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音(おと)の干渉(かんしょう)と回折(かいせつ)

カンガルー先生経路差(けいろさ)が波長(はちょう)の整数(せいすう)倍(ばい)なら強(つよ)め合(あ)い、半分(はんぶん)ずれると弱(よわ)め合(あ)う。波長(はちょう)が長(なが)い音(おと)ほど裏(うら)まで回(まわ)り込(こ)みやすいよ。

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  1. クインケ管(かん)は1つの音(おと)を2つの経路(けいろ)に分(わ)け、経路差(けいろさ)(新しいタブで開きます)によって強(つよ)め合(あ)いと弱(よわ)め合(あ)いを起(お)こす装置(そうち)。
  2. 経路差(けいろさ)ΔLが波長(はちょう)(新しいタブで開きます)の整数(せいすう)倍(ばい)なら強(つよ)め合(あ)い、半(はん)整数(せいすう)倍(ばい)なら弱(よわ)め合(あ)う。
  3. 波長(はちょう)が長(なが)い(振動数(しんどうすう)が低(ひく)い)音(おと)ほど、障害物(しょうがいぶつ)の裏(うら)まで回(まわ)り込(こ)む回折(かいせつ)(新しいタブで開きます)が起(お)こりやすい。

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詳しく

クインケ管(かん)の干渉(かんしょう)の条件(じょうけん)

スピーカーから出(で)た1つの音(おと)をY字(じ)に分(わ)け、長(なが)さの違(ちが)う2つの管(かん)(クインケ管(かん))を通(とお)して再(ふたた)び合流(ごうりゅう)させると、2つの経路(けいろ)を通(とお)った波(なみ)が重(かさ)なり合(あ)って干渉(かんしょう)する。経路(けいろ)の長(なが)さの差(さ)を経路差(けいろさ)ΔLとすると、ΔLが波長(はちょう)の整数(せいすう)倍(ばい)ΔL=mλ\Delta L = m\lambda(m=0,1,2,…)のとき2つの波(なみ)の位相(いそう)(新しいタブで開きます)がそろって強(つよ)め合(あ)い、ΔLが半(はん)波長分(はちょうぶん)だけずれる位置(いち)で位相(いそう)が逆(ぎゃく)になり弱(よわ)め合(あ)う。

波長(はちょう)λは音(おと)の速(はや)さ(新しいタブで開きます)v=340m/sと振動数(しんどうすう)fからλ=v/f\lambda = v/fで求(もと)められる。例(たと)えば振動数(しんどうすう)850Hzの音(おと)では、波長(はちょう)は340/850=0.40340/850=0.40mになる。この値(あたい)をΔLの条件(じょうけん)に当(あ)てはめれば、強(つよ)め合(あ)う位置(いち)と弱(よわ)め合(あ)う位置(いち)が求(もと)まる。

クインケ管(かん)の一方(いっぽう)は伸(の)び縮(ちぢ)みできる可動(かどう)管(かん)になっていて、管(かん)を伸(の)ばしてΔLを少(すこ)しずつ大(おお)きくしていくと、音(おと)の大(おお)きさが強(つよ)め合(あ)いと弱(よわ)め合(あ)いを周期(しゅうき)的(てき)に繰(く)り返(かえ)す。

経路差ΔLと干渉の強め合い・弱め合い(850Hzの音)Asatte Studio(Manazoo)/オリジナル(コードで作図)

例題(れいだい):クインケ管(かん)で消(き)える音(おと)

振動数(しんどうすう)850Hzの音(おと)(音(おと)の速(はや)さ340m/s)をクインケ管(かん)に通(とお)す。波長(はちょう)は340/850=0.40340/850=0.40mなので、経路差(けいろさ)ΔLが0のときは強(つよ)め合(あ)って音(おと)が大(おお)きく聞(き)こえる。可動(かどう)管(かん)を伸(の)ばしてΔLを大(おお)きくしていくと、ΔL=0.20m(半(はん)波長(はちょう))で初(はじ)めて音(おと)が消(き)えた。

さらに可動(かどう)管(かん)を伸(の)ばし、ΔL=0.40m(1波長(はちょう))になると再(ふたた)び強(つよ)め合(あ)って音(おと)が大(おお)きく聞(き)こえる。ΔLを0.20mずつ伸(の)ばすごとに、音(おと)が大(おお)きい状態(じょうたい)と消(き)える状態(じょうたい)が交互(こうご)に並(なら)ぶ。

回折(かいせつ)と音(おと)の屈折(くっせつ)

障害物(しょうがいぶつ)のうしろに音(おと)がどれだけ回(まわ)り込(こ)むか(回折(かいせつ))は、音(おと)の波長(はちょう)と障害物(しょうがいぶつ)の大(おお)きさの比(ひ)で決(き)まる。波長(はちょう)が障害物(しょうがいぶつ)よりずっと長(なが)い音(おと)は、まっすぐ進(すす)む代(か)わりに障害物(しょうがいぶつ)の裏(うら)まで大(おお)きく回(まわ)り込(こ)んで届(とど)く。

振動数(しんどうすう)100Hzの低(ひく)い音(おと)は波長(はちょう)が340/100=3.4340/100=3.4mと長(なが)く、ドアや壁(かべ)の裏(うら)にもよく回(まわ)り込(こ)んで聞(き)こえる。振動数(しんどうすう)850Hzのような高(たか)い音(おと)は波長(はちょう)が0.40mと短(みじか)く直進(ちょくしん)する性質(せいしつ)が強(つよ)いので、同(おな)じ壁(かべ)の裏(うら)では低(ひく)い音(おと)より聞(き)こえにくい。

音(おと)は空気(くうき)の温度(おんど)によって伝(つた)わる速(はや)さが変(か)わるため、進(すす)む方向(ほうこう)が曲(ま)がる屈折(くっせつ)(新しいタブで開きます)も起(お)こる。夜(よる)に地表(ちひょう)近(ちか)くの空気(くうき)が冷(ひ)えると上空(じょうくう)より音(おと)が速(はや)く伝(つた)わる層(そう)ができ、音(おと)が地面(じめん)側(がわ)へ曲(ま)がって届(とど)きやすくなり、昼間(ひるま)より遠(とお)くまで音(おと)が届(とど)きやすい。

波長の長さで変わる回折のしやすさ(100Hzと850Hz)Asatte Studio(Manazoo)/オリジナル(コードで作図)

確認問題

問題 1 / 4振動数(しんどうすう)850Hzの音(おと)をクインケ管(かん)に通(とお)す。音(おと)の速(はや)さを340m/sとすると、波長(はちょう)は何(なん)mか。

確認問題(解答用紙)

この問題を端末で解くための QR コード

スマホやタブレットで読み取ると、この問題をその場で解けます。

https://manazoo.com/science/sound-interference-and-diffraction/?from=print#quiz

  1. 振動数(しんどうすう)850Hzの音(おと)をクインケ管(かん)に通(とお)す。音(おと)の速(はや)さを340m/sとすると、波長(はちょう)は何(なん)mか。

    答え:____________

    正解:0.40
    波長(はちょう)(新しいタブで開きます)はλ=v/f=340÷850=0.40m。

  2. 振動数(しんどうすう)850Hz・音(おと)の速(はや)さ340m/sの音(おと)をクインケ管(かん)に通(とお)す。経路差(けいろさ)ΔLが0のとき強(つよ)め合(あ)って聞(き)こえる。可動(かどう)管(かん)を伸(の)ばしてΔLを大(おお)きくしていくと、初(はじ)めて音(おと)が消(き)えるのはΔLが何(なん)mのときか。

    答え:____________

    正解:0.20
    波長(はちょう)λ=340÷850=0.40m。初(はじ)めて弱(よわ)め合(あ)うのは半(はん)波長(はちょう)の位置(いち)なので、ΔL=0.40÷2=0.20m。

  3. 振動数(しんどうすう)100Hzの低(ひく)い音(おと)(音(おと)の速(はや)さ340m/s)の波長(はちょう)は何(なん)mか。

    答え:____________

    正解:3.4
    波長(はちょう)はλ=v/f=340÷100=3.4m。

  4. 波長(はちょう)の長(なが)い低(ひく)い音(おと)と、波長(はちょう)の短(みじか)い高(たか)い音(おと)のうち、障害物(しょうがいぶつ)の裏(うら)まで回(まわ)り込(こ)みやすい(回折(かいせつ)しやすい)のはどちらか。

    • ◯ 波長(はちょう)が短(みじか)い高(たか)い音(おと)
    • ◯ 回折(かいせつ)は音(おと)では起(お)こらない
    • ◯ 波長(はちょう)が長(なが)い低(ひく)い音(おと)
    • ◯ どちらも同(おな)じ回(まわ)り込(こ)みやすさ

    正解:波長が長い低い音
    回折(かいせつ)(新しいタブで開きます)のしやすさは波長(はちょう)と障害物(しょうがいぶつ)の大(おお)きさの比(ひ)で決(き)まり、波長(はちょう)が長(なが)い音(おと)ほど障害物(しょうがいぶつ)の裏(うら)まで大(おお)きく回(まわ)り込(こ)んで伝(つた)わる。

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