第三身分
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- 革命前のフランスで、聖職者・貴族以外の平民を指す身分。国民の大多数をしめ、重い税を負った。
- 1789年初め、シエイエス(新しいタブで開きます)は『第三身分とは何か』で、第三身分こそが本当の国民だと訴えた。
- 1789年6月、三部会(新しいタブで開きます)の第三身分の議員が国民議会(新しいタブで開きます)を名のり、革命の大きな転機となった。
詳しく
背景
革命前のフランスの社会は、聖職者の第一身分、貴族の第二身分、平民の第三身分に分かれていた。第一・第二身分は、税をまぬがれるなどの特権を持っていた。一方、国民の大多数をしめる第三身分は、重い税に苦しみながら、国の政治で意見を通す力は弱かったのである。
第三身分には、農民や都市の職人から、大商人・法律家などの豊かな市民(ブルジョワ)までが含まれる。
流れ
国の財政が行き詰まると、ルイ16世(新しいタブで開きます)は身分ごとの代表を集める三部会を開くことにした。開かれる前の1789年初め、聖職者のシエイエスは『第三身分とは何か』を書いた。そのなかで、第三身分こそが本当の国民だと強く訴えたのである。
三部会は1789年5月に開かれた。議決を身分ごとに数えるか、議員1人に1票とするかをめぐって、聖職者・貴族の側と第三身分が対立した。6月17日、第三身分の議員は自分たちこそ国民の代表だとして国民議会を名のる。
結果
第三身分の議員が国民議会を名のったことは、革命の大きな転機となった。6月20日、国民議会の議員は、憲法をつくるまで解散しないと誓った(球戯場の誓い)。8月4日の夜には、議会は身分による特権の廃止を決める。8月26日の人権宣言(新しいタブで開きます)では、人は生まれながらに自由で平等な権利をもつとうたった。
確認問題
確認問題(解答用紙)
スマホやタブレットで読み取ると、この問題をその場で解けます。
https://manazoo.com/history/third-estate/?from=print#quiz
革命前のフランスで、第三身分にあたる人々は?
- ◯ 生まれによって特権を持つ貴族
- ◯ 聖職者・貴族以外の平民
- ◯ 教会につとめる聖職者
- ◯ 国王とその家族
正解:聖職者・貴族以外の平民
第一身分は聖職者、第二身分は貴族で、それ以外の平民が第三身分だった。農民や職人から、大商人・法律家などの豊かな市民までが含まれる。1789年初め、『第三身分とは何か』を書き、第三身分こそが国民だと訴えた人物は?
- ◯ ルソー
- ◯ シエイエス
- ◯ ナポレオン
- ◯ ロベスピエール
正解:シエイエス
聖職者のシエイエス(新しいタブで開きます)は、身分ごとの代表が集まる三部会(新しいタブで開きます)が開かれる前に、この小冊子を出した。小冊子は大きな反響をよび、人々の考えを革命へ向けるうえで大きな役割を果たした。
単元のポイント
- 三部会(新しいタブで開きます) 聖職者・貴族・平民の3つの身分の代表からなるフランスの議会。1789年5月、1614年以来はじめて開かれた
- 『第三身分とは何か』 シエイエスが1789年初めに出した小冊子。「第三身分とは何か。すべてである」と書き、第三身分こそが国民だと主張した