本文へ移動

線分(せんぶん)の比(ひ)の作図(さくず)と円(えん)の接線(せっせん)の作図(さくず)

ゾウ先生接線(せっせん)の作図(さくず)は、直径(ちょっけい)に対(たい)する円周角(えんしゅうかく)が90°になることがカギだよ。長(なが)さ√aの線分(せんぶん)も、直角(ちょっかく)三角形(さんかくけい)の高(たか)さを使(つか)えば作図(さくず)できる。

30秒でつかむ

  1. 線分(せんぶん)ABをm:nに分(わ)ける内分(ないぶん)点(てん)(新しいタブで開きます)・外分(がいぶん)点(てん)は、平行(へいこう)線(せん)が線分(せんぶん)を同(おな)じ比(ひ)に分(わ)ける性質(せいしつ)を使(つか)って作図(さくず)する。
  2. 円(えん)の外部(がいぶ)の点(てん)Pを通(とお)る接線(せっせん)(新しいタブで開きます)は、線分(せんぶん)OPを直径(ちょっけい)とする円(えん)と、もとの円(えん)との交点(こうてん)を接点(せってん)にして作図(さくず)する。
  3. 長(なが)さ√aの線分(せんぶん)は、長(なが)さa+1の線分(せんぶん)を直径(ちょっけい)とする半円(はんえん)をかき、分(わ)け目(め)から立(た)てた垂線(すいせん)の高(たか)さとして作図(さくず)できる。

詳しく

公式(こうしき)

中学(ちゅうがく)では、角(かく)の二等分線(にとうぶんせん)・垂直二等分線(すいちょくにとうぶんせん)(新しいタブで開きます)・垂線(すいせん)の作図(さくず)を学(まな)んだ。ここでは、線分(せんぶん)を比(ひ)に分(わ)ける点(てん)や、円(えん)の外部(がいぶ)の点(てん)を通(とお)る接線(せっせん)の作図(さくず)を見(み)ていく。

線分(せんぶん)ABをm:nに内分(ないぶん)する点(てん)は、Aから別(べつ)方向(ほうこう)に補助(ほじょ)の半(はん)直線(ちょくせん)を引(ひ)き、長(なが)さの単位(たんい)をm個(こ)、続(つづ)けてn個分(こぶん)とった点(てん)Cを決(き)め、CとBを結(むす)ぶ直線(ちょくせん)に平行(へいこう)な線(せん)をm番目(ばんめ)の分(わ)け目(め)からひいて求(もと)める。外分(がいぶん)点(てん)も同(おな)じ考(かんが)え方(かた)で、ABの延長上(えんちょうじょう)に補助(ほじょ)線(せん)をとって求(もと)める。

円(えん)Oの外部(がいぶ)の点(てん)Pを通(とお)る接線(せっせん)は、線分(せんぶん)OPを直径(ちょっけい)とする円(えん)をかき、もとの円(えん)Oとの交点(こうてん)を接点(せってん)にすればよい。直径(ちょっけい)に対(たい)する円周角(えんしゅうかく)(新しいタブで開きます)は90°になるので、その交点(こうてん)と中心(ちゅうしん)Oを結(むす)ぶ半径(はんけい)に接線(せっせん)が垂直(すいちょく)になる。

線分OPを直径とする円との交点を接点にして接線を作図するAsatte Studio(Manazoo)/オリジナル(コードで作図)

例題(れいだい)

例題(れいだい):円(えん)Oの半径(はんけい)3cm、中心(ちゅうしん)Oから外部(がいぶ)の点(てん)Pまでの距離(きょり)が5cmのとき、Pから引(ひ)いた接線(せっせん)の長(なが)さPTを求(もと)めよ。

接線(せっせん)PTは接点(せってん)Tで半径(はんけい)OTに垂直(すいちょく)になるので、三角形(さんかくけい)OPTは∠T=90°\angle T = 90°の直角(ちょっかく)三角形(さんかくけい)。

三(さん)平方(へいほう)の定理(ていり)(新しいタブで開きます)よりPT=OP2−OT2=52−32=16=4PT = \sqrt{OP^{2} - OT^{2}} = \sqrt{5^{2} - 3^{2}} = \sqrt{16} = 4で、接線(せっせん)の長(なが)さは4cm。

半径3cm、OP=5cmのときの接線の長さAsatte Studio(Manazoo)/オリジナル(コードで作図)

なぜそうなるか

接線(せっせん)の作図(さくず)で線分(せんぶん)OPを直径(ちょっけい)とする円(えん)を使(つか)うのは、直径(ちょっけい)に対(たい)する円周角(えんしゅうかく)がつねに90°になるから(タレスの定理(ていり))。線分(せんぶん)OPを直径(ちょっけい)とする円周上(えんしゅうじょう)の点(てん)Tは∠OTP=90°\angle OTP = 90°になるので、OTとPTはつねに垂直(すいちょく)になる。接点(せってん)を通(とお)る半径(はんけい)に垂直(すいちょく)な直線(ちょくせん)が接線(せっせん)なので、この点(てん)Tを通(とお)る直線(ちょくせん)PTが求(もと)める接線(せっせん)だ。

長(なが)さ√aの線分(せんぶん)は、長(なが)さa+1の線分(せんぶん)を直径(ちょっけい)とする半円(はんえん)をかき、aと1の分(わ)け目(め)の点(てん)から垂線(すいせん)を立(た)てて半円(はんえん)との交点(こうてん)までの高(たか)さを測(はか)れば作図(さくず)できる。直角(ちょっかく)三角形(さんかくけい)の高(たか)さは、分(わ)けた2つの線分(せんぶん)の長(なが)さ(aと1)の比例中項(ひれいちゅうこう)になるので、高(たか)さの2乗(じょう)がa×1=aa \times 1 = aになり、高(たか)さが√aになる。

内分(ないぶん)点(てん)の作図(さくず)で平行(へいこう)線(せん)を使(つか)うのは、平行(へいこう)線(せん)が線分(せんぶん)を同(おな)じ比(ひ)に分(わ)けるという、三角形(さんかくけい)と比(ひ)(新しいタブで開きます)の関係(かんけい)を利用(りよう)しているからだ。

確認問題

問題 1 / 4円(えん)の半径(はんけい)が5cm、中心(ちゅうしん)から外部(がいぶ)の点(てん)Pまでの距離(きょり)が13cmのとき、Pから引(ひ)いた接線(せっせん)の長(なが)さを求(もと)めよ。

確認問題(解答用紙)

この問題を端末で解くための QR コード

スマホやタブレットで読み取ると、この問題をその場で解けます。

https://manazoo.com/math/advanced-geometric-constructions/?from=print#quiz

  1. 円(えん)の半径(はんけい)が5cm、中心(ちゅうしん)から外部(がいぶ)の点(てん)Pまでの距離(きょり)が13cmのとき、Pから引(ひ)いた接線(せっせん)の長(なが)さを求(もと)めよ。

    答え:____________

    正解:12
    三(さん)平方(へいほう)の定理(ていり)(新しいタブで開きます)よりPT=√(13²−5²)=12cm。

  2. 円(えん)の外部(がいぶ)の点(てん)Pを通(とお)る接線(せっせん)を作図(さくず)するとき、線分(せんぶん)OPを直径(ちょっけい)とする円(えん)を使(つか)う理由(りゆう)はどれか。

    • ◯ 弦(げん)の長(なが)さが等(ひと)しくなるから
    • ◯ 相似(そうじ)な三角形(さんかくけい)ができるから
    • ◯ 円(えん)に内接(ないせつ)する四角形(しかくけい)になるから
    • ◯ 直径(ちょっけい)に対(たい)する円周角(えんしゅうかく)が90°になるから(タレスの定理(ていり))

    正解:直径に対する円周角が90°になるから(タレスの定理)
    線分(せんぶん)OPを直径(ちょっけい)とする円周上(えんしゅうじょう)の点(てん)は、直径(ちょっけい)OPの円周角(えんしゅうかく)(新しいタブで開きます)が90°になるので、接点(せってん)(新しいタブで開きます)を通(とお)る半径(はんけい)に垂直(すいちょく)な直線(ちょくせん)(接線(せっせん))が作図(さくず)できる。

  3. 線分(せんぶん)ABの延長上(えんちょうじょう)に点(てん)Dをとり、AD:DB=m:nとなるようにする作図(さくず)は、内分(ないぶん)点(てん)・外分(がいぶん)点(てん)のどちらの作図(さくず)か。

    • ◯ 外分(がいぶん)点(てん)
    • ◯ 内分(ないぶん)点(てん)

    正解:外分点
    点(てん)が線分(せんぶん)ABの延長上(えんちょうじょう)(外側(そとがわ))にあるので、外分(がいぶん)点(てん)の作図(さくず)である。

  4. 長(なが)さ3の線分(せんぶん)を、長(なが)さ2と1の部分(ぶぶん)に分(わ)けて直径(ちょっけい)とする半円(はんえん)をかき、分(わ)け目(め)から垂線(すいせん)を立(た)てる。垂線(すいせん)の高(たか)さはどれか(これは√2の作図(さくず)になる)。

    • ◯ 1.5
    • ◯ √2
    • ◯ 2
    • ◯ 3

    正解:√2
    垂線(すいせん)の高(たか)さの2乗(じょう)は、分(わ)けた2つの長(なが)さの積(せき)(比例中項(ひれいちゅうこう)の2乗(じょう))になるので2×1=2。高(たか)さは√2になる。

単元のポイント

問題を解く
単元のポイント