たす)ける、濃度(のうど)の高(たか)い方(ほう)から低(ひく)い方(ほう)へ物質(ぶっしつ)が移動(いどう)するしくみを何(なん)というか。

    • ◯ 拡散(かくさん)
    • ◯ ファゴサイトーシス
    • ◯ 浸透圧(しんとうあつ)
    • ◯ 能動(のうどう)輸送(ゆそう)

    正解:拡散
    チャネルや輸送体(ゆそうたい)は、エネルギーを使(つか)わずに濃度(のうど)(新しいタブで開きます)の高(たか)い方(ほう)から低(ひく)い方(ほう)へ物質(ぶっしつ)が移動(いどう)する拡散(かくさん)を助(たす)ける膜(まく)タンパク質(しつ)(新しいタブで開きます)である。

  2. ナトリウムポンプがATP1分子(ぶんし)を使(つか)って運(はこ)ぶナトリウムイオンとカリウムイオンの個数(こすう)の組合(くみあわ)せは何(なに)か。

    • ◯ ナトリウムイオン2個(こ)・カリウムイオン2個(こ)
    • ◯ ナトリウムイオン2個(こ)・カリウムイオン3個(こ)
    • ◯ ナトリウムイオン3個(こ)・カリウムイオン2個(こ)
    • ◯ ナトリウムイオン1個(こ)・カリウムイオン1個(こ)

    正解:ナトリウムイオン3個・カリウムイオン2個
    ナトリウムポンプは、ATP(新しいタブで開きます)を1分子(ぶんし)(新しいタブで開きます)分解(ぶんかい)するごとにナトリウムイオン(新しいタブで開きます)3個(こ)を細胞外(さいぼうがい)へ、カリウムイオン2個(こ)を細胞内(さいぼうない)へ運(はこ)ぶ。

  3. 細胞(さいぼう)の外(そと)からの情報(じょうほう)を受(う)け取(と)り、結合(けつごう)すると立体(りったい)構造(こうぞう)を変化(へんか)させる膜(まく)タンパク質(しつ)を何(なん)というか。

    • ◯ チャネル
    • ◯ 輸送体(ゆそうたい)
    • ◯ 受容体(じゅようたい)
    • ◯ 細胞骨格(さいぼうこっかく)

    正解:受容体
    受容体(じゅようたい)は、ホルモン(新しいタブで開きます)など特定(とくてい)の物質(ぶっしつ)が結合(けつごう)すると立体(りったい)構造(こうぞう)を変化(へんか)させ、細胞内(さいぼうない)に情報(じょうほう)を伝(つた)える膜(まく)タンパク質(しつ)である。

  4. ATPの分解(ぶんかい)で得(え)たエネルギーを使(つか)って一方向(いちほうこう)に動(うご)く、ミオシンやキネシンなどのタンパク質(しつ)を何(なん)というか。

    • ◯ モータータンパク質(しつ)
    • ◯ 構造(こうぞう)タンパク質(しつ)
    • ◯ 貯蔵(ちょぞう)タンパク質(しつ)
    • ◯ 酵素(こうそ)

    正解:モータータンパク質
    ミオシンやキネシンは、ATPの分解(ぶんかい)で得(え)たエネルギーを使(つか)って一方向(いちほうこう)に動(うご)くモータータンパク質(しつ)である。

単元のポイント

  • チャネル・輸送体(ゆそうたい) 濃度(のうど)の高(たか)い方(ほう)から低(ひく)い方(ほう)へ、エネルギーを使(つか)わずに物質(ぶっしつ)を通(とお)す膜(まく)タンパク質(しつ)
  • ナトリウムポンプ ATPを使(つか)い、ナトリウムイオンを細胞外(さいぼうがい)へ、カリウムイオンを細胞内(さいぼうない)へ運(はこ)ぶポンプ
  • 受容体(じゅようたい)(新しいタブで開きます) 細胞外(さいぼうがい)からの物質(ぶっしつ)が結合(けつごう)すると立体(りったい)構造(こうぞう)を変(か)え、情報(じょうほう)を細胞内(さいぼうない)へ伝(つた)える膜(まく)タンパク質(しつ)
  • モータータンパク質(しつ) ATPの分解(ぶんかい)で得(え)たエネルギーを使(つか)って一方向(いちほうこう)に動(うご)く、ミオシンやキネシンなどのタンパク質(しつ)
問題を解く
単元のポイント
  • チャネル・輸送体(ゆそうたい) 濃度(のうど)の高(たか)い方(ほう)から低(ひく)い方(ほう)へ、エネルギーを使(つか)わずに物質(ぶっしつ)を通(とお)す膜(まく)タンパク質(しつ)
  • ナトリウムポンプ ATPを使(つか)い、ナトリウムイオンを細胞外(さいぼうがい)へ、カリウムイオンを細胞内(さいぼうない)へ運(はこ)ぶポンプ
  • 受容体(じゅようたい)(新しいタブで開きます) 細胞外(さいぼうがい)からの物質(ぶっしつ)が結合(けつごう)すると立体(りったい)構造(こうぞう)を変(か)え、情報(じょうほう)を細胞内(さいぼうない)へ伝(つた)える膜(まく)タンパク質(しつ)
  • モータータンパク質(しつ) ATPの分解(ぶんかい)で得(え)たエネルギーを使(つか)って一方向(いちほうこう)に動(うご)く、ミオシンやキネシンなどのタンパク質(しつ)