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複素数(ふくそすう)と図形(ずけい)

ゾウ先生αを原点(げんてん)に動(うご)かして考(かんが)えるのがコツ。zからαを引(ひ)いてから操作(そうさ)し、最後(さいご)にαを足(た)し戻(もど)そう。

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  1. 2点(てん)z1,z2間(あいだ)の距離(きょり)は|z2−z1|で求(もと)まる。線分(せんぶん)をm:nに内分(ないぶん)する点(てん)wは、w=(n z₁+m z₂)/(m+n)になる。
  2. 点(てん)zを原点(げんてん)のまわりにθ回転(かいてん)した点(てん)は、zに(cos(新しいタブで開きます)θ+i sinθ)を掛(か)けて求(もと)まる。
  3. 方程式(ほうていしき)|z−α|=rは、点(てん)αを中心(ちゅうしん)とする半径(はんけい)rの円(えん)を表(あらわ)す。

詳しく

公式(こうしき)

複素数(ふくそすう)(新しいタブで開きます)平面上(へいめんじょう)の2点(てん)z1z_1、z2z_2を結(むす)ぶ線分(せんぶん)の長(なが)さは、∣z2−z1∣|z_2-z_1|で求(もと)まる。

線分(せんぶん)z1z2z_1z_2をm:nに内分(ないぶん)する点(てん)wは、w=nz1+mz2m+nw=\dfrac{nz_1+mz_2}{m+n}になる。位置(いち)ベクトル(新しいタブで開きます)の式(しき)とまったく同(おな)じ形(かたち)だ。

点(てん)zを原点(げんてん)のまわりに角(かく)θ\thetaだけ回転(かいてん)した点(てん)は、z(cos⁡θ+isin⁡θ)z(\cos\theta+i\sin\theta)で求(もと)まる。極(きょく)形式(けいしき)(新しいタブで開きます)の積(せき)が回転(かいてん)を表(あらわ)すことを使(つか)っている。

点(てん)α\alphaを中心(ちゅうしん)に、点(てん)zを角(かく)θ\thetaだけ回転(かいてん)した点(てん)はα+(z−α)(cos⁡θ+isin⁡θ)\alpha+(z-\alpha)(\cos\theta+i\sin\theta)になる。一度(いちど)α\alphaを原点(げんてん)に移(うつ)してから回転(かいてん)し、戻(もど)す考(かんが)え方(かた)だ。

方程式(ほうていしき)∣z−α∣=r|z-\alpha|=rは、点(てん)α\alphaから距離(きょり)rにある点(てん)の集(あつ)まりを表(あらわ)す。これは中心(ちゅうしん)α\alpha、半径(はんけい)rの円(えん)になる。

αを中心にzをθ回転した点z′Asatte Studio(Manazoo)/オリジナル(コードで作図)

例題(れいだい)

例題(れいだい):z1=1+2iz_1=1+2i、z2=5+4iz_2=5+4iとする。2点間(てんかん)の距離(きょり)と、線分(せんぶん)z1z2z_1z_2を1:1に内分(ないぶん)する点(てん)を求(もと)めよ。

距離(きょり)は∣z2−z1∣=∣4+2i∣=42+22=25|z_2-z_1|=|4+2i|=\sqrt{4^2+2^2}=2\sqrt5になる。

内分(ないぶん)点(てん)(新しいタブで開きます)はm:n=1:1なので中点(ちゅうてん)になる。w=z1+z22=6+6i2=3+3iw=\dfrac{z_1+z_2}{2}=\dfrac{6+6i}{2}=3+3iだ。

なぜそうなるか

方程式(ほうていしき)∣z−α∣=r|z-\alpha|=rがなぜ円(えん)を表(あらわ)すのか、絶対値(ぜったいち)(新しいタブで開きます)の意味(いみ)から確(たし)かめよう。

∣z−α∣|z-\alpha|は、点(てん)zから点(てん)α\alphaまでの距離(きょり)だった。

この距離(きょり)がつねにrに等(ひと)しい点(てん)zの集(あつ)まりは、点(てん)α\alphaを中心(ちゅうしん)としてrだけ離(はな)れた点(てん)の集合(しゅうごう)になる。

これはまさに、中心(ちゅうしん)α\alpha、半径(はんけい)rの円(えん)の定義(ていぎ)そのものだ。だから∣z−α∣=r|z-\alpha|=rは円(えん)を表(あらわ)す。

回転(かいてん)の式(しき)z(cos⁡θ+isin⁡θ)z(\cos\theta+i\sin\theta)も、極(きょく)形式(けいしき)の積(せき)が原点(げんてん)のまわりの回転(かいてん)を表(あらわ)すという、前(まえ)のページの性質(せいしつ)をそのまま使(つか)っている。

|z−α|=rは中心α、半径rの円Asatte Studio(Manazoo)/オリジナル(コードで作図)

確認問題

問題 1 / 4z1=1+2i、z2=4+6iのとき、2点間(てんかん)の距離(きょり)を求(もと)めよ。

確認問題(解答用紙)

この問題を端末で解くための QR コード

スマホやタブレットで読み取ると、この問題をその場で解けます。

https://manazoo.com/math/complex-numbers-and-figures/?from=print#quiz

  1. z1=1+2i、z2=4+6iのとき、2点間(てんかん)の距離(きょり)を求(もと)めよ。

    答え:____________

    正解:5
    距離(きょり)は|z2-z1|で求(もと)まる。z2-z1=3+4iなので、|3+4i|=√(3²+4²)=5。

  2. z1=2+i、z2=8+7iを結(むす)ぶ線分(せんぶん)を2:1に内分(ないぶん)する点(てん)の実部(じつぶ)を求(もと)めよ。

    答え:____________

    正解:6
    内分(ないぶん)点(てん)(新しいタブで開きます)はw=(n z₁+m z₂)/(m+n)。実部(じつぶ)は(1×2+2×8)/3=18/3=6。

  3. 点(てん)z=2を原点(げんてん)のまわりに90°回転(かいてん)した点(てん)はどれか。

    • ◯ 2i
    • ◯ -2
    • ◯ -2i
    • ◯ 2

    正解:2i
    90°回転(かいてん)はzに(cos90°+i sin90°)=iを掛(か)ける。2×i=2iになる。

  4. 方程式(ほうていしき)|z-(1+i)|=3はどのような図形(ずけい)を表(あらわ)すか。

    • ◯ 直線(ちょくせん)
    • ◯ 中心(ちゅうしん)3、半径(はんけい)1+iの円(えん)
    • ◯ 中心(ちゅうしん)0、半径(はんけい)3の円(えん)
    • ◯ 中心(ちゅうしん)1+i、半径(はんけい)3の円(えん)

    正解:中心1+i、半径3の円
    |z-α|=rは中心(ちゅうしん)α、半径(はんけい)rの円(えん)を表(あらわ)す。α=1+i、r=3なので中心(ちゅうしん)1+i、半径(はんけい)3の円(えん)になる。

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