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アルカン・アルケン・アルキン

カメレオン先生アルカンは置(お)き換(か)わる、アルケン・アルキンは何(なに)かが付(つ)け加(くわ)わる。反応(はんのう)の型(がた)が覚(おぼ)え方(かた)のコツだよ。

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  1. 鎖(くさり)状(じょう)の炭化(たんか)水素(すいそ)は、単(たん)結合(けつごう)だけのアルカン、二重(にじゅう)結合(けつごう)をもつアルケン、三重(さんじゅう)結合(けつごう)をもつアルキンに分(わ)けられる。
  2. 飽和炭化水素(ほうわたんかすいそ)のアルカンは紫外線下(しがいせんか)でハロゲン(新しいタブで開きます)と置換反応(ちかんはんのう)を起(お)こし、不飽和炭化水素(ふほうわたんかすいそ)のアルケン・アルキンは付加反応(ふかはんのう)を起(お)こしやすい。
  3. アセチレンは炭化(たんか)カルシウムと水(みず)から得(え)られ、酸素(さんそ)アセチレン炎(えん)は金属(きんぞく)の溶接(ようせつ)に使(つか)われる。

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詳しく

飽和炭化水素(ほうわたんかすいそ)と不飽和炭化水素(ふほうわたんかすいそ)

鎖(くさり)状(じょう)の炭化(たんか)水素(すいそ)は、炭素(たんそ)原子間(げんしかん)の結合(けつごう)がすべて単(たん)結合(けつごう)のアルカン(一般(いっぱん)式(しき)CₙH₂ₙ₊₂)、二重(にじゅう)結合(けつごう)を1つ含(ふく)むアルケン(CₙH₂ₙ)、三重(さんじゅう)結合(けつごう)を1つ含(ふく)むアルキン(CₙH₂ₙ₋₂)に分(わ)けられる。アルケンとアルキンは不飽和炭化水素(ふほうわたんかすいそ)、アルカンは飽和炭化水素(ほうわたんかすいそ)と呼(よ)ばれる。

飽和炭化水素(ほうわたんかすいそ)のアルカンは反応(はんのう)性(せい)が低(ひく)く安定(あんてい)だが、紫外線(しがいせん)を当(あ)てると塩素(えんそ)などのハロゲンと置換反応(ちかんはんのう)を起(お)こし、水素(すいそ)原子(げんし)(新しいタブで開きます)がハロゲン原子(げんし)に置(お)き換(か)わる。メタンCH₄に塩素(えんそ)Cl₂を当(あ)てるとCH₄+Cl₂→CH₃Cl+HClのように進(すす)む。

不(ふ)飽和(ほうわ)結合(けつごう)をもつアルケン・アルキンは、二重(にじゅう)結合(けつごう)・三重(さんじゅう)結合(けつごう)の一部(いちぶ)が開(ひら)いて他(た)の原子(げんし)・原子(げんし)団(だん)が結合(けつごう)する付加反応(ふかはんのう)を起(お)こしやすい。臭素水(しゅうそすい)を加(くわ)えると赤褐色(せきかっしょく)が消(き)えることから、不(ふ)飽和(ほうわ)結合(けつごう)の有無(うむ)を確(たし)かめられる。

置換反応と付加反応Asatte Studio(Manazoo)/オリジナル(コードで作図)

例(れい):エチレンの付加反応(ふかはんのう)とアセチレンの製法(せいほう)

エチレン(新しいタブで開きます)(エテン)C₂H₄に臭素(しゅうそ)Br₂を加(くわ)えると、CH₂=CH₂+Br₂→CH₂Br-CH₂Br のように付加反応(ふかはんのう)が進(すす)み、臭素水(しゅうそすい)の赤褐色(せきかっしょく)が消(き)える。ニッケルを触媒(しょくばい)として水素(すいそ)H₂を付加(ふか)させると、エタンC₂H₆が得(え)られやすい。

アセチレンC₂H₂は、炭化(たんか)カルシウムCaC₂に水(みず)を加(くわ)えるCaC₂+2H₂O→Ca(OH)₂+C₂H₂という反応(はんのう)でつくられる。三重(さんじゅう)結合(けつごう)をもつため、酸素(さんそ)と混(ま)ぜて燃(も)やす酸素(さんそ)アセチレン炎(えん)は約(やく)3000℃に達(たっ)する高温(こうおん)になり、金属(きんぞく)の溶接(ようせつ)に使(つか)う。

アセチレンに触媒(しょくばい)(硫酸(りゅうさん)水銀(すいぎん)(Ⅱ)など)を使(つか)って水(みず)を付加(ふか)させると、不安定(ふあんてい)なビニルアルコールを経(へ)てアセトアルデヒドCH₃CHOが得(え)られる。炭素数(たんそすう)2のアルキンに水(みず)1分子(ぶんし)(新しいタブで開きます)が付加(ふか)する、工業(こうぎょう)的(てき)に使(つか)われる製法(せいほう)だ。

アセチレンの製法と酸素アセチレン炎Asatte Studio(Manazoo)/オリジナル(コードで作図)

反応(はんのう)性(せい)の違(ちが)いが生(う)まれる理由(りゆう)

アルカンが置換反応(ちかんはんのう)を起(お)こしやすいのは、炭素(たんそ)原子間(げんしかん)がすべて単(たん)結合(けつごう)(σ結合(けつごう))で安定(あんてい)しており、紫外線(しがいせん)で生(しょう)じたラジカル(不(ふ)対(たい)電子(でんし)をもつ原子(げんし)・原子(げんし)団(だん))が水素(すいそ)原子(げんし)を引(ひ)き抜(ぬ)いて新(あたら)しい結合(けつごう)をつくるためである。

アルケン・アルキンが付加反応(ふかはんのう)を起(お)こしやすいのは、二重(にじゅう)結合(けつごう)・三重(さんじゅう)結合(けつごう)のうち1本(ぽん)の結合(けつごう)(π結合(けつごう))がσ結合(けつごう)より弱(よわ)く開(ひら)きやすいためで、開(ひら)いた部分(ぶぶん)に他(た)の原子(げんし)・原子(げんし)団(だん)が結合(けつごう)して飽和(ほうわ)な構造(こうぞう)に近(ちか)づく。

アルカン・アルケン・アルキンはいずれも炭素数(たんそすう)が増(ふ)えるほど分子間力(ぶんしかんりょく)(新しいタブで開きます)が強(つよ)くなり沸点(ふってん)(新しいタブで開きます)が高(たか)くなる。鎖(くさり)が枝分(えだわ)かれすると分子(ぶんし)どうしが密(みつ)に集(あつ)まりにくくなるため、同(おな)じ炭素数(たんそすう)の直(ちょく)鎖(くさり)状(じょう)の化合物(かごうぶつ)より沸点(ふってん)が低(ひく)くなる。

確認問題

問題 1 / 4アルカンの一般(いっぱん)式(しき)として正(ただ)しいものはどれか。

確認問題(解答用紙)

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https://manazoo.com/science/alkanes-alkenes-and-alkynes/?from=print#quiz

  1. アルカンの一般(いっぱん)式(しき)として正(ただ)しいものはどれか。

    • ◯ CₙH₂ₙ₋₆
    • ◯ CₙH₂ₙ
    • ◯ CₙH₂ₙ₊₂
    • ◯ CₙH₂ₙ₋₂

    正解:CₙH₂ₙ₊₂
    アルカンは炭素(たんそ)原子間(げんしかん)がすべて単(たん)結合(けつごう)の飽和炭化水素(ほうわたんかすいそ)で、一般(いっぱん)式(しき)はCₙH₂ₙ₊₂。二重(にじゅう)結合(けつごう)をもつアルケンはCₙH₂ₙ、三重(さんじゅう)結合(けつごう)をもつアルキンはCₙH₂ₙ₋₂である。

  2. メタンに紫外線(しがいせん)を当(あ)てながら塩素(えんそ)を反応(はんのう)させたときに起(お)こる反応(はんのう)はどれか。

    • ◯ 置換反応(ちかんはんのう)
    • ◯ 付加反応(ふかはんのう)
    • ◯ 縮合反応(しゅくごうはんのう)
    • ◯ 中和(ちゅうわ)反応(はんのう)

    正解:置換反応
    メタンCH₄に塩素(えんそ)Cl₂を当(あ)てるとCH₄+Cl₂→CH₃Cl+HClのように水素(すいそ)原子(げんし)(新しいタブで開きます)が塩素(えんそ)原子(げんし)に置(お)き換(か)わる置換反応(ちかんはんのう)が起(お)こる。アルカンは反応(はんのう)性(せい)が低(ひく)いが、紫外線下(しがいせんか)ではハロゲン(新しいタブで開きます)と置換反応(ちかんはんのう)を起(お)こす。

  3. 炭化(たんか)カルシウムCaC₂ 64g(モル質量(しつりょう)(新しいタブで開きます)64g/mol)に十分(じゅうぶん)な量(りょう)の水(みず)を加(くわ)えて反応(はんのう)させた。発生(はっせい)するアセチレンは標準(ひょうじゅん)状態(じょうたい)で何(なん)Lか。

    答え:____________

    正解:22.4
    CaC₂の物質(ぶっしつ)量(りょう)は64÷64=1mol。反応(はんのう)式(しき)CaC₂+2H₂O→Ca(OH)₂+C₂H₂の係数(けいすう)(新しいタブで開きます)比(ひ)1:1からC₂H₂は1molでき、22.4L/molをかけて1×22.4=22.4L。

  4. アセチレンに触媒(しょくばい)を使(つか)って水(みず)を付加(ふか)させると得(え)られる物質(ぶっしつ)はどれか。

    • ◯ 酢酸(さくさん)
    • ◯ エタノール
    • ◯ アセトン
    • ◯ アセトアルデヒド

    正解:アセトアルデヒド
    アセチレンに水(みず)を付加(ふか)させると、不安定(ふあんてい)なビニルアルコールを経(へ)てアセトアルデヒドCH₃CHOが得(え)られる。工業(こうぎょう)的(てき)なアセトアルデヒドの製法(せいほう)の一(ひと)つである。

単元のポイント

  • アルカン 一般(いっぱん)式(しき)CₙH₂ₙ₊₂の飽和炭化水素(ほうわたんかすいそ)。紫外線下(しがいせんか)でハロゲンと置換反応(ちかんはんのう)を起(お)こす
  • アルケン 一般(いっぱん)式(しき)CₙH₂ₙの不飽和炭化水素(ふほうわたんかすいそ)。二重(にじゅう)結合(けつごう)に臭素(しゅうそ)などが付加反応(ふかはんのう)する
  • アルキン 一般(いっぱん)式(しき)CₙH₂ₙ₋₂の不飽和炭化水素(ふほうわたんかすいそ)。代表(だいひょう)例(れい)はアセチレンC₂H₂
  • アセチレンの製法(せいほう) CaC₂+2H₂O→Ca(OH)₂+C₂H₂。酸素(さんそ)アセチレン炎(えん)は約(やく)3000℃に達(たっ)し溶接(ようせつ)に使(つか)われる

出典・クレジット

単元の並びは学習指導要領に沿って作り、年号や人物などの事実は公開データと照らし合わせています。誤りに気づいたら意見箱からお知らせください。確かめて直します。テストや受験の前には、教科書や先生の説明もあわせて確認してください。

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単元のポイント
  • アルカン 一般(いっぱん)式(しき)CₙH₂ₙ₊₂の飽和炭化水素(ほうわたんかすいそ)。紫外線下(しがいせんか)でハロゲンと置換反応(ちかんはんのう)を起(お)こす
  • アルケン 一般(いっぱん)式(しき)CₙH₂ₙの不飽和炭化水素(ふほうわたんかすいそ)。二重(にじゅう)結合(けつごう)に臭素(しゅうそ)などが付加反応(ふかはんのう)する
  • アルキン 一般(いっぱん)式(しき)CₙH₂ₙ₋₂の不飽和炭化水素(ふほうわたんかすいそ)。代表(だいひょう)例(れい)はアセチレンC₂H₂
  • アセチレンの製法(せいほう) CaC₂+2H₂O→Ca(OH)₂+C₂H₂。酸素(さんそ)アセチレン炎(えん)は約(やく)3000℃に達(たっ)し溶接(ようせつ)に使(つか)われる